「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログです。

「放射能」「被曝」「原発」、日本のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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非常に小さい放射性物質への懸念。また、本日、福島で講演をおこないます。

2011-06-02 02:08:08 | 福島第一原発と放射能

 ガイガーカウンターを借りて、先ほど、福島県白河市に入りました。高速道路は聞いていたとおり、東北道、那須塩原からずっと警報鳴り続け車内0.32マイクロシーベルトでした。、高速おりて新白河周辺の外で0.22マイクロシーベルトになり、さほど高くはない。コンクリート室内0.10マイクロで都内と同じレベル。白河よりも松戸の方が高い可能性もありそうな数値です。ただ、現地の方によれば、土のところで、0.6マイクロシーベルトは普通に出るそうですから、雨上がりで、場所の影響もあるかもしれません。午後は新白河で講演、夜は福島市で講演します。

 今回、借りたのはガイガーのTERA(MKS-05)で比較的信頼性の高い機種の一つと聞きます。等々力渓谷の上流の方の近辺で、土があるところで、0.09から0.12(0.11平均) 木造家屋内0.09。比較のため、せっかくなのでご近所、小沢一郎邸近くの世田谷区深沢あたりの路上も参考で測る。アスファルトばかりのエリアで0.08から0.12(0.10平均)。

 世田谷で、測っていて一番感じたのは、二階と路上の差があまりなく、地面と腰高の差も微妙だった。そんなに線量は高くないので、差が出にくいのか。それとも、地表に蓄積している量よりも、空間に飛び交っている放射性物質が、ポイントなのか。

 そこで、気になって話した専門家は、むしろ風によって線量が変化しないかという。そうだと答えると、放射性物質の微粒子が飛び続けているケースを想定すると、本当にたちが悪く、今回、特に首都圏のあたりは、そういう本当に細かい放射性物質の微粒子が飛んでいるという推定を話してくれた。この専門家はチェルノブイリの際には重い粒子が多く、ほとんどが地面に落ちている。福島で飛散した、放射性物質はチェルノブイリよりもかなり細かいものが多く、空気中のある高さで、飛び交い続けている可能性を指摘。下手をすると10ミクロン程度のあまりにも小さいものかもと。低線量であっても微小な粉末がまい飛び続けている状態はむしろ危険かもしれない。粒子が重ければ、地面に固着するが、微粒子がまずは呼吸から、食物から入り込んでくると。直接弱い場所に損傷をおこしかねない。放射性物質の微粉末による粘膜損傷。とすれば、のどは真っ先になる。こういうケースで、早くいろんなことが出る、母親たちの懸念は、全ては無根拠とはいえないと話す。福島の方が重い粒子が多く、首都圏の方が微小な粒子が多いという可能性も視野に入れなければとも。

 勿論、こういう想定は当たるばかりではないけれども、今回の事態には、いろんな想定を立てることは不可欠だと思う。この考え方は、一考に値するし、こうなってくると、微小な放射性物質の健康障害が、過去に具体的にあるのか気になる。チェルノブイリは、大きい粒子が多くても類似例はなかったのだろうか。

 長期間の低線量被曝の人体影響にしても、放射性物質の微小な粒子による被害にしても、分からない事が多い。今まで、はっきりとした類似例がないことが、今回はおきているのだ。とすれば、ありうる想定ケースをはやく考え、実際の症状をトレースしながら、何が起きているのかを分析する必要が、専門家に要求されるのが本質と思う。これを先にどこまで問いかけるのかで、ジャーナリストとしてのせめぎあいは僕の中に毎日ある。

 ただ、書きつづけていかなければならないとおもっている。どんな事があっても。

 

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本日の夕方のティータイムまで、延長になったイベントです。
まずは、メールやツィッター、さらにはブログ、他のSNSなどで、
この震災と原発事故から三ヶ月になる
「6月11日」のことを、あなたの大切な人や
いろんな友達にできるだけ呼びかけましょう。

