菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

2014/01/31  日記  冬満月

2014-01-31 20:10:00 | (2)日記

2014/1/31 () 旧暦: 11 祝日・節気: 旧正月、朔 日出: 642 日没: 1707 月出: 628 月没: 1740 月齢: 0.22 干支: 壬寅 六曜: 先勝 九星: 三碧木星

今日の季語: 冬満月

clip_image002
(浜中会津 来て見なサイト
http://kitemina.kenori.jp/category/1439117.html
より転載)



冬満月の俳句:

・湖も山も墨絵ぼかしに冬満月 森岡正作

・たかだかと冬満月や湖きらら 中川悦子

・何よりの妻の元気や冬満月 永田哲心

・外にも出で冬満月に立ち尽す 船橋とし

・犬連れて冬満月の下歩く 辻のぶ子


冬の冴え冴えとした夜空の満月は、美しい。
朧月とは違って、切れ味するどい満月だ。

天と地と夜と月と闇とあらゆるものが交歓し響きあう夜の中にあって、其処に足を踏み入れたものは、感覚も研ぎ澄まされたものになっている。

なにか起こりそうな、何が起きても不思議ではないような非日常性を感じることが出来る。

船橋も辻も心の隅々まで冬満月の光りに照らされて感覚を澄ませている。


今日は、旧暦11日の旧正月。
中国では春節で、伝統的なお正月だ。
沖縄では、昔は新正月と旧正月両方を祝うところが多かったが、 最近では旧正月を祝うところは少なくなった。

糸満地区では、旧正月も祝われているそうだ。
お屠蘇の代わりに泡盛を酌み交わし、雑煮の代わりにソーキ汁、 大根やにんじん、豆腐などの煮付けを食べたそうだ。

正月の有り様も時代とともに変わっている。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/30  日記  雪催

2014-01-30 20:00:00 | (2)日記

2014/1/30 () 旧暦: 1230 祝日・節気:  日出: 642 日没: 1706 月出: 539 月没: 1628 月齢: 28.66 干支: 辛丑 六曜: 大安 九星: 二黒土星

今日の季語: 雪催(ゆきもよい)

2012年正月・金沢雪模様.avi

http://youtu.be/ws6mn5X9q9U



『雪催:雪気、雪雲、雪曇、雪模様、雪暗、雪意
三冬
             
いまにも雪が降り出しそうな天気のこと。雲が重く垂れこめ、空気も冷え冷えとしてくる。』(季語と歳時記)


雪催の俳句:

・餌台に鳥の混み合ひ雪催ひ  斎藤博子

・五箇山の空の低さよ雪催  吾妻好子

・幾度か空仰ぎをり雪催  田原陽子

・屋台から味噌焼く匂ひ雪催  小林玲子

・音絶ゆる母亡き庭や雪催  西岡裕子

・降り立てば父なき郷の雪催  峰幸子


庭に置かれた餌台に鳥達が集まっているのだろうか。
雪がすぐそこまで迫っていれば、鳥達にとっては
大変だ。
雪見だとか雪合戦だとか言っていられない。餌が取りにくくなる前に、お腹を満たしておかなければ凍え死にしてしまう。

富山の五箇山は冬は空が低いようだ。
新潟の冬の空も、厚い冬雲が空を低くする。
雲は毎日動かず、何時去ることもなく留まっている。
毎日が雪催いの日々だ。

札幌の冬空は、暗くはない。
青い空が広がる日もある。
しかし雪国だ、遠くに黒い雲が現れたかと思うと、次第に近づいている。
気が付くと空には黒い雲が到着し、冷たい風が吹き始める。
すると、もう青空は嘘のようになり、吹雪が始まる。
札幌の雪催いは、判りやすかった。

母無き庭も父無き故郷も雪催いの日は、辛く寂しい。
頼るものが居ない冬は寒いばかりだ。

ここ南の国の沖縄には、雪催いはない。
雲は流れてくるが居座ることも雪を連れてくることもない。
酔いつぶれてベンチで寝ても凍死することはない。
キジムナーに怒られるだけで済むありがたい土地柄だ。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/29  日記  寒牡丹

2014-01-29 19:50:00 | (2)日記

2014/1/29 () 旧暦: 1229 祝日・節気:  日出: 643 日没: 1704 月出: 445 月没: 1518 月齢: 27.66 干支: 庚子 六曜: 仏滅 九星: 一白水星

今日の季語: 寒牡丹

「雪の由志園内寒牡丹にこもを囲って」

http://youtu.be/XvA_mR-UQdU


『冬牡丹 (ふゆぼたん)
(寒牡丹(かんぼたん))

・牡丹(ぼたん)科。
・学名
Paeonia suffruticosa
var. hiberniflora

Paeonia : ボタン属
suffruticosa :
亜低木状の
hiberniflora :
冬咲きの、冬に開花する

Paeonia(パエオニア、
ペオニア)は、
ギリシャ神話の
”医の神”「Paeon」の名に
由来する。
学名 P
 
 
・お正月に見に行きたい花♪
・防寒のワラ囲いと
マッチしている♪

・花は「牡丹」と同じだが、
特別な管理をすることで
冬の間に咲かせることが
できるそうだ。
二季咲き性の牡丹を使う。
地温等のコントロールが
かなり難しそう。
開花時期は1月頃。       
        ...
』(季節の花300)


