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「泳ぐのに適している」と断言し、福島県や自治体が発表する海水浴場、その海底におけるセシウム汚染。

2014-07-04 03:38:18 | 福島第一原発と放射能

 

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福島第一原発です。井戸で汲み上げた地下水から今までで、最も高いトリチウムが検出されています。

この水は海に放出するはずのものです。しかし、海に流すための基準は超えています。

トリチウムは2300Bq/L。

コントロールができていない現実がこうしたことからも良くわかります。


しかし、海への汚染放出がコントロールできていないのに、「海で泳げますよ」と福島では言われます。

ニュースなどが伝えているところによると、「いわき市の勿来海水浴場と四倉海水浴場などで行われた放射性物質検査で、セシウムなどは検出されなかった。」ということだそうです。

空間線量はいずれの場所も原発事故以前と同じ程度」だから、「泳ぐのに適している」と福島県は言っているそうです。

いわき市の海水浴場のデータを確認してみました。いわき市の計測データです。

まず海水です。

 海水に関して、この採取した水で、海底に沈むセシウムが少しでも検出されていたら、完全にアウトです。そこまでの状態は、まだ幸いにしてないようですが、もちろん他の核種など、全ての放射能リスクがないとは言い切れません。

さてこの海水浴場の海底に放射性物質は存在しないのでしょうか。

これを確認するだけで、四倉海岸では40Bq/kg近いセシウムが海底にあります。勿来海岸では150Bq/kg近いセシウムが海底にあるようです。

つまりセシウム(他の核種はわからない)の上を素足で歩き、セシウムの上で泳ぎ、セシウムと直に接触している海水で泳ぎましょうというのが、こうした海水浴場の実態です。

「泳ぐのに適している」と福島県が伝えていることを、本当にそうだと聞く人が、他県や他国では、果たしてどの程度いるのでしょうか。

是非、福島で泳ごうと薦めること。

こんなところで泳ぎたくないと考えること。

どちらが、狂気なのでしょうか。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
言葉が足りなさ過ぎ (Kei)
2014-07-05 02:38:03

確かに海水のセシウム汚染がなかったのは事実なんで、
泳げるのかもしれないけど、

海底に足を付けず、
海底をかき回すような泳ぎ方をせず、
ボートからジャンプして、静かにそろそろ泳げる

ってことですよね。


「プルトニウムも飲める」
って言っていた教授もいましたので、

人間なんでもやろうと思えば危険を顧みないでできるのかもしれないけど、

泳げても、泳がない方が、良い場所だと思いますし、

いくら偉い人が
「泳げる」と言っても、

本当に泳いじゃう人がいるのは、
何かよからぬ目的を持って泳いでるか、
もう、救いようのない馬鹿だと思います。

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