「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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日本の出生数速報値が半年で50万人に届かず、年間100万人を下回る可能性とウクライナ人口減少の比較。

2014-08-27 01:17:15 | 福島第一原発と放射能

10人限定

9/6日(土) 木下黄太 被曝を考える東京ミーティング】

13:00より受付 13:15~15:15終了予定  会場:品川第二地域センター和室 南品川5-3-20

 メルマガ読者中心の東京ミーティングをおこないます。メルマガ読者の皆さんは、金曜日に送信したメルマガ29号に記載されている申込方法でお申込下さい(現在受付中)。

 一般の方は、こくちーずで10人限定とします。メルマガ読者とあわせても少人数の会となります。

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/208711/

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人口動態統計の速報値が出ています。

ことし1月から6月の出生数は、49万6,391人。前年同期は、51万371人です。 -1万3,980人となっています。 2.7%減りました。このまま推移すると、2014年、日本の年間出生数が、はじめて100万人を切る可能性も出ています。

なお、死亡数はほぼ横ばいです。

これは、何を意味しているのでしょうか。

ウクライナでおきている人口減少を思い出さないとなりません。

 例えば、ウクライナの人口減少に関して、経済的理由と移動の自由が得られたことだけで、全てを説明しようとしている、それなりの学者の論説には下記のようなものがあります。

http://www.euij-waseda.jp/eng/news/post-17.html

こうしたことも、25年間で700万人近い人口減少をもたらした要因のひとつであるとは思います。しかし、この言説で言っているとおり、結局多くのウクライナ人が、どこに消えたのかよくわからないと書いていて、話は破綻しています。

答えは簡単です。

国外に逃げたウクライナ人だけでなく、そもそも亡くなっていくウクライナ人が一定数います。

そして、こうした人口減少をおぎなうのには、出生数が維持されなければなりません。

しかし、その出生数が維持できなくなったのが根幹です。しかも、それは、ウクライナでは原発事故後とリンクしておきていて、自由化による移動ばかりが根幹でないのはあきらかです。

原発事故がおきた1986年に80万人弱だったウクライナの出生数は、四年後の1989年には1986年と比較して、10万人近く減少し70万人弱の出生数です。そして2000年前後には、86年の半減である40万人程度しか出生数はありませんでした(最近は少し回復傾向)。

日本の出生数は、福島第一原発事故当時の2011年は105万806人です。去年、2013年は102万9800人。そして、もし今年上半期の傾向が、このままの状態で続けば、原発事故四年後となる2014年の出生数は100万の大台を切るかもしれないということです。

ウクライナほどの出生数低下ペースではありませんが、それでも顕著に日本でも出生数が減っている状態は、見えてきている状態です。

100万人の大台を切るかもしれないという感覚が、差し込んできています。

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【30代知人男性に相次ぐ心筋梗塞による死亡、先天性リンパ奇形や悪性リンパ腫】

 

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下記の写真は、下村博文文部科学大臣のFacebookより引用しました。

「福島県双葉郡八町村の教育長の皆さんが、県立中高一貫校開校の支援要望に来られました。素晴らしい新たな学校を双葉郡に開校することにより、子供達を故郷に戻したいという期待です。協力したいと思います。」という書き込みが、同じ下村博文大臣のウォールにありました。

文部科学大臣と、こうした顔のおっさん達が、子ども達を福島に連れ戻そうという企みばかりしているということです。

なんというか、どんなに耳ざわりのよい学校を作って、自分達の将来にプラスになるようなブランド的鼻薬をかがされても、そこに放射性物質の危険は厳然として存在します。

でも、地域政治家たちにとっては、その地の権力構造を形だけでも維持することが、彼らの死活問題です。

だから、こういう取り組みを続けます。

板橋区で東京都議会議員を長年努めた下村文科相が、そうした人たちと心性的にシンクロしやすいのはよくわかります。皆さんも確認して下さい。

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定員の七割を超える予約となっていますので、申込はそろそろお急ぎ下さい。

 

【9/6日(土) 木下黄太 講演 IN 横須賀】  横須賀文化会館 中ホール

 

  http://www.yokosuka-bunka.info/culture/bunka_about.html

 

 18時半受付/19時~ 21時半。

 

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/208372/  

 

もしくは、

 

◆申込⇒miwaty20020415@gmail.com  

 

 ※お名前、連絡先、必要枚数(他の参加者名)、同伴されるお子様の有無をお書き下さい。

 

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放射能汚染防御の最前線、名古屋で開催! 

 

【9/7(日) 木下黄太講演 IN名古屋】

 

福島第一原発事故から三年が経過した2014年の夏、改めて「放射能防御の基礎中の基礎」について語ります。

 

13:30開場 14:00開演

 

名古屋市女性会館 視聴覚室 (イーブルなごや 中区大井町7-25 地下鉄「東別院」1番出口徒歩3分 )

 

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/191843/

 

問い合わせ nagoyanonuke@gmail.com

 

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