寒牡丹の俳句:



・羽二重の花びら揺るる寒牡丹 青木陽子



・寒牡丹しんと日射の透きゐたり 岡淑子



・寒牡丹いま渾身のまくれなゐ 野口香葉



・寒牡丹いのち滴る思ひかな 神蔵器



・寒牡丹こころ立てなほして離る 田中藤穂



・寒牡丹あまた見し夜は風呂熱く 岩上とし子


雪の積もる寒さの中、厳しい環境の中でも生きている生物は多い。雪の下で春を待っているものは多い。

寒牡丹が違うのは、そのような厳しい環境の中で、花を開くことだ。

熊のように寝て春を待つことが出来ない人は、目を覚ましているしか方法はない。
色と黒のモノトーンのような色調の中で生きることが普通の生活になる。

寒牡丹を目の前にする時、モノトーンの世界から色のある世界に導かれ、いのちの輝きに感動する。
野口は渾身のまくれなゐを透して、神蔵は直接命を見ている。

田中は寒牡丹の介護を得て心が元気になり、岩上は身体が活発になっている。
寒牡丹は、精神科と外科を担当する名医であるようだ。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/28  閉店した嶺吉食堂  (那覇・西)

2014-01-28 23:15:00 |    沖縄お店


嶺吉食堂は昨年1226日に閉店してしまった。
今日はもう営業していないことはわかっているが、営業を終えた店の様子を見たくて行ってみた。

今日も良い天気で青空の下、昔のままの姿で変わっていない。
まだ営業開始時間前のような様子だ。

clip_image002

だが、入口の前に立つと、閉店の貼り紙とご挨拶が掲示されている。

clip_image004

clip_image006
「転再開は検討中」書かれているのが明るいニュースだ。

昨年末の閉店が近づいた11月、12月は、店を惜しむお客さんが県内のみならず、本土からも駆けつけ大変な人だったようだ。
日によっては、早い時間に売るものがなくなってしまい店を閉めざるを得なかった時もあったようだ。

この辺りの様子は、嶺吉食堂のFacebookに書かれている。
https://ja-jp.facebook.com/pages/%E5%B6%BA%E5%90%89%E9%A3%9F%E5%A0%82/143146519060112


この建物は、那覇市の再開発事業により2月末には取り壊され、見ることができなくなる。
聞いた話では、那覇市はこの地区を公園にする計画だそうだ。

何処にでもあるような公園を作るために、此処にしか無い嶺吉食堂を無くすのは、文化的な行政でもなく、観光振興の点でもマイナス効果しかない事業だと思う。
前回久し振りに訪れた漫湖は昔日の姿はなく、全国何処にでもあるような市民公園になっていた。
土木・造園業者には嬉しい再開発かもしれないが、市民や本土からの旅行者が希望するものではないはずだ。
公園にすることは止むを得ないにしても、嶺吉食堂の移転再開の早期化を市が助成援助するようなことがあって欲しいものだ。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/28  琉球茶房 あしびゅーなぁ  その1  (那覇・首里)

2014-01-28 23:10:00 |    沖縄お店


咲元酒造で、粗濾過44度の購入を済ませた後、昼食のためあしびゅーなぁに向かった。
この店は2度目の訪問になる。

赤瓦の琉球古民家を利用した料理店と言うコンセプトの店の一つだ。
観光客が多く訪れる人気店になると、当初の沖縄らしいゆったりとした空気が失せてしまい、ビジネスライクなマニュアル化されたサービスに変わってしまう店も出ているが、この店はそうではない。


clip_image002
首里城から県立芸大への道を下ってくると、目立っ広告が施された店構えではないので気づきにくいが、ひらがなのあしびゅーなぁの白い看板が目印になる。

clip_image004
赤瓦の上を見上げると晴れ渡った空に、緋寒桜の枝がピンク色の花を咲かせ始めている。
厳寒の東海地方の寒さからやってくると、目の前にある春が目に染みる。

clip_image006
入り口に立て看板はあるが、小さなものだ。
奥の方に沖縄そばの看板も見える。
庭木に隠れ奥が見えないので、通りすがりには入りにくいかもしれない。

clip_image008
看板を左に行くと店の入口になり、右に行くと庭がある。

clip_image010
庭には珊瑚の白砂が敷き詰められ、京都の寺院の石庭のように波の模様が描かれている。

clip_image012
予約をすれば庭に面したオープンデッキで食事をすることができるらしい。


入り口で履物を下駄箱に納め、受付を済ませれば席に案内される。
席は建物内の畳敷きの座席のほか畳敷きにテーブルと椅子、庭に面したオープンデッキの席がある。

既に、多くの観光客が着座しており写真は撮れなかったが、かなり多くの人を収容できるスペースが有る。


<ランチメニュー>
メニューの柱は、沖縄そばになる。

clip_image014
トッピングが三枚肉の沖縄そば、ソーキ、てびちの3種類がある。
単品も可能だが、ご飯がセットされた定食もある。
人気店なのだが定食でも940円の価格はリーズナブルだ。

clip_image016
島料理はチャンプルーが柱になるが、烏賊墨やグルクン唐揚など沖縄を感じさせるメニューも並んでいる。

前回は、ふーちゃんぷるー定食(840円)を食べたが、ちゃんぷるーと言うよりイリチーに近く、麸を真正面に押し出したものだった。
筆者はふーちゃんぷるーが好きでよく食べるのだが、好みは香ばしく炒められているものだ。
口に入れると香ばしい香りが口に広がり、噛むとジューシーな出汁の旨味が出てくるものであれば言うことはない。
この店のふーちゃんぷるーは、正にそれだ。


