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狭い国土に老朽原発が複数稼動するベルギーは、テロリスクも増大し、全国民にヨウ素剤配布の方針。

2016-04-29 02:04:05 | 福島第一原発と放射能

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ヨーロッパでは、原発に関して「リスク」として、厳しい目がむけられ始めています。

そしてベルギーは国土が狭い中に(日本の比ではありません)、原発が7基あります。

それらの距離関係が、隣国には数キロしか離れていないものもありますし、100キロ程度のエリアのなかに、相互に全国土がおさまるようなレベルだと思います。

他国も含めて万が一のときは対応できません。

近隣国ドイツでは、ベルギー原発への懸念が強いと言われていて、稼動停止を求める声も大きいです。

これらの原発のうち複数が、40年の使用期限を越えて延長して稼動しており、不具合の報告が散発的に寄せられる状況にあります。

こうしたリスクが当たり前となっている中で、テロリストがベルギーの原発をターゲットにしていた状況もあからさまになっています。

実際に最近のテロ事件の時に原発から大半の作業員が退避しましたし、イスラムテログループがベルギーの原発をターゲットにした計画が存在していたとみられています。

こういう状況下では、どうした要因であれ、原発のリスクが高い。

しかし、電力供給に不安を抱えるとされる(これに関しては当局主張ですが日本の比ではない状態の模様)ベルギーは、2025年の原発全廃は決まっていても、実現は厳しくなっているかもしれません。

そうした中で、全国民に対して、ヨウ素剤配布する方針になったということです。

様々な原発リスクが高くなっている中で、原発から半径100キロとの枠組みで考えると、ほぼその全土が影響が及ぶ範囲にあるという認識。

すこしでも現実的な対処したと考えたい当局側の感覚だろうと思います。


しかし、放射能綱渡りをしているのは、既に大量拡散している日本だけでなく、世界中であること。

更に原発の老朽化が進んでいる状態がどこでも一定数はあること。

そうした状況下で、昔は小説の世界に過ぎない感覚だった、原発テロリスクすら顕在化していること。

僕らはすさまじい危機の中を生きていることを再確認するしかないことの反映が、ベルギー全国民へのヨウ素剤配布と思います。

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 来週火曜日に名古屋で、講演会を行います。 

 

 【5/3(火・祝)原発事故後5年が経過して確認すること:木下黄太講演会in名古屋】

 

13:30開場 14:00~16:00  

 

イーブル名古屋 大研修室(名古屋市中区大井町7番25号 地下鉄名城線「東別院」1番出口から東へ徒歩3分 )

 

申込&詳細⇒ http://kokucheese.com/event/index/389685/

 

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来月、札幌でも講演会を開催致します。被曝回避や放射能防御がメインとなる講演会ですが、今回の大地震対応で見えてきた日本の現状についても話をするつもりです。是非ご参加下さい。 

【5/15(日)木下黄太講演会in札幌】  

 

「原発事故後、5年が経過して確認すること」 

 

5月15日(13:30開場 14:00開演 16:15終了予定) 

佐藤水産文化ホール3F (JR札幌駅南口すぐ) 

 

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/390798/

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「人は信用してはならない。 

人は信用してはならない。 

人は信用してはならない。 

人は信用してはならない。 

人は信用してはならない。 

人は信用してはならない。 

人は信用してはならない。」





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