「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「ブログ読者のみなさんへ。」

2015-02-16 11:53:25 | その他

ブログ読者のみなさんへ。


実は秋口から、相当悩んでいる話があります。

被曝問題に関してのことではありません。

僕が被曝問題以外のテーマに言及したり、多少は避難者に和んでもらおうと企画したイベントも、うまくいっていない状態があります。

特に被曝関連以外で、外部からそれなりのゲストや知識のある方を呼んできても、その意味がブログ読者には全く伝わっておらず、機能していないようです。

僕は原発や放射能の問題は圧倒的に重要だと理解していますし、被曝問題が当面明らかにメインテーマであることは変化はありません。

しかし、それ以外のリスクも日本では具体的におきていて、そのことについて僕から特に見えていることがあって、そうした内容を、参加しやすいスタイルや形式で提供しておこうと考えていました。

僕が情報として優位性があり、伝えることでいろんな形で役に立つと思えたからです。

わざわざ外部のゲストをブッキングしてそうしたものを提供しようとも思いました。

しかし、そうしたことに本当に関心が薄いことを危惧しています。

秋に京都で開催したイベントは、アニメで著名なクリエイターの方のパフォーマンスでした。避難者へのプレゼント的に開催したつもりでしたが、そういうものに僕のブログ読者、特に読者のうちの避難者がまったく反応しないことがわかりました。僕の中では、善意的な感覚があって開催したつもりでしたが、そういうことは欲していないことを実感させられました。

これならば、情報的に意味を感じないものには、反応しないことなのだろうと、まだ僕は甘く解釈していました。

ところが、今回はイスラム国関連のトークを東京で開催することにしたのですが、この反応が異常に悪く、翌日の被曝関連のイベントや、翌々日の名古屋での三田先生との講演に比べると、予約者が相当に少ない状態です(翌日開催する被曝関連は午前満員、午後も残席が1席です。翌々日の三田医師との名古屋講演も殺到している状態で、こちらも座席数が150席くらいのため、満員が予想されます)。

ちょっと悩んでいます。

僕から被曝関連以外のコンテンツを提供しても、ブログ読者やフォローされている方達は、関心が薄いようです。

かなり内容があっても、そうしたことは関係ないようです(僕はこのテーマでは実は相当に話せますし、話したい内容もあります。大野議員が専門領域のエキスパートであることは言うまでもありません)。

メールマガジンなどでは、このテーマを読みたくて購読された方もいたのですが、どうやら全体としては被曝問題とまったく反応が違います。

そして先日、別団体が主催し、プレスセンターで開催された大野議員の講演会は、僕が主催しているものよりも、参加費が6倍だったのに、満員と聞きました。

こういう試みを皆さん相手におこなうのかどうか、難しいと感じています。被曝リスク以外のリスクが多面的に発生していて、それが例えば海外避難や日本でも大都市圏で生活している人には関わる話になってきているのに、そうしたことも伝わりません。

僕と大野議員は、原発事故前もそうなんですが、原発事故後も何回か連絡は取っていますし、例えばバンダジェフスキー博士の院内会見で、議員本人が参加している数少ない政治家でもあります。個人としての僕の信頼感があります。

更にもう少しはっきり書くと、今回のイスラム国関連で裏側でどういうことが起きていて、実際に今の政府状況の背後も含めて、お互いで相当に裏トークができる状態です。

何というか、読者の情報バランス感覚というのが、僕が感じているのと相当に違うみたいですし、情報というものについて、どの程度、真剣に考えているのか、難しい部分があると思います。

いずれにしても、今週末までの申込み状況で改善がされない場合は、開催自体を中止することも考えなくてはならないと僕は思っています。

被曝問題以外にも、危機的な状況があることを伝えておかないとならないのは、イデオロギーの話や安倍政権が憎いというような話のレベルではありません。いろんなリスクが増大していることをきちんと認識してもらおうというのが、僕の言説の根幹にあるのですが、その状況として伝えたいと感じています。しかし、伝わらないようなら考え方を改めるしかありませんし、そうした情報に関してのシビアさのない読者ばかりを相手に、被曝問題を中心にブログを毎日公開するのが良いのだろうか?実は、そう感じています。

僕は徹底した人間なので、こういう情報発信も受け止めたくない読者はいらないという感覚が強くなっています

例えば被曝問題に関しての情報発信はメルマガだけに限定して、ブログには殆ど書かなくする。

ブログには、連日、他のテーマばかりを書くことなども僕は考え始めています。


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 3/13(金)夜 大野元裕&木下黄太 リアル・セッション IN 自由が丘

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『イスラム国人質事件と安倍政権対応、僕らが晒される脅威』 
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 詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/262128/

(リンクにバグが出ている指摘があり修正しました。)

被曝問題などでも徹底した姿勢を崩さない、ラジカルなジャーナリストの木下黄太。 

さまざまな話題で、現実を直視するシリアスな専門家を招いて、リアルなトークセッショッンを開催。 

今回は、イスラム国とその対応を巡って、我々に起きつつある脅威を伝えます。  

イラク問題のエキスパート、イラク戦争の際に、 CIAも顔負けの綿密な情報分析をテレビで披露したことで有名な、大野元裕氏。 
イラク大使館の専門調査員をつとめ、中東調査会の研究員、そして現在は民主党の参議院議員。 
イスラム 過激派に関して日本有数の識見があり、尚且つ政治家でもある大野氏と徹底トークをいたします。   

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  スピーカー: 大野元裕(参議院議員、中東調査会非常勤研究員)

                 木下黄太(ジャーナリスト、著述家、アクティビスト) 

  3/13(金)18:30受付開始19:30開演21:30終了予定(間に休憩有) 

 奥沢区民センター第一会議室(定員115席) 世田谷区奥沢3-47-8 

自由が丘駅南口徒歩9分、東急目黒線奥沢駅すぐ。 
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【最初の検査では問題がなかった子ども達が、甲状腺がん疑い8人(うち1人確定)という福島の状況、医師2人の分析】 

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