汁の定食もある。
clip_image018

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/28  琉球茶房 あしびゅーなぁ  その2   (那覇・首里)

2014-01-28 23:00:00 |    沖縄お店

今回注文したのは、てびちの煮付け定食。
嶺吉食堂が閉店してしまった今、変わるべき煮付けを探さなくてはならない。

clip_image020_thumb
これがてびち煮付け定食890円。
煮付け単品680円との価格差210円で、ご飯、吸い物、刺し身、もずく酢、漬物、フルーツが付くのでお得だ。

clip_image022_thumb
てびち煮付け。
嶺吉食堂程の豪快さはないが、大きなてびちが二つ、厚揚げ、人参、昆布、さやえんどう。
出汁の色は濃い目だが、味は薄塩の味で上品な味わい。
てびちはプリプリとトロトロの中間の食感でコラーゲンたっぷりだ。
高齢者、女性にはお薦めだ。
えんどうは緑の色合いが良く、シャキシャキとした食感。


clip_image024_thumb
ジューシーは昆布だしの上品な味つけ。
塩・醤油の味は濃くなく薄味。

clip_image026_thumb
鮪の赤身。
意外にと言っては失礼だが、旨味のある刺し身だ。
刺身の妻の海藻は以前にも書いたが、シコシコとした食感があり美味しい。

首里周辺の食堂の定食には、お刺身がつく。
定食に刺身を付けるのは伝統的スタイルのようだ。
首里以外でも付ける食堂はあるが少なくなってきている。

clip_image028_thumb
もずく酢。
爽やかな酸味は、柑橘系の果汁シークヮーサーが入っていそうだ。
単なる定食の小鉢だが、人参や大根の彩りがあるのもうれしい。

肝心のもずくは養殖のコシのないものだが仕方がない。
好みとしてはもう少し細く、シコシコとした歯ざわりがある方が好きだ。

clip_image030_thumb
吸い物。昆布だしのお澄し。
麸、ワカメ、刻みネギ。

clip_image032_thumb
フルーツは、生パイナップル。
熟したもので甘酸っぱさの押しのあるフレッシュなもの。


琉球茶房あしびうなぁは、名前からのイメージはcafeだが実態は沖縄料理店だ。
通りすがりで店の入口に立つと奥が深く、料亭地のような感じで敷居が高そうに見えるが実態は庶民的な沖縄料理店で、庭を眺めながらで落ち着いて食事ができる。
首里というTOP観光SPOTにありながら、雰囲気もよく値段も意外に安いのでお薦めできる食事処だ。
席数は多いので必ず予約が必要でもなさそうだが、庭に面した縁側の席は予約が必要のようだ。


【データ】

琉球茶房あしびうなぁ
TEL
098-884-0035
住所: 沖縄県那覇市首里当蔵町2-13
営業時間: 11:30
24:00
ランチ営業、

定休日: 不定休
駐車場: (店舗裏 (昼1時間無料、夜500円))
ホームページ:
           
http://www.ryoji-family.co.jp/ashibiuna/una_top_page.html




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/28  日記  初不動

2014-01-28 20:20:00 | (2)日記

2014/1/28 () 旧暦: 1228 祝日・節気:  日出: 644 日没: 1703 月出: 347 月没: 1411 月齢: 26.66 干支: 己亥 六曜: 先負 九星: 九紫火星

今日の季語: 初不動

clip_image002
(古懸不動尊 碇ヶ関村商工会
より転載)


 
毎月28日は不動明王の縁日で、1月の最初の縁日が「初不動である。


初不動の俳句:



・むさし野の雲ふはふはと初不動 村沢夏風



・正月の末の寒さや初不動 久保田万太郎



・炎より弾ける火の粉初不動 松永浮堂


・明王に会うてみたしや初不動 金井利信



・初不動背後に白き達磨の目 赤田炎樹



お不動さまは、古代の昔から今にいたるまで,日本国民に広く信仰されてきている。
日本人は,神仏に祈願をしてきたが、それは、悩み,苦しみからの救いと願い事の成就のためだ。
神仏は数限りなく存在するが、観音,地蔵,不動尊は三大信仰と呼ばれ、特に人気がある。

観音様、お地蔵様は見ていて優しく側に近寄り、擦り寄りたい気持ちにさせる形容をしているが、不動様は恐ろしい表情をし、手には剣を持っている。
こんな怖いものを何故敬い尊ぶのだろうか。

