中央線荻窪駅北口の小さな広場には駅名の由来植物として、オギの植え込みがあるがたいそう貧弱である。以前いた生態の研究室では陸上植物班の人たちが利根川の河川敷でオギの群落調査をしていた。広い面積に背の高い群落が茂って壮観であった。ウチは群落の現存量や生産量を測るタイプの研究が主だった。確か現存量は平方メートル当たり3kg(乾重)近かったのではなかったか。地上部は刈り取って測れるが地下部は匍匐した地下茎や根がびっしりで掘り出すのがすごく大変だったようだ。僕は湖の班だったのでそこを横目で見ながら田んぼの中の小さな(と言っても関東平野では深さが有数の)湖に行っていた。
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