「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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放射能が原因の場合、外資生保が支払い拒否条項追加は間違い⇒無断引用、拡散の「原発問題」ブログに警告。

2014-12-21 17:37:33 | 福島第一原発と放射能

毎週金曜夜に配信、木下黄太メールマガジンの最新号 [第46号 2014/12/19]の内容。

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【 「火曜サスペンスもびっくり!!「近所に変死(⇒突然死)が多く、警察や鑑
識に慣れっこになった」という、福島・郡山からの便り 】
【 「黒い物質」とも見える釧路の放射性物質汚染集積、その付近で確認されて
いる植物奇形 】
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続きは購読してお読み下さい⇒http://www.hoshanobogyo.com/

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僕はこのブログに関しては、記事は自分で書いていますから、当然、記事内容は全て責任を負っています。

しかし、コメント欄は、運用している期間は、余程、変な中傷がある場合などを除いて、原則そのまま掲載していました。

名誉毀損的な法的違反でないか位は確認しましたが、通常の掲示板よりも、やや厳しい程度の運用基準でよいと判断していました。

ですから、情報に関しては玉石混交だろうと、当初から考えています。

しかも個人が運用しているブログとしては、一時期は信じがたいくらい、メッセージが入っていましたし、その書き込み全ての事実関係は、当然ですが確認していません。確認したものは、ごく一部、ブログで記事化したものもありますが。コメント書き込みは、原則は法的問題が発生する蓋然性が高いもの以外、ほぼ掲載していました。

自由なネット空間を維持する為には、それが適切であろうという判断でした。

しかし、内容の真実相当性がはっきりしないそうした書き込みを、無断引用し、さらに別途、おおがかりに拡散する輩が、何人も出てくるとは思いませんでした。

まずこの話は、生命保険の免責の話です。元々書き込まれているのは、僕の2012/07/20ブログ記事

給食のパンが、関東東北の小麦使うなら、給食とは絶縁するしかありません。 

コメント欄への書込みコメントです。このコメントは前後のつながりも、記事とのつながりも全くありません。

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被曝原因は保険金支払い拒否 (Unknown)2012-07-20 14:46:14

アメリカ系列の生命保険会社は「放射能被曝が原因と思われる傷害や死亡保険金の支払いは出来ません」
という条項を【保険金が支払われない場合】という条項に書き加えた。

日本の保険会社については不明ですが追随する恐れは大です。
アメリカン〇〇やアフラックなどアメリカに本社を持つ保険会社の契約者と新規加入契約者は確認が必要です。
政府が否定する被曝は、今後はアメリカ系列保険会社が証明することになり、その場合は政府に保険金を請求できますが支払われるか?

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このコメントを「原発問題」というブログが無断引用して、それだけで、記事にしたのは、2012-07-23 22:31:17 のようです。 コメントが書き込まれて三日後。http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/b2f587a225e428ab01da49e75ef67ea4

こうした無断引用は、許される話ではありませんが、「原発問題」というブログはこれを繰り返しています。著作権を含めて、許される話ではありませんが、このブログ主は再三再四警告しても改めません。本当に最低の妨害ブログです。こうした無断引用を平気でしているブログを引用する時点で、まずは人として大丈夫かと、僕は強く疑います。

この書き込み内容に関して、今回、少し確認しました。

損保の関係者に聞くと、そもそも損害保険では、昔から、放射能による免責事項が存在するそうです。原発事故などの場合に、高線量が出て、いろんな損害が起きた場合に、免責となっているのは、少なくとも福島第一原発事故前からです。戦争などと同じ扱いで。

しかし、生保にはそうした免責事項は表立って記載もありませんし、業界内でそうした存在は具体的に聞こえてきません。

例えばアフラックの約款を見ても、放射能による免責事項は存在していません。http://www.aflac.co.jp/yakkan/

全ての外資系に確認はしていませんが、概ね似たような状態と思います。

「木下さん、これ同じような間違いをしている人がネットで他にもいるから、そもそも損保の免責と生保の免責を混濁しているのではないですかね。」とも言われました。

そもそも放射能影響で〇〇がおきたという断定がなされない状態の中で、どうやって死亡事例を放射能影響と非放射能影響に区分するのでしょうか。その方法論が、存在するならば教授して下さい。

政府が認めている避難区域内の話ならばまだしも、一般的な関東や南東北エリアなどで、保険会社がこの死亡は被曝原因とそもそも断定していかないと、免責事項があっても(現実に存在していないが)、適用することは極めて難しいです。

そんなことをどうやって保険会社は判断していくのですか?どういう医師が、保険会社の為に、国内でそういう判断をするのですか?