『また、密教経典によれば、不動明王とは釈迦が悟りを開いた菩提樹下の坐禅中に煩悩を焼きつくしている姿だとしている。釈迦が成道の修行の末、悟りを開くために「我、悟りを開くまではこの場を立たず」と決心して菩提樹の下に座した時、世界中の魔王が釈迦を挫折させようと押し寄せ、釈迦に問答を挑んだり、千人の少女に誘惑させたりしたところ、釈迦は穏やかな表情のまま降魔の印を静かに結び、魔王群をたちまちに説破し、超力で降伏したと伝えられるが、不動明王はその際の釈迦の内証を表現した姿であるとも伝えられる。穏やかで慈しみ溢れる釈迦も、心の中は護法の決意を秘めた鬼の覚悟であったというものである。他にも忿怒の相は、我が子を見つめる父親としての慈しみ=外面は厳しくても内心で慈しむ父愛の姿を表現したものであると言われる。[2]
Wikipedia

人間は弱い。
悟りへの道を進みたいと思っても、すぐに日常の世の煩悩に妨げられてしまう。
強く願うほど己の弱さに思い至ることになる。

こころから煩悩からの脱却を願う時、不動明王の憤怒のありがたさが理解できることになる。

新しい年の最初の月の終わりに、特に初不動として不動明王に参拝するのは、良い心がけということが出来る。
よく言われるように“願心無ければ気力無し”である。

金井は、軽口的に詠んでいるが、迷いは深いと言わなければならない。己の弱さを解っている。

ギョロリとした達磨の眼の眼光に、射すくめられている自分をイメージできれば、そこから煩悩を抜ける道が見えると赤田は言っている。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/27  田舎 農連市場店  (那覇・開南)

2014-01-27 23:00:00 |    沖縄お店


350
円のソバと言えば、ぼそぼそのソバに汁をぶっかけただけの駅ソバをイメージしてしまう。
何の飾りも拘りもない駅ソバの潔さは、それはそれで個性なのだが、親しみを感じるものではない。

この店の350円の軟骨ソーキソバは、違う世界のものだ。
このクオリティーの軟骨ソーキソバが、どうして350円なのだろうかと、不思議に思ってしまう。


clip_image002

寒い名古屋を飛び立って、マイナス気温の空気から10度以上の空気の中に入ると、手足だけではなく肺まで緊張から開放される。

開南の通りに面したこの店は、いつもタクシーが停まっている。
客待ちのタクシーではなく、運ちゃんがソバを食べるために停めているのだ。

前を通るたびにそれが気になっていたのだが、名古屋から来れば建物の外で食べるとしても寒くはない。
行ってみることにした。

clip_image004
350
円を支払い食券を購入して、待つこと1,2分、殆ど間をおかず登場したのが、この軟骨ソーキソバ。
大きめの軟骨ソーキが二つ入っている。それ以外は薬味のネギだけで蒲鉾などは入っていない。
紅しょうがはテーブルに用意されているので、欲しい人は困らない。
牛丼に紅しょうがは好きなのだが、沖縄そばに紅しょうがを入れて出されるのは好きではないので有難い。

ソバは、丸まった状態で汁の中に隠れている。
バラバラにほぐすほうが食べやすいので、汁の中で解き放つことになるが、中まで熱が通してあるので簡単にほぐれる。
バラバラになると、ソバの量も多めになる。

clip_image006
煮こまれた軟骨ソーキは、とろとろとコリコリの中間の硬さで、程の良い食感だ。
専用の大釜から取り出されてトッピングされた軟骨ソーキは、軟骨ソーキの旨味を充分につめ込まれている。

出汁は、鰹節の魚介の旨味と豚の動物系の旨味が切れ目なくブレンドされ渾然一体となっている。
健康にいいかどうかは別にして、残らず飲んでしまう旨さがある。
有名店でも汁に動物の脂の脂臭さが鼻につくことがあるが、この店の汁は上品さを感じる。
これはこれで一つの贅沢を感じさせる。

ソバはほぐさず丼に入れて出てくるが、中でほぐして食べている内に丁度良い硬さの食感になってくる。
ソバの熱処理にも合理的な計算が施されている。

食べ終わったあとに残るのは、満足感・納得だ。
軟骨ソーキ、汁、ソバ、どれも非の打ち所がない。
上品ささえ感じることができるこのクオリティーが350円。
不思議な世界だ。

路上に並べられた椅子以外には、店内に5つ程の椅子しかなく、お世辞にも綺麗とはいえない店構え。
だが、出てくる軟骨ソーキソバは350円の価格が不釣り合いの品格を持っている。
この不思議さが、居心地の良さを感じさせる...

ボロは着てても心は錦という歌を思い出し、口ずさんでみたくなった。



【データ】
             
田舎 農連市場店
TEL
: 非公開
住所: 沖縄県那覇市樋川2-3-1
営業時間            11:00~翌
2:00
ランチ営業

定休日: 不定休
駐車場: 無
ホームページ:
             
http://www.otj.jp/soukisoba/index.htm


食べ終わって、店内のお兄ちゃんに聞いてみた。
営業時間はグルメ情報サイトでは、11時になっているが、朝9時ごろからやっているとのことだ。

以下の記事で取り上げた店は、矢張り姉妹店との事だった。
2013/10/26 沖縄本島旅行第3日目 ソーキそば 田舎 公設市場 北店」

http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/266cfccf3f941c53f8ae76c0f410a64b



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/27  日記  冬菫

2014-01-27 20:10:00 | (2)日記

2014/1/27 () 旧暦: 1227 祝日・節気:  日出: 644 日没: 1702 月出: 245 月没: 1310 月齢: 25.66 干支: 戊戌 六曜: 友引 九星: 八白土星

