菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

2008/10/31 日記 朱鷺の帰郷

2008-10-31 23:47:11 | (2)日記


2008/10/31(金) 旧暦10月3日 ハロウィン 日出:6時01分 日没:16時47分 月出:8時09分 月没:17時46分 月齢:2.16 甲辰(こうしん,きのえたつ) 赤口



今日の花: 苗代茱萸(なわしろぐみ)

 


(季節の花300より転載)



『ナワシログミ(苗代茱萸、学名:Elaeagnus pungens)とはグミ科グミ属の常緑低木。(シノニムE. pungens f. angustifolia、E. pungens f. megaphylla)。別名タワラグミ、トキワグミ。


特徴
本州中南部、四国、九州、中国中南部に分布する。海岸に多いが、内陸にも顔を堕す。常緑低木で、茎は立ち上がるが、先端の枝は垂れ下がり、他の木にひっかかってつる植物めいた姿になる。楕円形の葉は厚くて硬い。新しい葉の表面には一面に星状毛が生えているため、白っぽい艶消しに見えるが、成熟するとこれが無くなり、ツヤツヤした深緑になる。


開花期は秋。果実(正確には偽果)は春に赤っぽく熟し食べられる。 公園木、海岸の砂防用、庭木として植栽されている。ナワシログミの名は、果実が苗代(4~5月頃)を作る頃に熟することから。』(Wikipedia)



苗代茱萸の俳句:


 ・苗代ぐみの三粒を花のごと手折る 北原志満子


 ・苗代茱萸うれぬ因幡へ流れ雲 大谷碧雲居


 ・洞窟に八幡様や苗代茱萸 関梅香


 ・苗代茱萸たちまちに葬終りたり 上野さち子



 多摩動物公園で誕生したトキのひな8羽が故郷佐渡へ帰り、野生復帰ステーションに入り、放鳥されるらしい。
 朱鷺の群れが佐渡の空を飛ぶ日は近い。


大阪の岸和田で開催された岡林信康のコンサートを聴きに行った。


 

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2008/10/31 岡林信康 40周年記念コンサート in 岸和田(その1)

2008-10-31 22:14:30 | (7)音楽



はるばる泉州岸和田まで岡林信康のコンサートを聞きに行ってきた。


 8月にNHKの放送を見て以来、現在最も気になっている歌手だから遠くてもやむを得ない。
 岡林の自伝的な本を読んだり、ALBUMを聴いたりしてきたが、歌も良いがまず人間が面白い。
 歌は「フォークの神様」として出発したが、すぐ嫌になり歌を止める気で田舎に籠もり、百姓になってみたがなりきれず、また歌手になったがメディアとは距離を置き、コンサート中心に細々(?)と活動してきた。
 40年間の軌跡は波瀾万丈で面白い。浮かんでは消えていく泡沫歌手、メディアしか活躍の場がないと思っている音楽事務所歌手とは筋が違う歌手である。
 年齢は,62,3歳であり一般的には老人の仲間かも知れないが、若々しいし、声も出ている。大人の歌が唄える歌手があまりいない今、期待できる最右翼と思う。


大阪は久しぶりである。
 大阪でまず感じたことは、エスカレーターの乗り方である。
名古屋では人が立つ位置は左である、地下鉄はエスカレーターは歩かないでと言うが右側は急ぐ人の為に開けておく。これが都会のエスカレーターのマナーである。
 大阪は人は右に立っている。これは違った文化圏に来た実感がある。
 こんな事が必要なのだ。何処に行っても、同じ全国チェーンビッグカメラ、ユニクロ、同じファッション、同じ顔つき同じ習慣では面白くない。
 大阪では何故エスカレーターを右に立つのか?
理由は知らないが(知っている方はコメントして欲しい)、筆者の推測では、“東京が右だから”だろう。犬が右向きゃ尾は東である。親が右向きゃ子は左。これが健康な精神である。
 では名古屋は何故左に立つのか?
本当は真ん中に立ちたいのだが、真ん中に立ったらマナーにならないのである。

夕方開始のコンサートには時間があるので、ホテルに荷物を預け、岸和田行き南海電鉄の駅のある難波で昼食を取りながら時間を潰すことにした。


難波も横浜と同じようなファッションビルが建てられている。
NAMBA Parksと言うらしい。
洒落たファッションの店からグルメ街まで一通りあり、カップルがゆっくり時間を過ごすことが出来る場所になっている。

