「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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柏から避難母子が偶然再開は同級生母子、お互い放射能避難と分る京都移住フェス。施設地下で思わぬ物乞い。

2014-10-12 08:09:49 | 福島第一原発と放射能

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【 「疲れて体育が受けられない」仙台と埼玉で初期被曝し西日本に移住、中学生と小学生のお子さん2人が尿に潜血 】
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京都の避難・移住フェスにおいでいただいた皆様、おつかれさまでした。ご協力いただいたあきやまただしさん、更にスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

今回は、午前・午後にわたって、長時間となりました。

午前の上映会は、やはり避難者よりも、一般の方が多く詰め掛ける状態となりました。この上映を見逃した方も多かったからと思います。

午後は、あきやまさんのパフォーマンスに笑うお子さんやお母さん達が多かったのが、とても印象的です。実は、「ここまでやるのか」「ここまでやらせるのか」というコミカルなアクションの連続でした。このパフォーマンスが、3.11.以降は、沖縄でしか見られなくなっていたのを、僕は残念に思いました。

また、バイオリンとフィドルの競演は思っていたよりもレベルが高く、この被曝問題で「放射能防御プロジェクト」で中心的に頑張っているスタッフに、2人もこんな高いレベルの演奏家がいることに、3年も経過して気がつく僕は、ダメだと実感しました。

そして、少し面白い現象がありました。来場者の話です。

柏から避難している母子が二組来られていました。この方達は、何年かぶりに、この会場で再開されたそうです。

同じ保育園か幼稚園に、お子さん達が通っていて、元々は顔見知り同士だったそうです。

お互いに、地元から、いなくなったことは知っていましたが、連絡はとりあっておらず、このイベントで数年ぶりに偶然出くわして、感激していました。

 双方とも、「もしかしたら、放射能避難したのかなあ?」とは感じていたようでしたが、直接確認することはなかったそうです。こういう心理的距離感覚は、3.11.以後の首都圏ではよくあると思います。

 確かに、世田谷でもひとつの小学校で学年に2人くらいいなくなった人たちはいるようですし、東南アジアに突然母子留学した話も聞こえてくる状況ですから、ホットスポットの柏からなら、もっとそうした状況がおきてもおかしくありません。しかし、こういうように普通に京都で再会できることで、皆さんの避難移住生活にも違うメリハリができることも間違いありません。こういう話を聞くと開催して、僕はよかったと強く思う次第です。

 これから数日は西日本は台風対応ですが、それが過ぎたら、僕は北海道に伺うことになります。

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旭川は次の土曜日開催! ご参集下さい。

 【10/18(土)旭川講演『チェルノブイリからみえるニッポン』~北海道を生き抜く~ 】

 12時開場 13時開演

 開催場所 旭川市市民活動交流センターCoCoDe(ココデ)ホール(北海道旭川市宮前通東)

 申込・詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/215418/

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帯広は参加問い合わせが相次いでいるようです。 

 【10/19(日)木下黄太講演会 in帯広「広がる放射能汚染の真実!」 】

 開場:14時 開演:午後14時30分 

 場 所 :  とかち館 帯広市西7条南6丁目2 

 詳細⇒http://tokachinet.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html 

参加申し込み先  十勝ネット市民の会事務局

E メール:tokachinet@gmail.com 
☎   0155-66-9231  FAX  0155-66-9281
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 今回の避難移住フェス参加者、京都周辺にもともとお住まいの方から、メールを頂きました。フェスの簡単な感想と、彼女が会場施設の地下で見かけたある出来事を書かれています。

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ひとまち交流会館での避難フェスに参加させていただきました。
この日を迎えるまでにご準備等、本当にお疲れ様です。
朝は映画と、昼からのライヴには親子で参加できました。
 
わたしは移住者ではありませんが、被爆回避の点で孤立感を感じている現状です。
 
さらに日本のリアルを感じた出来事がありました。
ひとまちの地下でお弁当をたべる前から、二人の少年がいることには気が付いていました。
彼ら(おそらく兄弟)が、あちこちのテーブルに行っては
「くんくん美味しそう、ちょうだい」
「100円ちょうだい」
「何食べてるの?」
「お母さんは家で寝てる」
と近寄ってました。栄養状態はかなり厳しいと一目でわかります。
 
木下さん、映画後に、本当にこれが日本なのかとまた落ち込みました。
 
その後のライヴ素晴らしかったです。 
くれぐれもお身体にお気をつけて下さい。
今日はありがとうございました。

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 このフェスで使用させていただいた施設は、いろんな人がアクセスして出入りすることを自由にさせている施設です。ですから、実はいろんな人がいろんな目的で、訪問します。こうした施設の存在が、セーフティーネットになっていることも、実は多いだろうと僕は思います。お子さんのこうした存在を、僕はここで見かけたことはありませんが、「豊かな日本」というのは、どこかの政治家による虚構ということも、こうした出来事ですぐ気がついてしまうものです。僕は、被曝回避という観点で、いろんなことを皆さんにお伝えしているのですが、そういう観点に留まらず、いろんな形で皆さんの視座が拡がる事が出てくるのは、望ましい話であると僕は思います。そういう意味では、避難移住した人に限らず、地元の方が、こうした機会に来場されて、いろんな認識が深まるきっかけ事例として、紹介しました。

なお、今回のイベントで、避難者の方などに簡便なアンケートをお配りしていて、「放射能防御プロジェクト近畿」に実務的に参加されたい方には、メーリングリストもご招待しています。

また、今回のフェスでは、実は上映会、さらにパフォーマンスイベントがメインで、僕はあまり来場した方とお話できていません。このことが、近畿グループのスタッフの方からも要請があって、二週間後に、大阪でミーティングを開催することに致しました。ミニ講演会と、更に講演以上に来場した皆さんと、意見交換をする機会を長く設けて欲しいという要請で開催するものです。僕は開始時間ぎりぎりに来場予定ですが、終わった後は、何も予定を設けておりませんので、懇親会も含めて、長く対応してお話できるように致しております。懇親会は主催者が、安全食材を提供する予定もあるみたいで、参加者に限りがありますので、早めにお申込下さい。

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 急遽、開催決定! 【10/25(土) 木下黄太 大阪ミーティング】

 申込⇒http://kokucheese.com/event/index/220194/(定員100名)

3月の大阪ウクライナ報告会から半年、放射能防御の現況を確認し、これから関西で出来ること、やるべき事を、話し合います。割といろんな話をお互いに話しましょうというのが、コンセプト。大阪で活動されている方達から、時間を取とって話をする機会を設けてほしいというお話があって、急遽設定されています。

・13:00受付開始 13:30~15:30 懇親会も別途予定。

・淀川バイブルチャーチ(大阪市都島区毛馬町3-3-26)全禁煙  大阪駅より守口車庫行きバス15分、毛馬橋で下車歩3分
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職探しに頑張る、らいよん君はここでも読めますよ⇒⇒⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/

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