今日の季語: 冬菫

clip_image001

『冬菫: 寒菫、冬の菫
晩冬

春を待たずに咲く菫を言う。暖かい地方の日当たりのよいところで見ることができる。』(季語と歳時記)


冬菫の俳句:



・山の日の仄かに甘し冬菫 池尻足穂



・鎌倉に尼寺一つ冬すみれ 佐野つたえ



・炎上の塔の跡とふ冬すみれ 岡本まち子



・散策の日溜り浄土冬菫 北尾章郎



・泣きやみて涙大粒冬すみれ 斉藤小夜




団地には、様々な花が咲いている。
自然の花も無くはないが、多くは植えられた花である。

中央のメイン道路にそっては、団地内の花の愛好会が同炉端の花壇の管理を任されて、季節毎に花を植えている。
各家庭も庭に花を植えたり、道路に面した狭い土地に花を植えたりしている。
冬の寒い時には花も少ないが、この時期多いのは三色すみれだ。

雪の降るような寒い日も、花を咲かせたまま乗り越え、春が近づくといち早く、今までの元気ではない花をすぼめて、大きな花を咲かせる。

冬の寒い日、小さな弱々しい花を咲かせながら冬に耐えているのを見ると、頑張れと声を掛けたくなる。
たまさかの陽射しが射していたりすると花は嬉しそうだ。

北尾は、陽射しと菫とともに春の訪れを願っているのだ。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/26  日記  鴨鍋

2014-01-26 19:50:00 | (2)日記

2014/1/26 () 旧暦: 1226 祝日・節気:  日出: 645 日没: 1701 月出: 142 月没: 1217 月齢: 24.66 干支:丁酉 六曜:先勝 九星:七赤金星

今日の季語:鴨鍋

「鴨鍋」


http://youtu.be/-koQSa1cXDk



『鴨鍋(かもなべ)は、鴨肉を白菜やねぎなどの野菜、豆腐などと一緒に煮込んで作る料理のこと。

猟師などは自分で調達したマガモの肉を使うが、一般的に市販されている鴨肉は殆ど飼育されたアヒルあるいは真鴨とアヒルを交配させた合鴨である。鴨からは良質の出汁が出てコクがあるが、昆布などで軽く出汁をとってもおいしい。

宮内庁の鴨の猟場として有名な千葉県市川市の新浜にある鴨料理専門店では、陶製の浅い鍋でまず鴨肉を焼き(鴨自体から脂がでるため油を引く必要は無い)、野菜と共に割り下で食べるというすき焼き風の鴨鍋が名物である。あっさりとした出汁で食べる鴨鍋の場合は、火にかける前にだしと野菜を鍋に入れ、野菜の上に鴨肉をおいて煮る方法もある。いずれの鍋も、鴨のコクを充分に楽しむ為、最後は雑炊も良いが、蕎麦を入れ〆るのが常識。

古くは、豊臣秀吉が大阪で鴨の飼育を奨励したという記録や、平安時代から飼育されていたという説などがある。その名残から、関西地方では「すき焼き」が夏のスタミナ料理とされていたという説もある。大阪で根付いた合鴨産業は明治時代末期に始まった。現在は大阪府松原市のツムラ本店が「河内鴨」というブランドで合鴨肉を取り扱っている。大阪、神戸には「河内鴨」を使った鍋を提供する飲食店があり、鴨の造りから鍋までフルコースで味わえる。

鴨の肉は一見油が多く感じられるが、牛肉などと違いコレステロールが少なく、不飽和脂肪酸やビタミン(AB2)などが多く含まれており、健康上の懸念は比較的少ない。「不飽和脂肪酸」は、植物油に多く含まれているもので、常温で固まらず、血中コレステロール値を低下させる作用があるといわれている。さらに「合鴨」には、牛、豚肉に比べてミネラルやビタミン類が豊富に含まれ、鉄分は豚肉の2倍、レチノール(ビタミンA効力)も牛、豚肉の35倍の数値ともいわれる。』(Wikipedia


鴨鍋の俳句:


・鴨鍋の湯気にはるかの伊吹山服部裕子


・鴨鍋といへばかの店かの主大橋敦子


・鴨鍋やふくらみすぎし話の輪水原春郎


・鴨鍋の近江の芹よ白葱よ大橋敦子


・鴨鍋のさめて男のつまらなき山尾玉藻




伊吹山をはるかに望む部屋で鴨鍋を楽しむ服部は羨ましい。いくら寒くても鴨鍋を食べれば寒さなど飛んでしまうはずだ。

鴨鍋は、矢張りこだわりのある店メニューだ。
こだわりのある店にはこだわっている店主がいて目を光らせているはずだ。
店主の目に適った素材や調理法や酒が出される店は、掛け替えの無い店だ。そんな店を幾つか知っている人は幸せだ。