 


もう商業施設のフロアーは、クリスマスの飾り付けが行われている。
 大きなクリスマスツリーのそばには、紅白のカトレアが植えられて、鮮やかであった。

 



時間の余裕があるので、岸和田まで行き岸和田を見物することにした。


南海電車に乗ると、岸和田は関西空港に行く途中になる位置らしい。名古屋で言えば、常滑と同じである。
 難波から30分くらいで岸和田に到着した。
初めて来た場所で、何も予備知識がない。岸和田と言えば、だんじりしか思い浮かばない。
 駅で散策マップを貰うと、コンサート会場の浪切ホールへ行く途中に、武家屋敷とか岸和田城がある。こちらに寄り道することにした。


マップを頼りに歩いていくと武家屋敷らしい建物があったが、非公開なのでそうかどうか確認できない。
 そのまま進むと岸和田高校があり、グランドで練習をしていた部員が走ってきた。


道を挟んで岸城神社があった。
この神社は岸和田城の鎮守神であり、岸和田祭りにはだんじりが宮入する場所でもあるらしい。

 



季節なので、菊の仕立物がいくつか献花されていた。
 


岸和田城は、神社のすぐ隣にあった。
想像したより立派な天守閣があった。
お堀の水も満々とあり、綺麗に整備されている。

 


本丸には自由にはいることが出来る。
天主に入るには入場料が要りそうだが、もう4時を過ぎていたので、入り口は閉められていた。


「建武元年(1334)楠正成の一族和田氏が、当時「岸」と呼ばれていたこの地に城を築き、根拠地としたことから「岸の和田氏」と呼ばれ、「岸和田」の地名の起こりになったといわれています。
 その後、信濃氏、細川氏、三好氏、松浦氏、中村氏、小出氏、松平氏とかわり、寛永17年(1640)岡部宣勝が入城、以来13代続き明治を迎えました。」


「ちきり城の名の由来は、岸和田城の別称は「猪伏山(いぶせやま)ちきり城」。「ちきり」とは、機(はた)のたて糸をまく器具で、本丸と二の丸を重ねた形が「ちきり」に似ているところから由来するといわれています。
 また、ちきり城は「千亀利城」「蟄亀利城」とも書かれます。
 現在の天守閣は、工事費2264万円を費やして、内部を図書館として活用する目的で昭和29年11月に竣工しました。外観は三層の天守閣と二層の小天守閣となっています。
 天守閣の高さは、石垣の高さ約5メートル、石垣上部から鯱(しゃち)を含めた高さが約22メートルです。
 昔の絵図に、五層の時の天守閣の高さは、石垣上部から18間(約32.4メートル)と記されているものがあります。」(岸和田市HPより転載)。
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/hp/m/m97a/rekishitanpou/m97atanpou.html


 


お城の前の庭には、枯山水が造られている。
この様な城は初めて見た。
平日の夕方、観光客は誰もいないので静かなものである。
落ち着いた時間が流れている。


城を出て外堀に沿って歩き、旧紀州街道に入ると、昔の街道を思わせる佇まいがあり、道に面した店舗にも、昔からの和菓子屋、仕出し屋、仏壇店などが並んでいる。

 




 


仏壇店のショーケースの中に人体の倍もありそうな大きな仁王像が陳列されていた。
 これは商品なのであろうか。


 この通りは、新しくできた街とは違った伝統を感じる街である。道路の両脇は色は薄い橙色だが、鉄平石の様な石が敷き詰められており、真ん中は暖かい色のコンクリートに様なもので舗装されている。落ち着いた感じの道路であり、アスファルトの野暮とは無縁である。
 ここをだんじりが威勢良く通過するのであろう。



広い幹線道路に出て少し歩くと、もうその先は海らしい。
浪切ホールは、ベイサイトの商業・アミューズメントの複合してつの隣にあった、

 


ホールにはいるとまだ新しい立派な建物である。
ガラスの入り口を入ると、岡林信康40周年記念ツアーのポスターが貼ってある。
 やれやれ、間違いなく目的地に到着したのである。