たぶん、無理です。こうしたことからも、この書き込みは間違いだろうと思います。

こうした間違った書き込み内容は、僕のブログのコメント欄にも他にも多くあると思います。僕はこれに制限を過剰に加えていなかっただけです。何回か、きちんとした書き込みだけが続くように、制御を試みたこともありましたが、無理でした。嫌がらせも含めてトラブルが続いた為、現在はコメント欄は新規書き込みができないように閉じたままです。

ほとんどの、まともな読者は、これを踏まえて読んでいると思います。

こうした内容を、独自記事のように掲載している「原発問題」ブログが異常なだけです。

こうしたことが続くようなら、弁護士経由で法的措置をとらないとなりません。こんな意味のない雑務が増えるばかりで、本当に、この被曝関連はまともな話を伝える能力がある人は少ないです。

なお、今回、改めて「原発問題」の無断転載が発覚したのは、ツイッターやFacebookで当該記事を拡散させている、兵頭正俊という人物がいるためです。僕はこの人物は、ネット上で存在を認知しているだけで、これまでやりとりなども特にありません。現実には、全く知らない人です。

兵頭氏は、こういうツイートもしていました。こうした内容に数百人がリツイートなどの反応をしているを確認して、読者レベルの低下も凄まじいと僕は思います。

[関東・東北の皆さん、米国系列の生命保険会社は、「放射能被曝が原因と思われる傷害や死亡保険金の支払いは出来ません」という条項を【保険金が支払われない場合】という条項に書き加えました。日本の保険会社のように甘い世界ではありませんよ。...

どうやら、この方は、有料メルマガを2011年から出しているらしいですが、そうした有料媒体を出している人間が、僕のブログの間違いコメントを無断引用で拡散する「原発問題」ブログから孫引きし、更に拡散させているのを確認して、あまりにも酷い状況に驚きます。

社会常識では、ありえません。

こういうことばかりが、被曝関連の近くでは、よくおきていることを、皆さんはどう考えているのか、伺いたいと僕は思っています。特に発信側的な立場になろうとしている人の中で。

被曝回避の発信側は全て仲間という意識が、こういう事例に直面する度に、僕の中で相当に薄れていると思ってください。

しかも、こうした間違いを是正する記事よりも、間違いを拡散させる話にばかり飛びつく読者側の人達が数多くいます。

そういう方々に言いますが、はっきり言って酷すぎます。


本当に愚かです。


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 だけらちゃんはこちらでも⇒⇒⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/

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日本のリアルな現状から、福岡という位置をどのように捉えるか。東京から岡山へ移住し初の来福となる三田医師と、震災後全国で講演し福岡でも定期的に講演を重ねてきた木下黄太。この二人による待望の本音トークです。 トークイベントにぜひご参加下さい。  

 【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】

 申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/

2015年1月25日(開場14:00/開演14:30)

福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8 

地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分

バス→明治通り「赤坂門」バス停から徒歩5分、国体道路「警固町」バス停から徒歩3分

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来年の皮切りとなる講演、それが熊本。

【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】 

2015年1月25日(日)  9:30開場 9:45開演  

場所/市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室 
熊本市中央区桜町1番3号  

熊本交通センター(バスターミナル)から徒歩2分、もしくは市電の花畑町電停から徒歩すぐ。

 詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

#37 数百万人もの癌発症

ドイツの原子力発電所における破局的な大災害発生の際には、数百万もの人びとが著し
い健康被害を覚悟しなければならない。
ドイツ連邦経済省が委託した調査では――チェルノブイリ事故の経験を考慮して――ドイツ
で重大な原発事故の後に想定される健康被害を試算している。例えば原発ビブリスで破局
的な大災害が発生した場合、追加で 480 万人の癌発症者が見積もられている。加えて、放
射線や避難、故郷の喪失によって直接的、もしくは間接的な健康被害の数々が加わる。