鍋を囲みながらの会話は楽しい。
気心のしれた同士であれば、話は弾んでも、どこまで飛んでいっても大丈夫だ。

鴨鍋は鴨の旨味を吸った野菜が美味しい。
勿論鴨肉も美味しい。
鴨肉は癖があるからと敬遠する人もいるが、筆者は好きだ。ブロイラーの鶏肉など比べ物にならない旨味を持っている。
そして、一番は汁。
鴨や野菜のエキスが融けだした汁は旨味がいっぱい。
これで、雑炊にするのが一般的だが、呑兵衛には汁そのものが肴だ。
汁を肴に味の厚い純米酒の熱燗を酌めば最高だ。

山尾はもったいない。
冷めてしまっては鴨鍋も男も美味しくはない。
男だけでなく女も同じだが。

鴨鍋も恋も熱いグラグラのうちにふうふうするもの。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/25  日記  初天神

2014-01-25 20:00:00 | (2)日記

2014/1/25 () 旧暦: 1225 祝日・節気:  日出: 645 日没: 1700 月出: 039 月没: 1130 月齢: 23.66 干支:丙申 六曜:赤口 九星:六白金星

今日の季語:初天神

clip_image002
(北野天満宮初天神
アンティークウォッチを探して東西南北
http://blogs.yahoo.co.jp/hidekazuhishiki/52480728.html

より転載)


『初天神: 天神花、天神旗、宵天神、残り天神
新年

一月二十五日、天満宮の初縁日。二十五日であるのは祭神の菅原道真が、承和十二年六月二十五日生、延喜三年二月二十五日没のため。京都の天満宮では境内一円に露店が並ぶ。大阪の天満宮は、芸妓が宝恵籠に乗って練り込み、亀戸天神では鷽替えの神事が行われる。』(季語と歳時記)


初天神の俳句:

 

・御鏡に振る鈴うつり初天神中田余瓶

 

・初天神太鼓橋より通りやんせ百瀬ひろし

 

・初天神百のともし火またたけり芝山喜久子

 


・初天神学問の絵馬恋の絵馬結城一雄

 

・紅すこし初天神といひて濃く上村占魚




京都北野天満宮の初天神は賑やかだそうな。
京都は年中行事がしっかりと定まっていて飽きることがない。近くにいないのが残念だ。

神社への参拝・祈願は勿論、宝物殿の見学もできるそうだ。
屋台や骨董市など店も立ち並び、時間をつぶすには恰好の行事らしい。

「縁日で賑わう今年最初の天神さん「北野天満宮」<Kitano Tenmangu Shrine>」

http://youtu.be/iVkarKNLiPg


天神様は、学問の神様だから、合格祈願に行くのが自然だ。
恋の絵馬というからには縁結びにもご利益があるのだろう。

紅を少し濃くしたのは誰だろう。
上村とはどんな関係だろう。

謎なのが色っぽい。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/24  日記  初地蔵

2014-01-24 21:31:24 | (2)日記

2014/1/24 () 旧暦: 1224 祝日・節気: 下弦 日出: 646 日没: 1659 月出:  ---- 月没: 1050 月齢: 22.66 干支: 乙未 六曜: 大安 九星: 五黄土星

今日の季語: 初地蔵


clip_image002
(尻だし地蔵 春日井市HP
http://www.city.kasugai.lg.jp/22498/kanko/464/shirihiyashijizou.html
より転載)

『初地蔵(はつじぞう)とは
新年初めての地蔵を祀る日。毎月24日は地蔵講といい地蔵を称えている。地蔵菩薩とは、釈迦の入滅後、567000万年後に弥勒菩薩が出現するまでの間、六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)を輪廻する衆生を救う菩薩とされている。』


初地蔵の俳句:

・雪に挿す造花の供花も初地蔵 進藤芽風

・水かけてはなやぐ袂初地蔵 岡田信成

・初地蔵ひとつなでつつ帰りけり 山崎彩

・洗はれて目鼻失ふ初地蔵 大淵竜策

・鼻低くほほえみ給ひ初地蔵 長谷紫墨


お地蔵様は、だれでも知っている仏様だ。
でも、どんな仏様香はよく知らない。

『日本における地蔵信仰
日本においては、浄土信仰が普及した平安時代以降、極楽浄土に往生の叶わない衆生は、必ず地獄へ堕ちるものという信仰が強まり、地蔵に対して、地獄における責め苦からの救済を欣求するようになった。
賽の河原で獄卒に責められる子供を地蔵菩薩が守るという民間信仰もあり、子供や水子の供養でも地蔵信仰を集めた。関西では地蔵盆は子供の祭りとして扱われる。
また道祖神と習合したため、日本全国の路傍で石像が数多く祀られた。

六地蔵
日本では、地蔵菩薩の像を6体並べて祀った六地蔵像が各地で見られる。これは、仏教の六道輪廻の思想(全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)に基づき、六道のそれぞれを6種の地蔵が救うとする説から生まれたものである。六地蔵の個々の名称については一定していない。地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の順に檀陀(だんだ)地蔵、宝珠地蔵、宝印地蔵、持地地蔵、除蓋障(じょがいしょう)地蔵、日光地蔵と称する場合と、それぞれを金剛願地蔵、金剛宝地蔵、金剛悲地蔵、金剛幢地蔵、放光王地蔵、預天賀地蔵と称する場合が多いが、文献によっては以上のいずれとも異なる名称を挙げている物もある。像容は合掌のほか、蓮華、錫杖、香炉、幢、数珠、宝珠などを持物とするが、持物と呼称は必ずしも統一されていない。