ラウンジとホールの間は、ガラス張りになっており、ホールの中ではコンサートの関連グッズの販売の準備が行われているのが見える。


暫く待って、漸くコンサートが始まった。
コンサートについては、(その2)に記載する。



コンサートが終了し、ホールを出て、来た道とは違い、近道の商店街を抜けることとした。
 夜の9時なのだが、地方都市なので商店街といえども、コンサート帰りの人ばかりで、人影はまばらである。


南海電鉄で難波まで帰り、難波周辺を歩いて、適当なところで飲むことにする。


難波駅から心斎橋方面に歩くと、ここは地方都市ではなく、食い倒れの街浪速の盛り場である。
 金曜日の夜ともなれば、人また人で賑やかしい。


今日はハロウィンとやらで、なんだか知らないが若い人は盛り上がっている。
 前から歩いてきた若い女の子の3人連れは、とんがり帽子をかぶっている。
 前を歩いていた男の子達が、“ハロウィンだ!”と声を掛けると、笑いながら“ハロウィンよ”と言って通り過ぎていく。


幹線道路に交差する通りと言う通りには、店が建ち並び、人が歩いている。
適当なところを右に入り歩いていると、良さそうな店があった。
 日本酒には、矢張り魚。「漁師の宴」と言う名ならば、魚に間違いはないだろう。

 







左: だし巻き玉子
   竹簀に巻かれて、湯気がたった状態で熱々が出てきた。
   矢張り関西の味で、甘味は抑えられている。
   薄味の出汁で上品である。


刺身の盛り合わせ: 鮭、鯛、ハマチ、帆立、鮪
 いずれも、新鮮で美味しかった。

 



 名前を忘れてしまったが、魚卵の煮物。
 矢張り、薄味の出汁で仕立ててある。
 酒蒸しに近いかも知れない。


 


 

お酒は、200mlで、正一合より多い。
陶器の片口を皿に持ったかき氷の上に乗せて出してくる。
一手間掛かっているのが嬉しい。


≪高知≫ 司牡丹 豊麗 純米 +5

≪北海道≫男山 生もと純米 +4(純米酒)

≪石川≫手取川 山廃仕込純米 +5(純米)

 をいただいた。


すっかり、コンサートの興奮と日本酒に酔ってしまい、ホテルに着いた時は零時を大きく回っていた。


 

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2008/10/31 岡林信康 40周年記念コンサート in 岸和田(その2)

2008-10-31 21:50:07 | (7)音楽



 


薄暗いステージには、太鼓などが設置してあり、ステージの奥には、今時に白く染め抜いた「御歌囃子(おかばやし)」の幟6本が掲げられている。
 流れていた音楽のテンポが急に速くなると、照明が明るくなり左の袖から、人が何人か出てきた。
 今日のメンバーであった。岡林はギターを抱えている。


メンバーがそれぞれ配置に着き、リズムを取り出すと、岡林が両手を上に上げ、頭の上で手をたたく。
 手拍子の合図である。コンサートの始まりである。


入りの曲は、

■スチャラカ!
笛の囃子が始まり、
女性のバックコーラスのスチャラカチャン、スチャラカチャンの合いの手が始まる。


♪さてもこの場の皆様よ
やって来ました御歌囃子
何のご縁か今日ここに
会えて嬉しや騒ぎましょ


あ!スチャラカ歌いましょ
この岸和田の街で
スチャラカ踊りましょ
この岸和田の街で♪
(コーラス) スチャラカ、スチャラカ、スチャラカチャン



さあさ手拍子頼みます
ついでに身体を揺らしましょ
...



時は過ぎゆく流れゆく
今日という日は二度とない
咲いて散るのが花ならば
今日と言う日を咲かせましょ


スチャラカ歌いましょ
この岸和田の街でで
スチャラカ踊りましょ
この岸和田の街で♪


スチャラカと言う言葉は、「お気楽、適当、いい加減、ちゃらんぽらん」のニュアンスらしい。イメージで言えば、植木等、高田純次の世界。
 いい加減なのだが自由でのびのびとした世界がある。
入り口はそこに繋がる入り口である。


