「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「国の方針でアレルギー以外の子供は牛乳を飲む」と言われ始めた京都。5/18(日)札幌ウクライナ報告会。

2014-04-11 00:32:04 | 福島第一原発と放射能

急遽開催決定! 札幌でのウクライナ報告会。

5/18(日) ウクライナ報告会 IN 札幌】

13:30開場。 1400開演~16:00終演予定(三十分程度は延長可能性あり)。

佐藤水産本店文化ホール (札幌市中央区北4条西3丁目交洋ビル3)

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/164701/

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下記は、この前の沖縄・浦添での報告会に関して、琉球新報の若手記者が書いた記事です。

 ここの記事の中でも、食の安全が言及され、特に給食についてどう考えられるのかが、場内でも終了後に意見交換されていました。

 この給食の問題で、実は厳しい変化がおき始めているのではないかという知らせが届いています。

微細な変化なので、これをもって本当に大きい変化が起きていると考えるべきなのか、どうなのか難しいところではあります。しかし、こうした微細な変化から、大きな流れが起きることがよくあるというのが僕の見解です。報告されている方は、僕もよく知っている人で、その感覚からも、この事例は更に気になっています。

京都の話です。

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帰宅すると二件の留守電が。小学生の子供、新しい担任の先生から。
これで、ピンときました。
案の定、すぐに三回目の電話が掛かってきました。用件は、「給食の牛乳について」です。

◎昨年度のやりとり

うちは昨年度、事前調査票のようなものに 「牛乳は不飲でお願いします」と書いて提出。

給食がスタートする前日に担任の先生から電話があり、

「牛乳を不飲とのことです が、理由は?アレルギーですか?」という問い合わせがありました。
「アレルギーではありません」と答えたところ、
「ではなぜですか?」と問われたの で、以下のように答えています。

 「主に理由は二つあります。一つは食習慣の問題。給食はほとんど米飯ですよね?うちではお米のごはんと一緒に牛乳を飲むという食習慣はありません。
 二つ目は放射能の懸念です。ご存知のとおり、3.11以降、国の食品にかんする基準値は大幅に引き上げられました。その後数値は下げられましたが、この数字とて、安心できるものではありません。
 京都市は国の基準の半分という、一般食品50Bq/Kgを提唱して感謝はしています。ですが、この数値にしても充分ではないと考えています。
 チェルノブイリの事故の際に、乳製品に放射性セシウムが濃縮されることはすで に実証されています。よって、乳製品を飲食することによるリスクは高いですし、できるだけ避けさせたいと考えて家庭では対処しています。
 給食も毎日の問題ですので、この点から飲ませたくないと思っています。」


--ここまでの問答は昨年度のものです。先生は納得したという感じではありませんでしたが、ともかく「わかりました」ということで受け入れていただきました。よって、うちは給食の牛乳はずっと飲まずに来ました。
 給食時にはお茶も出ないということだったので、毎日家からお茶を水筒に入れて持たせています。

◎今年のやりとり

 先生「昨年度、牛乳を飲まないということで一年やって参りましたが、今年から方針が変わりまして、アレルギーでない場合は飲んでもらうということになりましたの で…。あの、診断書を持ってきてもらわないと、飲まないというわけにはいかなくな りましたので。」
 

私「昨年の担任の先生にはお話をしていますが、うちはアレルギーではありません。ですので、アレルギーによる診断書を持ってこいと言われましても、どうしても ということなら出してもらえないことはないかもしれませんが…?」
 

先生「はい、ですが今年から方針が変わりまして…。」
 

私「それは国の方針ですよね?ですが、将来的にもし子どもになんらかの健康被害のようなものが出た場合、国や学校は責任をとれませんよね?子どもの健康に責任を持つのは親の役目だと思っています。
 そういう観点から、子どもに、アレルギーではなくとも牛乳を飲ませたくないと思っています。診断書はどうしても必要ですか?」
 

先生「いえ、どうしてもということではありません。ですが、昨年度は牛乳を飲まないということで給食費から牛乳代を差し引いていたと思うのですが、今年からはそういう対応はできなくなります。」
 

 私「はい、全体のために致し方ないということでしたらそれは了承しますが、しかし
 おかしなシステムですね。要りませんと言っているのに。」
 

先生「はい、そうなのですが…要らない人の分も配られてしまうので、その分は処分するかだれか他の子が飲むか、ということになります。」
 

私「おかしいですね。すごく変だと思います。最初から要らないということがわかっているのですから、一つ数を減らしてくれたらいいだけのことですよね。 おかしいと思いますが、ともかく代金を支払うことは了解しました。ということで、今年も給食時に牛乳はうちは飲まないということでお願いできるんですね?」
 