日本では、六地蔵像は墓地の入口などにしばしば祀られている。中尊寺金色堂には、藤原清衡・基衡・秀衡の遺骸を納めた3つの仏壇のそれぞれに6体の地蔵像が安置されているが、各像の姿はほとんど同一である。
...』(Wikipedia)

お地蔵様は優しいから、庶民はただお参りしてお願いするばかりだ。
身勝手な祈願なのだが、いつも笑顔で聞いていただける。
願いが叶うかどうかは自分次第なのだから、笑顔で聞いていただければそれで良いのだ。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/23  日記  蛤

2014-01-23 19:30:00 | (2)日記

2014/1/23 () 旧暦: 1223 祝日・節気:  日出: 647 日没: 1658 月出: 2338 月没: 1013 月齢: 21.66 干支: 甲午 六曜: 仏滅 九星: 四緑木星


今日の季語: 蛤(はまぐり)


clip_image002
(本日のいちおし鮮魚
http://otowaichioshi.blog74.fc2.com/blog-entry-17.html
より転載)


『蛤
子季語: 蛤鍋、蒸蛤、焼蛤、蛤つゆ
解説:             蛤は春、身がふっくらと肥え、旬を迎える。二枚の貝は他のものとは決して合わないこと
から末永い夫婦の縁の象徴とされ、婚礼や雛の節句などの細工、貝合せなどに用いられ、平安時代には、薬入れとしても使われた。吸物、蒸し物、蛤鍋、焼蛤として食卓に上る。
桑名の焼蛤、大阪の住吉神社の洲崎の洲蛤が有名。
来歴:『滑稽雑談』(正徳3年、1713年)に所出。文学での言及           今ぞ知る二見の浦の蛤を貝合はせとておほふなりけり 西行『夫木和歌抄』実証的見解: 蛤は、マルスダレガイ科に分類される二枚貝で、北海道南部から九州にかけて分布する。
大きさは八センチほどで色は白や褐色、灰褐色とさまざま。古くからの食材で、『日本書紀』にも記述がある。吸い物や、鍋ものの具、酒蒸し、焼き蛤、土瓶蒸し、寿司ねたなど、幅広い料理で利用されるが、生食には向かない。』(季語と歳時記)


蛤の俳句:



・焼蛤海上七里晴渡る  延広禎一     

   

・喜びの席蛤のすまし椀  芝尚子
    

    
             
・化粧塩こぼれ蛤食べ頃に 玉田光子
   



・焼蛤もんどり打つて口開く  風間史子
           



・ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪  久保田万太郎




最近、酒の肴で蛤に会う機会が増えた。
蛤は漁獲が減り庶民の口には入らなくなっていたが、徐々に昔のように庶民のもとに戻っているようだ。

東海地方では、昔から桑名の蛤が有名だった。
昔は木曽三川河口域は、豊かな海域で、伊勢湾の蛤は殻が大きく肉が厚く上品なな味わいがあり珍重されてきた。
食用だけではなく、殻も色彩の美麗な殻は桑名産が最上級と賞され、貝合・貝絵・膏薬の容器に加工されていた。

ところが、戦後経済成長に伴い、干拓による干潟の消失のため漁場環境が悪化し、昔は年間3000トンあった漁獲量は、平成に入り長良川河口堰の運用が始まると激減し、1トンしか漁獲できなくなってしまった。
その後、三重県では栽培漁業による稚貝生産に取り組み、技術が確立し後は大規模な稚貝の放流が行われているそうだ。

蛤の上品な味わいは、魚で言えば鯛と同じで祝いの席に欠かせない。
大きくタップリとした蛤は焼いてよし、鍋にしてよしだ。
鍋の後の汁で作った雑炊は逸品だ。

久保田万太郎は、酒を飲みながら蛤を詠んでいるのだろう。
日本酒を季節の貝で呑む楽しい様子は、羨ましくも理解できる。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/22  日記  寒造り

2014-01-22 20:12:23 | (2)日記

2014/1/22 () 旧暦: 1222 祝日・節気:  日出: 647 日没: 1657 月出: 2239 月没: 940 月齢: 20.66 干支:癸巳 六曜:先負 九星:三碧木星

今日の季語:寒造り

clip_image002
(酔仙酒造
http://suisenshuzo.jp/blog/suisen/post_16.html
より転載)


『寒造り

寒造り(かんづくり)とは、日本酒の仕込み方の一つの名称で、気温の低い冬場に仕込むものをいう。寒仕込み(かんじこみ)ともいう。四季醸造の対立概念として用いられることもある。

背景
日本においては、江戸時代初期までは四季醸造と名づけられる技術があり、新酒、間酒(あいしゅ)、寒前酒(かんまえざけ / かんまえさけ)、寒酒(かんしゅ)、春酒(はるざけ)と年に五回、四季を通じて酒が造られていた。

しかし、寛文7年(1667年)、当時もっとも酒造技術が進んでいた伊丹でそれまでの寒酒の仕込み方を改良し、この寒造りが確立された。

すると延宝1年(1673年)、徳川幕府は酒造統制の一環として寒造り以外の醸造が禁止するに至り、その結果四季醸造は衰退への一途をたどり、寒造りが醸造法の主流となっていった。