岡林が話し出す。(言葉は記憶なので正確ではない)
“昨年の6月に岸和田でコンサートを開いて1年4ヶ月、その前は18年前だった。”
“岸和田の4ヶ月後、日比谷の野音で36年ぶりのコンサートをやって、今は40年記念ツアーを始めている。
コンサートの構成は、今のスタイルの御歌囃子が中心になるが、昔の歌も間に入れるので、安心する様に...”
“コンサートは、歌い手が歌うだけのものではない、歌い手と聴衆が一緒に創るもの、今日は一緒に良い時を持ちましょう”


その後唄われた歌の順番は、資料が配付されなかったので、正確でないが、以下の歌が唄われた。(まだあったが、思い出せない。)
♪♪は歌詞、“”は語り。



■エンヤトットで行きまSHOW
 現在の岡林のスタイルの唄。
 笛・太鼓の囃子の入った日本のロックミュージック。
 


■永遠(とこしえ)の翼
 アップテンポのリズム感のある曲。
♪...
走れ生命の流れにまかせて
振り返るーな
翼ひろげ-
...



■ダンスミュージック
 笛の囃子のエンヤトットミュージック。
 夏祭りの櫓太鼓のイメージ。



■チューリップのアップリケ
 ♪うちがなんぼ早よ~起きても
おとうちゃんはもう
靴トントン叩いてはる
あまりうちのこと
かもてくれはらへん
うちのおかあちゃん
何処へ行ってしもうたの
...

岡林の初期のヒット作。
“この歌は、女の子と母親の歌として創り、歌ったが。
自分が結婚し、子供を持ってみると、理解が変わった。
靴を黙ってトントン叩いている父親の姿に感じるものがある。
今は父親の歌として歌っている。”



■26ばんめの秋
 姉の2番目の子供が生まれた時、26歳の曲。
 子供が生まれる生命の誕生とおばあちゃんの死。
 恋人と二人いる不思議。
 「山辺に向かいて」をやって欲しかったが、この曲も良い。


 

■風詩(かぜうた)
 “母親を55歳の時に無くした時に創った歌。その後、自分がこの歌の境地にはまだ達していないと思う様になり、歌えなくなった。
 しかし、ある時夫を亡くして生きる望みを無くしたおばあちゃんから手紙を貰った。息子からこのCDを聴いてみたらと言って、渡されたので聴いてみた。この風詩を聴いて涙が出た。そして、死のうと思わなくなった...
 この手紙を読んで、自分がこの歌を歌う境地にはなっていないとかそんなことはどうでも良い。そんな風に考えるのはおこがましい。歌には歌の生命がある。自分はたた歌の道具になればよいと思った。それから歌う様にしている。”


 ♪秋の終わりに鳴く虫の音は
そばにお前が居るのに淋し
だからこうして合い寄り添うて
巡り逢えたを噛みしめましょう
(合いの手)
やんさのエーヨイヤマカショ
やんさのエーヨイヤマカショ


旅の終わりが来たその時は
しかと心に問わねばならぬ
惚れて愛して愛して惚れて
深く此の世を旅したかいな
(合いの手)
やんさのエーヨイヤマカショ
やんさのエーヨイヤマカショ
・・・
今度此の世に生まれてきたら、
どんな具合にお前と歩む
夫婦、親子か兄妹とか
もっと今より大事にします
(合いの手)
やんさのエーヨイヤマカショ
やんさのエーヨイヤマカショ
...



■俺らいちぬけた
 “この曲を歌って、人気を失った歌。”



■山谷ブルース
 “唯一のヒットソングなのに拍手が足りない”といって、最初からやり直し、拍手が大きくなると、“ああ気持ちが良い”と言って、“もう一度”といって、笑わせて、最初からやり直す。
 20代の暗い唄とは全く違う唄い方。テンポは速くなり、根が明♪♪るい唄い方。



■流れ者
 山谷ブルースの後編の位置。
 フォークとロックの違いがあるが。



■江州音頭物語
 岡林が生まれてからエンヤトットを唄う今までを歌う自伝的な唄



■あらえっさっさ
 尺八で入る。
 スイングするジャズの様な曲。
♪ベイビベイビー ホントーだよー
 あらえさっさ-ああ嘘じゃない
 男はみんな
 女のかわいい息子
 ...


