昨日、ソンクラーンは “今日から” なん～て、言っていましたが 違いましたネ。
通常は 13日～15日ですが、13日が日曜日で 週末と振替休日を 合わせ、殆んどの会社が
12日から16日まで５連休となりますから、もう 昨日から ソンクラーンは始まっており、
スクンビット通りの夕方には、すでに 水かけを 行なっていました （苦笑）。
今年は、直前の土曜12日、さらに17日・18日を 加えて20日まで休みとして、９連休とする
会社もあるため、一部の企業では完全に 再開できるのは21日以降になるようですヨ。
が、既に ソンクラーンに伴う交通事故が多発しているようです。 全土で379件の事故があり、39人が
死亡、402人が負傷しています。 この時期の事故は 大半が飲酒によるもので、先が思いやられます。
近年は ソンクラーン期間中、事故や車やバイクへの水かけによる事故の他、性犯罪も増加するため、
警察当局では毎年対策に苦慮しているようで、昨年は 車を 使った水かけを 規制する動きもありましたが、
各方面からの強い反対で取り下げられた経緯が … タイでは益々アルコールが悪者になってしまいます。
一方、タイ政府観光庁は このソンクラーンを 観光の目玉にもしており、今日から 特に13 県を 選んで、
外国人観光客向けに祭りの期間を 拡大、2000万バーツの予算を かけて数々のイベントを 企画するとか。
この独特で伝統的なイベントを 強くアピールし過ぎたのか、今年は こんな事件？ がありましたネ。
＜日本でも人気のネコジャンプの二人…＞
シンガポールでイベント会社が、タイのソンクラーン （水かけ祭り） を そっくり真似、ネコジャンプや
カノムチーンといったタイの有名歌手も招待して開催する予定でした。 しかも有料で、です ・・・
これにクレームしたのが、タイ政府観光庁です。 「このイベントが世界的に宣伝されることで、この
ソンクラーンがどの国のモノなのか混乱させることになる。 また、水かけやバカ騒ぎといった祭りの
要素だけが強調されており、本来タイで培われてきた先祖に感謝し、自然に感謝するといった
伝統的な側面がないがしろ にされていることが一番問題だ」 としています。
＜お年寄りに感謝の意を 表しての儀式…＞
これって、“自国の若者にも言ってあげてよぉ～” と思うには、ワタクシだけでしょうかネ。 タイの
若者も、先祖に感謝し自然に感謝するといった伝統的な側面を 忘れているような気がしますがねぇ～
結局、タイの文化を 盗んだとされたイベント会社は、水かけ祭りを 中止したようです。 タイはタイで
同時にタイ政府観光庁が、ソンクラーンの名称を 国際登録することを 急いで検討しているとか。
＜マレーシアのジョホールバルからシンガポールへ…＞
シンガポール政府も中止になって良かったようです。 この国はマレーシアから一部水を 買っている
国ですからねぇ～ 水道局も 「水はすべての人々に供給されるもの。 無駄に掛け合って、遊ぶだけの
ために供給することには賛同できない」 とコメントしています。 相当の水を 使いますからネ。
タイは ソンクラーンがあるので、「世界で一番 水を 使用する国」 なんて、噂されるほどですからネ。
ソンクラーンも内外に 色々なモノを 提供してくれるようになりました！
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