「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログです。

「放射能」「被曝」「原発」、日本のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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2011年6月誕生の2歳児、心房中隔欠損症と門脈圧亢進症、足立区。従弟の子供、白血病を去年発症、杉並区。

2013-12-19 00:12:00 | 福島第一原発と放射能

 きちんと認識をしている方から、いろんな意味で、お辛い話をお聞きしました。初期のフォールアウトは逃れていても、2011年の3月の内に足立区に戻った妊婦の方。3か月後に産まれたお子さんに次々おきている状態の報告です。この母子は原発事故1年を待たずに、避難移住はされています。

それでも厳しい現実がのしかかることを、皆さん、きちんと認識されて下さい。

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日頃の活動に感謝しております。
2歳子供(第一子)の健康被害について、ご報告させてください。
 
私は3.11は東京在住、妊娠6ヶ月で、原発事故後の2日後に関西にほど10日間避難していました。
東京に戻る前に両親に部屋を拭き掃除してもらい、食べ物はできるだけ関西の物、
水は海外の物を飲んでいました。ただし、帰宅後にベランダ掃除をマスクをせずに私自身がしてしまいました。

食べ物についてはキノコ類をしばらく(数か月ほど)食べていました。 

出産後、子供のミルクも水も海外の物を使用して、1歳になる直前に移住しました。
 
東京の持ち家、高齢の両親、夫と私の仕事。その他の大きな問題。
「東京なら食べ物、水に気をつければ何とかなるんじゃないか」と今の生活を失いたくない願望にすがりついていましたが、
いろいろ調べた結果、そして政府の対応と世論の流れを見て、移住しかないと判断しました。
木下さんが発信し続けてくださった内容も、踏ん切りをつける1つのきっかけでした。
 
子供は4カ月健診がきっかけで、ASD(心房中隔欠損症)が判明しました。
穴が大きいため、近いうちに手術が必要です。
 
また、最近になり門脈圧亢進症もあることが分かりました。
門脈圧亢進症を引き起こす病因はいくつかありますが、うちの子の場合はごく珍しい病気で、大学病院の先生は
「20年間で10人も見ていない」とおっしゃっていました。
心臓とは無関係の病気です。他にも二分脊髄の疑いがあり、検査予定です。
肝臓にも異常があるかもしれないとのことです。言葉も遅れており、発達相談を受けています。
 
夫も私も、家族、親族に類似の病気を持つ人はいません。 
ASDはチェルノブイリでも増えた病気の1つですが、それだけなら偶然かもしれないと思っていました。
でも、あまりにいろんなことが重なるので、やはり…と思ってしまいます。
 
門脈圧亢進症が分かったきっかけは脾臓が腫れていたことでした。
血液検査の結果から、真っ先に白血病が疑われ、骨髄検査をしました。
 
大人でも相当な痛みを感じるという骨髄検査です。

まだ2歳の我が子の泣き叫ぶ声を聞きながら、胸が張り裂ける思いでした。
移住まで1年近くもかかってしまったことを心底後悔しました。
様々な事情があったとは言え、所詮大人の都合です。
この子が健康を、命を失ったら、持ち家があろうと築いてきた仕事があろうと財産があろうと、
それらは何の幸せももたらしてくれないのだと、改めて痛感しました。
 
結果、白血病ではなかったことは不幸中の幸いでしたが、
私の従弟の子供(5歳・東京在住)、去年、白血病になり、
大変な治療を受けています。ことしの初めに知りましたが、話を聞くだけでつらくて涙が出ます。
現在、生存率は8割とのことですが、
あんなに痛く、つらく、苦しい治療を受けても10人中2人は
生きて帰れないなんて、私にとっては決して「高い生存率」とは言えないです。
 
関東でまだ移住を迷っている若い方たち、子供を持つ方たちは、どうか決断して欲しいと思います。
 
私も移住して大変な時期もありましたが、新天地で希望のある生活を送っています。
今も食材に注意はしていますが、東京にいた頃よりは、はるかに楽です。
安全な地元の物が手に入りやすいので、買い物にもさほど苦労しません。
安心して子供と散歩ができるし、公園で遊ばせられます。
外食も比較的安心なので、月に数回は楽しんでいます。
 
家に閉じこもって生きることができない以上、私にとっては移住が一番ストレスがなく、
人生を楽しめると判断しましたし、それは正しかったと実感しています。
 
移住の可能性を考え、出産後、体調不良の中すぐに仕事復帰して、お金を貯めました。
夫以外に、周囲の理解は一切得られませんでしたが、精一杯頑張ったつもりです。
それでも子供の病気を思うと、もっと早く来られなかったのかと自分を責める気持ちは消えません。
自分のことなら諦めもつきますが、子供のこととなると、後悔はつきません。
多くの母親に、同じ思いをして欲しくないと心から思います。

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 妊婦、つまり胎児に、被曝影響は大きく出るので、逃げるしかないというのは、僕の中では大きい常識です。例えば、企業などで、妊婦を東京や東北に留めて、西日本などに当時避難させなかった企業は、人間のことを心配している顔をして、その内実はまったく真逆です。

 社員のことを心配しているように社長が話していても、そうした避難をさせていない会社は、真っ赤な嘘をついているだけです。

 この方におきている事象について、ある医師と話をしました。この医師は、厳しい見解ですが、僕には、はっきりとこう言われました。

「これは、見てすぐわかる話ではないですが、あきらかに奇形なんでしょうね。体内に奇形が多重に発生しているような状態です。時期によっては、ダウン症候群などの事態になっていたかもしれませんが、そういうことにはならなかった。成育の時期で、体内の臓器形成上に支障が出ていて、それが一つでなく多発しているような状態と思います。最初は、よくわからなくても、成長と共に異変に気がつく時期にもなっているということでしょう。今後も警戒が必要です。」

 この方の親族の中に東京周辺で、中学生以下のお子さんは7人いらして、3.11.以降、わかっているだけで2人に異変が起きています。これは、確率的にはとても高い話です。もしかすると、被曝に弱いとか強いとかという話をウクライナで聞かされている僕は、そうした事もふと頭を過りました。

 リアルは、時間経過とともに、さらに厳しくなると思います。しかし、僕も貴女も向き合うほかに術はありません。逃れる道はありません。

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 情報の集積は、皆に必要ですし、分析ができる人間に伝えるべきです。僕に、何か伝えることがあったら、すぐにメールをして下さい。Facebookやツイッターは手掛かりには良いですが、最終的にはメールでお願いします(後から確認するのはメールがベターなのです)。

情報提供は⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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「ウクライナ報告会の開催について」
 
 開催したい人がいるならまず僕にメールして下さい。その後、電話でお話します。ただし、具体的にどういう日程で、どういう感じでやりたいかは、明確に伝えて下さい。自身の地域で開催がないのかと聞く人がいらっしゃいますが、そういう場合は、その方が主催するのが早いです。
 聞きたい人はどこでも一定数いますが、聞くために主催する労を厭わない人は、本当に少ないです。聞きたければ、自分が主催する感覚でいて下さい。一人、要がいれば、助っ人はすぐにみつかると思います。

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年明けは、まずは愛知県で開催します。

【1/18(土) 木下黄太 ウクライナ報告会in一宮】 

●日時 2014年1月18日(土) 13:30開場 14:00開演 (16:30終了予定) 
●場所 アイプラザ一宮 (一宮市若竹3-1-12) 
●申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/132774/

  託児はありません。 座席が不要な子どもさんは無料です。 

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 昨日、お伝えした三田医院の来年3月までの新規診察予約申込は、殺到して即日でいっぱいとなったそうです。



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