途中アップテンポになり、
高橋の津軽三味線と佐藤の尺八の掛け合い、バトルになる。
気合いが入りすぎ、三味線の弦が二度も切れる。
都度、尺八の佐藤がアドリブで続けた。
この掛け合いは良かった。


■陽炎情話(かげろうばなし)
 笛で始まる、ゆったりとした唄。
 岡林の演歌。
 「ああ、しょんがいな」の掛け声と笛が交互に流れていく。



■全ては恵みの雨となって
 笛とコーラスのお囃子の軽快な唄。
 お花見ソングである。


 ♪...
つらい涙が溢れる時も
歩いていきましょう
何があっても花咲く為の
恵みの雨だから


凍える冬の夜に泣いてた
梢も今は花びら溢れ
櫻吹雪を降らせているよ
チョイト踊りましょう
...



■虹の舟唄
 太鼓が鳴り、尺八が歌う。三味線も入る。
 途中から掛け声が入る。
 「エンヤーモラ エンヤーロッサ」
 岡林が「エンヤ-モラ」を歌い観客が「エンヤーロッサ」
を歌う。この掛け合いで曲は続いていく。



■らっせーら!!
 太鼓と鉦、太鼓、三味線のねぶたの囃子。
 岡林が、最後に呼びかける。
 “皆さん立ち上がって下さい。らっせーらを唄って踊りましょう!!”


♪...
祭りという名のこの人生を
踊り抜きましょ
(コーラス)
踊~り抜きましょ
らっせーら らっせーら
らっせーら らっせーら


あの先斗町と富士山の
白雪溶ければ皆同じ
わしらも溶けましょ皆の衆
ひとつの生命に戻るまで
あんたとわたしとお隣さんも
溶けて流れりゃなんだか知らんが
他人じゃないよな不思議な気分だ


祭りという名のこの人生を
踊り抜きましょ
(コーラス)
踊~り抜きましょ
らっせーら らっせーら
らっせーら らっせーら
...


会場は、ねぶたのお囃子とらっせーらの歌声で溢れている内にコンサートは終わりを迎えた。


岡林の曲は詩が難しい。覚えにくいが、なん度か聞く内に良さが解って来る。
 近くでコンサートがある時は、是非聴いてみて欲しい。



コンサートのバックを勤めたギター、太鼓、笛、三味線は素晴らしかった。
 それもそのはず、調べてみると錚々たる人達だった。
 それぞれソロで活躍している人たちだが、岡林のコンサートにはジョイントして活動しているそうだ。



簡単な履歴は、以下の通り。
(岡林信康&エンヤットットの仲間達より転載しました。
 
http://www.moku-moku.com/20th/20thcon_about.html

 

平野 融(ひらのとおる)
(アコースティックギター・マンドリン・チャンゴ)

 


1953年生まれ。1978年、岡林と出会い、ロックコンサートツアーに参加の後、エンヤトットスタイル誕生に協力。1987年岡林の実験的な自主制作アルバム「エンヤトットでダンシング」の録音で、パーカッション、ギター、キーボードを担当。ステージでは韓国のチャンゴ・マンドリンなどマルチプレイヤーとして活躍。レコーディングでは、アレンジャーとして岡林を支える。



吉田 豊(よしだゆたか)
(スルード・ジャンベ)

 


1945年山口生まれ。1975年ブラジルに渡り、サンバの武者修行、1987年平野の紹介で、岡林に出会い、平野とともに結成したユニットAja(アジャ)のリズムリーダーとして「エンヤトットでダンシング」の録音に参加。岡林のステージではブラジルのスルード、アフリカのジャンベなどパーカッションを担当。エンヤトットにブラジル・アフリカの風を送り込む。


 

佐藤英史(さとうえいじ)
(尺八・篠笛)

 


1965年、邦楽プロデューサー佐藤保彦と民謡歌手佐藤恵美子の長男として誕生。幼少より祖父の手ほどきで尺八を始める。琴古流尺八・三橋貴風師に師事、1992年福原流より福原百史の号を賜る。テレビの民謡番組や国立劇場演芸場のコンサートに出演、民謡尺八の新しい在り方を追求している。1993年から岡林ツアーに参加。



高橋希修(たかはしきしゅう)
(津軽三味線・コーラス・お囃子)

 