また、寒造りが主流となったことによって、酒造りは冬に限られた仕事となったので、農民が出稼ぎとして冬場だけ杜氏を請け負うようになり、やがて各地にそれぞれ地域的な特徴を持った杜氏の職人集団が生成されていったという側面もうまれた。

現在
四季醸造は昭和になって工業技術と空調設備によって復活したが、醪づくりなどいくつかの工程において、酵母に効果的な活動をうながすために低温であることが望ましい。そのため自然な低温環境である冬を利用して、中小の酒蔵では現在もさかんに寒造りがおこなわれている。もっともそれを造る蔵人たちにとっては冬場の早朝の作業は辛苦をともなう。』(Wikipedia)


寒造の俳句:



・みちのくの深雪の倉の寒造  遠藤梧逸



・寒造金柑神に供へあり 山本洋子



・柿渋を塗りし手桶や寒造阿部月山子



・暁に蔵唄きこえ寒造松尾静子



・噛めば芯甘き麹や寒造菅沼義忠




一年で最も寒いこの時期に、最盛期を迎えるのが日本酒の酒蔵だ。
日本酒の醪はデリケートなので管理が難しい。
麹・酵母が活躍するためには、邪魔をする雑菌の影響を避けなければならない。
温度が最も低い時期は雑菌の活動も鈍るので管理がしやすくなる。

寒いと辛いのが水仕事だ。
米を洗う作業、水に漬ける作業は良い麹を造るために重要な作業なので、細心の注意を払う必要がある。
冷たいなどと言っていられない。
機械の洗米機を使う機械生産の酒は楽なのだが、最も品質の良い大吟醸は、最も寒いこの時期に手作業で行うのが寒造りだ。

写真の作業は、今年の酔仙酒造の寒造りだそうだ。
矢張り、大吟醸の洗米浸漬は手作業で行っている様子が写真に写っている。
2
月には、香り高い大吟醸酒が搾られるだろう。

松尾が聴いた蔵の歌はいつのことだろう。
最近は、古い杜氏さんも少なくなり歌いながら作業することは少ないはずだ。
今でも聴けるのなら行ってみたいものだ。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2014/01/21  日記  氷柱

2014-01-21 21:40:51 | (2)日記

2014/1/21 () 旧暦: 1221 祝日・節気:  日出: 648 日没: 1656 月出: 2142 月没: 908 月齢: 19.66 干支: 壬辰 六曜: 友引 九星: 二黒土星

今日の季語: 氷柱

clip_image002
(侍の瓦版
http://plaza.rakuten.co.jp/hotjooy/diary/200801120000/
より転載)

『氷柱(つらら)は、建物の軒下や岩場などから棒状に伸びた氷。

屋根雪が融けた水が垂れ落ちる時点で寒気に晒され氷結し、上から下へ徐々に成長したものであり、形成過程としては鍾乳洞の鍾乳石と似ている。一旦融けかければならないため、長い氷柱となるためにはただ極寒なだけでなく、寒暖がある程度繰り返される必要がある。 また、水が染み出る崖や締め忘れた水道の蛇口などが寒気によって氷柱を作り出すもの、滝の近くなど水しぶきがかかった枝や突起物などに形成される。
豪雪地帯では長さが数mに及び、地面に達するものも見られる。滝が凍り付き、巨大な氷柱群と化したりもする(氷瀑)
通常は重力に従い真下へ向かって伸びるが、気温が低く、そこへ屋根の雪に押されたり横風が強かったりなどの条件が伴うと、斜めや横へ向かって伸びる場合もある。
語源と季語[編集]

語源は「つらつら」の転といい、古来は氷など表面がつるつるし光沢のあるものを呼んでいたとされる。古くは「たるひ(垂氷)」と言った。この言葉は東北地方方言の「たろひ」などに残っている。

晩冬の季語。』(Wikipedia


氷柱の俳句:



・みちのくの親しきものに星・氷柱  関田実香



・しんしんと氷柱太りつ五合庵  根岸善雄



・照り氷柱ぐりぐりと山映しけり  岡井省二



・街灯のおのが氷柱を照しをり  林昇



・軒氷柱吊り看板を隠しけり  山梨幸子




今日も北国では雪が降り積もっている。
俳句で氷柱を詠んでいるのは幸せなことだが、生活の面で考えると、雪・氷・寒さは大変なことだ。

今日もニュースで横手市の除雪を報道していた。
例年の3倍も積もった雪に、屋根まで覆いかぶさった雪で、家が倒壊している。
人が住む家は、屋根の雪下ろしをしなければならない。
市役所に依頼しても、予定は数カ月先になって役には立たない。
業者に頼めば高額な費用がかかる。
結局、ボランティアでチームを作って巡回しているとのことだ。
自然が厳しいところでは、人は一人では生きていけない。
お互いが助けあって生きることが自然な姿になる。
共同体は煩わしいのが都市の感覚だが、雪国では頼もしい。

里から五合庵に登る道は、細く険しい。
五合庵から国上寺へ登る道はなお厳しい。
良寛は雪の五合庵に暮らしたのだろうが、強い意志がなければ暮らすことは出来ない。

暑い夏の冬は寒さが厳しいと言うジンクスが今回も当たっている。
まだ1月だから今しばらくは続くのだろう。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加