先生「はい、そういうことでお願いします。」
 
なぜこんな電話があったかというと、食物アレルギー児童に、医師の診断義務化させるように、文科省が有識者会議できめて、全国の学校に先月末、通知されているからです。

学校給食にまつわるリスクはアレルギーだけではありません。アレルギーのような即時反応がなくとも、からだに入れないほうがいいものはたくさんあります。添加物然り、農薬然り(ポストハーベスト含む)、そして放射性物質然り。
家庭ではある程度目配りができても、給食となると心配の種をすべて除去することは不可能です。
自治体によっても給食にまつわる取り組みはさまざまに異なります。
また、地産地消が基本だと思いますが、3.11以降はその地産地消を唱えることが、逆にリスクを高める地域も生まれてしまっています。

いずれも、子どもには何の責任もないのに、リスクをかぶるのは子どもたちです。
給食の安全性を高めるために行政交渉をすることももちろん必要ですが、まずはすぐできることから、と給食をやめさせてお弁当を持たせる家庭も増えています。うちはまだお弁当にはしていませんが、牛乳だけはやめています。

ですが、国がハッキリ「給食を食べさせる」方向に舵を切ってきていますので、給食に不安をもつ保護者にとっては今後ますます、交渉ごともむずかしくなっていきそうです。

先生・学校の対応も千差万別ですし、冷静に見極めながら、あの手この手でこのむずかしい状況を打開していきたいと思います。

子どもたちの命と健康を守りたい。それだけですから。


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京都のような比較的いろんな対応可能と考えられる地域でも、こういう現象がおきてきます。

被曝という事象が起きた後に、どのように食品に対応するのか。

特に、食育という美名の下に、実は食逝くともいうべき事態が進行しているのが現実の日本です。

端に給食は、子供を育てるための力というよりも、一方では食品の大量消費システムとしての役割、そしてもう一方では、同じ食事をみなに摂らせ続けることにより、全体の雰囲気に従う子供を無意識に形作る役割を担っていることに、他なりません。

 放射能が拡散したという状態が、より鮮烈にその部分を切り取っています。しかし、これは今までの日本の実相が新たに切り取られただけかもしれませんが。

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  被曝防御という観点で、全国の給食関係者にどのような認識を持たせる事が可能なのか。まさにいろんなことをさらに始める必要があります。

 前提として、日本全国の給食でどのような問題があるのか、この自治体ではこうだ、この学校ではこうだという問題について、メールで知らせてみてください。

 

もちろん、こんなに良い事をこの学校はやっているという話でも良いと思います。

いろんなことで意味がある話が多ければ、給食放射能防御110番を開催しても良いかもしれません。

給食関連もこちらへメール⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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 移住のメッカとなっている岡山で、来週土曜日にウクライナ報告会を開催いたします。

 【4/19(土)ウクライナ報告会 in 岡山】

13時半開場 14時開演 

きらめきプラザ(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館)3階 (岡山市北区南方2丁目13-1)

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/148732/

4/21(月)に、東京で甲状腺や血液像を確認し続けてきた三田医師が、

岡山で開院予定です。来場している皆さんにはその情報もお伝えいたします。

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給食対応では全国でスバ抜けていた徳島でも開催。

【4/20(日) ウクライナ報告会 IN 徳島】

開場13:00 開始13:30~16:00

アスティとくしま 3F第2特別会議室 (徳島市山城町東浜傍示1)

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/155644/

予約すると、当日料金よりは、やや安いそうです。

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  【5/17(土)木下黄太ウクライナ報告会in 函館】

13:30開場、14:00開演 

場所 市民会館大会議室 函館市湯川町1-32-1 

入場料大人800円、学生無料 (予約不要)

原発に反対する函館市で、原発の問題を考えている市民や、被曝による健康被害を考えている皆さんに、ウクライナでおきている現況をお伝えします。 

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【放射能防御プロジェクト 北米】 を設立しました。

 

 参加申込⇒https://www.facebook.com/groups/RDP.NorthAmerica/

 

 北米大陸に今いる方で、放射能防御に関心のある方がメインですが、北米大陸と仕事や人間関係でつながりのある方、過去に在住歴のある方、これから移住を計画している方などの参加も歓迎します。