東京生まれ。12歳より民謡三味線演奏家・高橋修次郎師に津軽三味線の手ほどきを受ける。1986年「津軽三味線全国大会」で優勝。また、日本郷土民謡協会主催の「民謡全国大会」唄の部で2年連続優勝し、内閣総理大臣賞を受賞。1988年、日本ビクターより民謡歌手としてデビュー、津軽三味線演奏家・民謡歌手として活躍中。1993年から岡林ツアーに参加。



美鵬 成る駒(びほーなるこま)
(和太鼓・コーラス・お囃子)

 


東京生まれ。民謡鳴物、美鵬駒三郎の三女として誕生。1971年、唄ばやしで初レコーディング。1970年(財)日本民謡協会秋季大会青年部旗戦「からめ節」にて優勝。1980年、民謡ヤンググループ“じんじん”でデビュー。テレビ・ラジオ・舞台・レコーディングなど鳴物は勿論、唄、司会と幅広い芸で活躍中。1996年より岡林ツアーに参加。


 

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2008/10/30 日記 「ばらまき」に気を付けよう

2008-10-30 23:42:50 | (2)日記


2008/10/30(木) 旧暦10月2日 日出:6時00分 日没:16時48分 月出:7時09分 月没:17時07分 月齢:1.16 癸卯(きぼう,みずのとう) 大安



今日の花: 薄(すすき)、芒(すすき)、尾花、花芒

 


 (Sionoyu's Flowersより転載)<o:p></o:p>

『ススキ(芒、薄)とは、イネ科ススキ属の植物。萱(かや)、尾花ともいう。野原に生息するごく普通な多年生草本である。


特徴
高さは1~2m。地下には短いがしっかりした地下茎がある。そこから多数の花茎を立てる。葉は細長く、根出葉と稈からの葉が多数つく。葉は細長く、堅く、縁は鋭い鉤状になっているため、肌・皮膚が傷つくことがある。


夏から秋にかけて茎の先端に長さ20~30cm程度の十数本に分かれた花穂をつける。花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、穂全体が白っぽくなる。種子は風によって飛ぶことができる。


日本には全国に分布し、日当たりの良い山野に生息している。地上部は夏緑性で、冬には枯れるのが普通であるが、沖縄などでは常緑になり、高さは5mに達する。その形ゆえに、たまにサトウキビと勘違いする観光客がいる。国外では朝鮮・中国に分布する。


利用
かつては農家で茅葺(かやぶき)屋根の材料に用いたり、家畜の餌として利用することが多かった。そのため集落の近くに定期的に刈り入れをするススキ草原があり、これを茅場(かやば)と呼んでいた。現在では、そのような利用がされないので、その多くは遷移が進んで、雑木林となっている。そのため、ススキ草原に生育していた植物には、かつて普通種であったが、現在は稀少になっているものがある。また、カヤネズミなども同様に見かけにくくなっている。


また、未成熟の穂を食用とする地域もある。


東京・雑司ヶ谷鬼子母神では、ススキの穂をミミズクの姿に作った民芸品が有名。


文化
穂を動物の尾に見立てて、尾花とも呼ばれることもある。


山上憶良が万葉集にて、『萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝顔の花』(巻八 1538)と詠んだように秋の七草の一つに数えられる。十五夜の月見には、ハギとともにススキを飾ることが多い。花札では八月に用いられている。


沖縄ではススキの葉を環のように結んで魔よけとする風習がある。』(Wikipedia)



芒の俳句:


 ・何ごともまねき果てたるすヽき哉 芭蕉


 ・面白さ急には見えぬ薄かな 鬼貫


 ・この道の富士になり行く芒かな 河東碧梧桐


 ・花すすき鈴鹿馬子唄いまありや 長谷川素逝去



新経済対策が発表された。
規模は、5兆円前後、財源は埋蔵金だそうである。


経済対策の柱は、
・2兆円規模の「定額給付金」
・高速道路料金の大幅引き下げ
・地方自治体交付金
・中小企業の信用保証枠拡大


耳当たりはよいが、選挙目当ての政局であって政策の匂いは感じられない。
 日本経済が強くなり、体力が付く方向へカネをつけるのが政策なのだが、これは景気対策に名を借りた、「ばらまき」だ。
 こませでつられるのは魚、近くでティッシュペーパー、洗剤を只で配ってるところへ通い、最後に高額商品を買わされるのは、老人。ただより怖い物はない。
 時代錯誤も甚だしい。このツケは誰が払うのかは知れたこと。