内容は、皆さんの一人一人の想いがこもったメッセージでよいとおもいますが、

①「6月11日(土)午後から官邸や国会周辺に、お散歩しましょう」

②「黄色のリボンや黄色の帽子など黄色の物を身につけましょう」
  

 という二つの事だけは、必ず入れてもメールやツィッターやブログや他のSNSなどで呼びかけるのがこのイベントです。午後三時のお茶を飲みながらでもよいですし、深夜でも構わないでしょう。皆さん都合もあるとおもうので、忙しい人も、一緒にやりましょう。それでは。

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一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863

 

 

 

福島で本日、講演会をおこないます。
 
【木下黄太氏講演会in白河】
 
木下黄太氏  の講演会が
本日、新白河駅前にて行われます。
13:30より一般の方へ開場いたします。定員50名。
直接おいでください。
 
開催場所     ホテルサンルート白河  孔雀の間
                  福島県西白河郡西郷村道南東7番地 (新白河駅前)
                  Tel 0248-24-0001
 
 
本日夕方、続いて福島市内です。 
 
「ジャーナリスト木下黄太さんと福島の現在を語ろう!」
 
現在の福島には、真実を伝えられないまま選択を迫られている人々が溢れ、一人一人の意見の違いもあり、まともに話し合いもできていません。そこで今回、様々な事件に対して深く掘り下げて報道活動を行っている、闘うジャーナリスト木下黄太さんをお迎えして、ジャーナリストの目線から見た福島の現状をお話し頂き、ご来場した皆様とトークセッションをし、この後の選択肢の幅を広げて行きましょう。

●人数先着100名様まで
●開場時間pm18:00
●開始時間pm18:30~pm20:30(終了予定)
●会場福島テルサ/あぶくまの間(024)521-1500
福島市上町4-25
http://www.f-shinkoukousha.or.jp/terrsa/index.html

 

●参加費用お一人様300円(会場費として)
主催 梅田 
luna.1999.ume.k@gmail.com
(Facebook以外の申し込みはこのメールアドレスまでご連絡下さい。)
 
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46 コメント

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なるほど。 (Sakura東京都)
2011-06-02 03:39:48
木下様、
お気を付けて、福島の方々とも、良くお話なさって来て下さい。

線量と風の件、ちょうど一週間前、
四谷交差点に立って
測っておりました。
今日木下様のお持ちの物と同じ計測器です。

風の強い日で、いつも持ち歩いている新宿区、港区、吉祥寺などより、高い0.16が出ました。

風により、細かな粒子の舞いあがりを考えると、
益々危険は大きく、そして広範囲にとの推測が
充分成り立ちますね。
マスクを通り抜ける可能性が上がるわけですから。皮膚表面の傷からも入ります。

火山学者の方からの情報を載せて下さったとき
から、首都圏ももう自身の想像以上に
相当な降下物が降ってしまった、
と半ば絶望的になりながらも、
今できること
未来の世代にできることはしなくてはとの
思いも新たにいたしました。
6.11 の 呼びかけしました (potosutopo)
2011-06-02 03:47:29
いつも見てます
応援してます!!!
まだ地面に落ちていない可能性ですか‥‥ (ハマ)
2011-06-02 04:28:47
6月11日、呼びかけました。私もお散歩しに行きます。しかし、マスクと肌の露出のない服装は必須ですね。西日本から、なるべく人を誘って行こうと思っていますが、18才未満とこれから出産を希望する男女はお断りしたほうがいいかな、と思っています。
恐ろしいことです (51歳東京在住)
2011-06-02 05:35:47
首都圏がこのような事態に陥っていることも全く認識されてない方が多すぎます。恐ろしいことです。
時間との闘い (マリア)
2011-06-02 06:01:40
神奈川在住です。
懸命な活動に心から感謝いたします。

私自身はここ数週間原因不明の喉の痛みと咳で衰弱しています。
地元の医師は原因がわからないようでしたが
今まで全く経験したことのない症状なので私自身は何らかの環境からの影響によるものとみています。

確かに仕事や家庭など責任があると思うように自在には動けないのが現状ではないでしょうか?

