システムエンジニアの夫が自殺したのは自己申告制の勤務体系で長時間労働を強いられたためとして、妻らが夫の勤務先に損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えによりますと、大阪市のシステム開発会社「オービーシステム」でシステムエンジニアとして働いていた57歳の男性は、単身赴任先の東京でうつ病を発症し、去年1月、マンションから飛び降り自殺しました。
これは男性がうつ病になる数か月前の勤務管理票です。
9時から21時など切りのいい数字が並びひと月の残業時間は20時間から89時間となっています。
しかし、この会社の労働時間は自己申告制で、労働基準監督署が調べた結果、実際の残業時間は月に127時間から170時間だったことがわかりました。
男性は労災認定されています。
男性の妻らは「労働時間の過少報告を余儀なくされ、長時間労働を強いられた結果、過労でうつ病になり自殺した」として会社側に総額1億4千万円の損害賠償を求めています。
「労働時間を適正に把握する義務というのがあるんじゃないか。会社の使用者としての安全配慮義務の内容を問いたい」(原告代理人・立野嘉秀弁護士)
夫の過労死は「労働時間過少申告のため」と提訴
訴えによりますと、大阪市のシステム開発会社「オービーシステム」でシステムエンジニアとして働いていた57歳の男性は、単身赴任先の東京でうつ病を発症し、去年1月、マンションから飛び降り自殺しました。
これは男性がうつ病になる数か月前の勤務管理票です。
9時から21時など切りのいい数字が並びひと月の残業時間は20時間から89時間となっています。
しかし、この会社の労働時間は自己申告制で、労働基準監督署が調べた結果、実際の残業時間は月に127時間から170時間だったことがわかりました。
男性は労災認定されています。
男性の妻らは「労働時間の過少報告を余儀なくされ、長時間労働を強いられた結果、過労でうつ病になり自殺した」として会社側に総額1億4千万円の損害賠償を求めています。
「労働時間を適正に把握する義務というのがあるんじゃないか。会社の使用者としての安全配慮義務の内容を問いたい」(原告代理人・立野嘉秀弁護士)
夫の過労死は「労働時間過少申告のため」と提訴