 

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2008/10/29 日記 菊の季節

2008-10-29 23:18:36 | (2)日記


2008/10/29(水) 旧暦10月1日朔 日出:5時59分 日没:16時49分 月出:6時08分 月没:16時32分 月齢:0.16 壬寅(じんいん,みずのえとら) 仏滅



今日の花: 菊

 


『一般的に、キクといえば栽培されているものを指すが、これは和名をキク(またはイエギク Dendranthema grandiflorum (Ramatuelle) Kitam.)という。野生品は存在せず、中国で1500年ほど前に交配によって生まれたとされている。交配親はチョウセンノギクとハイシマカンギクとされる。秋に咲く花であるが、短日性植物として有名で、電照等を用いた作型の分化により、周年供給されている。食用にする「もってのほか」などの品種もある(食用菊を参照)。


旧暦9月9日、重陽の節句は「菊の節句」とも呼ばれる。
天皇家の紋章は菊をかたどったもので「菊の御紋」と呼ばれる。この紋の菊の花弁は16枚である。
なお花言葉は「高貴」である。隠君子、隠逸花という異称(雅名)もある。


西洋において菊は墓参に用いられる。日本でもこの影響を受けて葬儀の際の献花には菊が用いられることが多い。この習慣の影響で、病気見舞いに菊の花を贈ることはタブーとされることがある。


地方によっては、タラの白子をキクと呼ぶ場合もある。
アンモナイト化石は「菊石」と呼ばれている。

 

キクの歴史
五十円硬貨の表には、菊がデザインされている。日本にも350種ほど野菊(下記参照)が自生しているが、ヨモギのように食用とされ、観賞の習慣は平安時代頃、中国から秋の重陽の節句とともにもたらされる。万葉集には全く現われないが、古今集あたりから盛んに歌にも詠まれるようになった。

 

心あてに折らばやをらむ初霜のおき惑わせる白菊の花(凡河内躬恒 - 小倉百人一首 第29番)


春のサクラに対して日本の秋を象徴する花となるが、それが決定的になったのは、鎌倉時代の初め後鳥羽上皇が菊の花の意匠を好み、「菊紋」を天皇家家紋とした頃からである。』(Wikipedia)



菊の俳句: 


 ・白菊の目に立てヽ見る塵もなし 芭蕉


 ・有る程の菊抛(な)げ入れよ棺の中 夏目漱石


 ・今日はまた今日のこヽろに菊暮るヽ 松尾いはほ


 ・白菊とわれ月光の底に冴ゆ 桂信子



菊の季節である。
菊の愛好家は多い。仕立物の菊の鉢が塀の中に見えることが良くある。
 小公園などでは、菊花展が開催されている。


週中日の水曜日だが、岐阜の日本酒の会に参加した。
いつもながら贅沢な時空である。


 

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2008/10/29 第220回季節の美味しさと日本酒を楽しむ会 in 楮

2008-10-29 22:44:28 |     季節の美味しさと日本酒を



水曜日だが、今日は仕事だけでは終わらない。
アフターファイブの充実した日。
岐阜の酒の中島屋主催の「第220回季節の美味しさと日本酒を楽しむ会 in 楮」である。
 ざっぶんの会も楮の会も、日本酒に加えて工夫を凝らした料理が提供されるので楽しみである。
 違いは、楮の会は平日であり、時間も遅いので酒は少し抑え気味にする必要がある。ざっぶんの会は日曜日の1時から夕方までなので翌日は楽である。


時間の余裕があるので、名駅の太閤口のビッグカメラによりカメラのレリーズを買う。
 昔はケーブルレリーズしかなかったが、今はワイヤレスのリモコン形式の物があり、価格も安い。
 ゆっくりカメラ用品を見るには時間がないので、早々に岐阜に向かう。
 退社時の東海道線である、流石に通勤客で列車は満員である。