しかし身体がひどく悪くなり対処がなくなると命を守ること健康を守ることの必然を感じざるを得ません。
時間との闘いです。

とにかく土日だけでも関東を離れて静養できるよう今できる範囲で工夫するつもりです。
冷静な行動を (東京在住)
2011-06-02 07:00:31
木下さん、いつもありがとうございます。

ここ1ヶ月程、コメントの「ガヤ」が多すぎですね。

こちらのブログは冷静な大人ばかりで、
コメントにも情報源が多いため、
コメントもチェックしておりました。
4月は静かなもんでした。

先月中頃から「ガヤ」が目障りです。
それは注目度が増した証でしょうけれど。

「ガヤ」をなだめるのも、批判するのも、間違いです。
「ガヤ」は放置しましょう。

この3ヶ月弱、
放射能を浴び続けてきた事実は紛れもなく、
一方政策は見事なまでに大した進歩がありません…

完全に手に負えていませんね。(というより、負う気がない?)
手に負えていないのは、政府だけに言うのではなく、我々も同罪です。

原発廃止!

Unknown (MAR)
2011-06-02 08:47:15
いつもありがとうございます。
先日の松戸の講演会に参加させて頂きました。
有意義な時間でした。また参加したいと思っております。

今回の記事で合点がいきました。

松戸市に住むうつの史行議員のUSTREAMで配信されている放射線レベルを毎日参考にしているのですが、(自宅2階で測定)

ほぼ毎日0.12~0.20

時々換気をしてる。外との線量はあまり変わらないと仰ってました。

私は放射性物質はほとんど地表に落ち留まっているんだろうと思っていたので、何故2階と外と同じなのだろう?
いつまでも線量に変化がないのは何故なのか?と疑問に思ってました。

ものすごく小さくて軽い粒子が飛び交っているというのなら納得できます。

先日の台風の強風でどこかへ吹き飛ばされたかもしれないと思いましたが、相変わらず線量に変化がない。
毎日のように福島から飛んできているのでしょうか。怖いです。
郡山市でも (悠)
2011-06-02 09:08:37
白河市と福島市での講演の開催ありあがとうございます。いち福島県民として、県民の一人でも多くの人に危機感を抱いてもらう機会としてとても嬉しく思います。

私もぜひ参加したかったのですが、いずれの場所も心身不安定な私には一人で行くのにはちょっと遠く…。
福島市の方々は比較的危機的意識をお持ちのようだと聞きました。

それに比べ郡山市民は…

郡山市でもお時間ができれば開催をお願いします。
また、本日の講演が実りあるものになるよう願っております。
いつもありがとうございます (&Kids 川崎市)
2011-06-02 09:29:10
すっかり普通に過ごしている周囲の環境の中、緊張感を保ち続けるのはとても難しいので、こうして警告を出し続けて頂けるのはとてもありがたいです。
「今解らない事」は解らないから安全ではなく、出来る限り日々の生活の中でも予防していきたいと思ってます。
講演会、皆さまと実りあるお時間が過ごせますよう、道中お気をつけて。
チェルノブイリのかけはし… (Unknown)
2011-06-02 09:30:45
の、野呂代表が三軒茶屋の講演で同じようなことをおっしゃってました。

汚染のひどかったベラルーシでも、
遠くの汚染地帯の方が粒子が細かくタチが悪いと。

細かい方が遠くに飛びやすい。
重い方が近くに残る。
非常に理にかなってるなぁと納得しました。

ちなみに、0歳児、幼稚園児、私、
親子ともども喉の調子が治りませんが、
病院に行くと喉は赤くないと言われます。
黄砂の影響と思いたいですが、不安です。

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