ボランティアセンターのYさんを支える会

なごやボランティア・NPOセンター(指定管理者NPO法人ワーカーズコープ)の『ホームレス職員』ことYさんを支える会です。

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「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋(2)(JANJAN)

2009-10-17 | Yさん「しらんまに解雇」事件
インターネット新聞JANJANに、Yさん解雇事件の記事が掲載されました。 http://www.news.janjan.jp/living/0910/0910141606/1.php


「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋(2)

 前回記事でもお伝えしたように、なごやボランティア・NPOセンターの指定管理者・NPO法人ワーカーズコープから、「知らぬ間に解雇」されていた労働組合書記長のYさんの第一回審尋が10月9日ありました。

 
Yさんの「決起」を伝える「支える会」のチラシ(撮影筆者)
 Yさん側は、ワーカーズコープ側の解雇は不当であるし、当然のこととして、職場復帰を要求しています。これに対して、ワーカーズコープ側は、Yさんの求めている職場復帰はもとより、金銭解決の可能性も拒否し、全面的に争う構えです。

 ワーカーズコープは労働者と経営者と所有者が一致しているので、Yさんは「労働法制における労働者」ではない、ゆえに保護されないと言わんばかりの態度です。
 「なごやボランティアNPOセンター」労組書記長解雇事件、第1回審尋

 ワーカーズコープ側は、Yさんを「解雇した」理由として、以下の事を挙げています。
 Yさんの身に覚えのない事件である情報誌「交流感電池」(柴田労組委員長が発行責任者だった)事件。
 松垣所長にたいする態度が悪かったこと。
 労働組合として活動し抗議した事件。
 「団会議」に出席しなかったこと。
※この会議は、建前は組合員=労働者=所有者=経営者の権利行使の場としての会議でしたが、 実態はQCサークル(※)状態で、賃金は出ないのに業務命令は出るというものでした。そしてYさんは、勤務ではない日に出席しなかっただけでしたがそれがいけない。
(※QCサークル:同じ職場内で品質管理活動を自主的に行う小グループのこと)

 そして前回、ご紹介した「個人情報流出事件」が決定打になった、などと主張しています。しかし、Yさん側はそもそも情報漏えいがあったのかどうかも疑わしいとしています。

 もしあったとして、「大掃除事件」の際に、Yさんの私物に個人情報が紛れ込んだ可能性もあるという程度ですが、当局側はその大掃除事件すら否定し、Yさんに何が何でも情報流出事件の責任を負わせようとしています。

「シフト削減攻撃」で「ホームレス」、「監禁」で「精神疾患」になったYさん

 そもそも、ワーカーズコープ当局は、事件があった4月以降、以下のような行動に出ています。

 また、ワーカーズコープ側は、Yさんが連絡がつかない状態になっていた、と主張してきました。これに対して、Yさんは、全く事実と違うと反論しました。

 実は、YさんはNPOセンターで働いていた当時から、ホームレス状態になっていました。

 2008年8月に常勤化を約束された直後に、アルバイトを辞めるなどしています。ところが、同年9月になってシフトが半減。

 一方で、当局側は、それまでシフトを組んでいた職員からその仕事を取り上げて、松垣所長がシフトを作ると言い出しました。

 しかし、それまで2週間前にはわかっていたシフトが、ほんとうに直前になるまで出てきませんでした。一度などは、新しいシフトで働く当日の午後になって、やっとでシフトが出て、その日は、いったい誰が勤務してよいのかわからない、という状態になっていました。

 また、YさんがNPOセンターで部屋を借りて開催する市民講座の講師として呼ばれる日で、絶対にシフトは入れられない日に、わざと勤務を入れて嫌がらせをする、ということが何回かありました。このために、収入減を補おうにも補えない。そうした状態を引き伸ばされた挙句、ホームレスになっていたのです。
  ホームレス支援のアルバイト職員自身がホームレスに

 友人宅に泊めてもらったり、以前に支援したり一緒に活動をしたりしたホームレスの人の所で世話になったりをしながら、NPOセンターで働き続けていました。

 そして、情報流出事件を理由に、当局側はYさんを閉館時間以降も、いわば閉じ込め、「やった」と自白するよう、強要し続けたのです。

 その結果、「監禁事件」以後は、監禁による精神状態と、冬場のホームレス生活による健康状態の悪化により、医師の指示により「自宅加療」をすることになりました。

当局からまともな返答なく

 自宅もないので、とりあえず生活保護の申請をしつつ、しばらくホームレスを続けていました。健康状態も悪い中で方々を転々としていて携帯電話を紛失する、という事態に陥りました。
 
 そこで、労働組合の事務所を一旦、手紙や連絡のための場所として借りることにして、その旨を、医師の診断書とともに、ワーカーズコープ当局に連絡しました。

 ですが、それ以後、Yさんに対しては、ただの一度もまともな連絡はなく、ただおかしな命令書が送られたりしてきたのです。

 例を挙げるなら、『3日以内に反省文を書かないと懲戒解雇、書けば自主退職にしてやる』という文書が来ました。Yさんがこれに対して『どっちも嫌だし、不当だ』というFAXをしても、まともな返事すらありませんでした。Yさんはこのような文書が来るたびに、反論を労組委員長の同席の下にFAXしましたが、殆ど返答はなく、解雇通知すら、ありませんでした。

解雇通知もなく「荷物が邪魔だからもって帰れ」という返答

 なんと、Yさんが解雇を知ったのは「『どちらにしても解雇は不当で受け入れない』と返事をしたが、どうなったのか?」という問い合わせをしたときのことです。

 その際、「お前はとうの昔に解雇になっている。荷物が邪魔だから、送りつけるぞ。どこに送ればいいのか」という返信が来て、その結果、初めて解雇になっていたとわかったのです。

 ホームレス状態の職員に対して、解雇通知すらまともに行わずに、荷物が邪魔だと言い出したのです。

労協の理念形骸化

 もちろん、Yさんは、そのわけの分からない話に対しても「解雇通知をしてから、荷物を取りに来てくれと伝えて、それでも反応がないなら、送りつけるぞ、というのが物の道理ではないですか? 解雇の理由はなんですか? 解雇する場合に保障されている『全国会議での発言』はできますか?」と反論をしました。

 その前には、ワーカーズコープは、Yさんに対して「やったと認めて反省文を書けば自主退職、書かなければ懲戒解雇」という二択を一方的に迫り、Yさんは拒否しているので、当然、懲戒解雇になっているはずです。

 ところで、ワーカーズコープの規約によると、組合員(建前上、所有者=経営者=労働者)を除名(懲戒解雇)する際には、当該組合員には全国会議で弁明する権利が与えられます。

 しかし、その権利をまともな形でYさんに保障しようとした形跡がないのです。労働者協同組合の立派な理念は全く形骸化してしまっていることが読み取れました。

参考リンク
Yさんを支える会・仮処分申し立て第二回審尋(審理)
ボランティアセンターのYさんを支える会
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