岐阜駅を降り、もう通い慣れた、飲み屋の並ぶ繁華街を通り、ざっぶんの前を通り過ぎ、楮に着くとまだ数名の参加者であった。


受付を済ませ、出品酒のリストを貰い、テーブルに着くと料理のお品書きが置いてある。お品書きがあると聞かなくても良いので助かる。


定刻の8時になる頃には、ほぼ全員揃い、楮の離れは満席となった。大体もう馴染みの顔ぶれである。
 日本酒の会の常連2名も参加している。


西川店主から今日の企画の説明がある。
今日は、通常のテーマの他に、(株)林本店(銘柄:榮一)を楽しむ事になっている。
 蔵元社長と後藤杜氏も参加されている。社長は、まだ若い女性の社長さんである。ご挨拶では社長になられて1年とのことである。若い娘さんが蔵元を継ぐことは増えている様だ。後藤杜氏は夏のざっぶんの会にも参加されていた。若いが研究熱心な謙虚な方である。


<乾杯>
社長さんの音頭で乾杯である。
何故か、乾杯酒は福井の酒梵のしぼりたて初雪である。
が、まあ、気にすることもない。


乾杯用グラスには、菊花の一片がさりげなく入れてある。
日本では、古来菊薫る時節には、杯に菊花を浮かべて、季節を花と酒で楽しんだ風雅があった。

 



【出品酒】

時間は短いが、リストには18種類の銘酒が掲載されている。
以下は、筆者が利いた結果である。評点が書いてあるが、元より個人的嗜好の産物であり、客観的な物ではない点留意が必要である。


① 梵 しぼりたて初雪 五百万石 純米吟醸 加藤吉平商店 (福井)
 香りよい。入り口甘いが、厚みのある酸に辛味が加わる。辛味は長く続く。後口も辛い。ハードな世界である。評価8.0。


② 征空 本醸造 辛口 林本店 (岐阜)
 甘い入り口、カルメラの甘い香り。柔らかい刺激のない味。後口も良い。評価8.5。
名古屋国税局の審査で優等賞を受賞した銘柄だそうである。


③ 榮一 特別純米ひやおろし 林本店 (岐阜)
 香りはカラメル風。甘い入り口、酸は軽目、辛味はなく滑らか。後口はわずかに辛味系。評価8.4。


④ 榮一 特別純米 林本店 (岐阜)
 甘い入り口。フルーティな酸、トロリとした舌触り。広がりはないが透明な酸。中盤から辛くなる。後口も辛味系。評価8.3。
榮一の定番酒である。これも名古屋国税局の審査で優等賞を受賞したそうである。


⑤ 榮一 特別純米原酒 一滴入魂 林本店 (岐阜)
甘い入り口。バランスの取れた味。酸の厚みあり。濃い味、押しもある。後口は軽いピリ辛。評価8.6。
燗酒:酸も膨らむが、辛味も増す。冷やの方がよい。評価8.0。
この酒は、夏のざっぶんの会に後藤杜氏が持参されていたものを西川店主が特に瓶詰めを依頼されて販売された経緯があるもの。
他店では手に入らないと思われる。


⑥ 榮一 大吟醸 林本店 (岐阜)
 香りに癖あり、木綿布のような香り。大吟醸らしい広がりはなく、中に固まる傾向がある。中盤から穏やかだが、活発ではない、評価8.5。


⑦ 芳水 冷卸 特別純米 播州山田錦 芳水酒造(有)(徳島)
甘い入り口。スッキリとした酸、ボタリとした膨らみはない、その後辛くなる。後口辛味系。評価8.3。


⑧ 芳水 冷卸 特別純米 備前雄町 芳水酒造(有)(徳島)
 甘い入り口。バランスの取れた酸。後口の癖なし。評価8.5。


⑨ 一年不動 純米吟醸 強力 関谷醸造 (愛知)
 吟醸香高い。バランスの取れた酸、厚みあり。苦・辛・渋あるが底に隠れている。評価8.8。


⑩ 長珍 純米吟醸 ひやおろし 長珍酒造 (愛知)
 甘い入り口。酸の厚みあるが、バランスが取れた味。酸の透明感がある。始め甘いが中盤から軽い辛味、後口に微かな渋味。全体として生き生きした透明感がある。評価8.9。


⑪ 蓬莱泉 花野の賦 純米大吟醸・本生 関谷醸造 (愛知)
 香り微かなカラメル風。甘い入り口。バランスの取れた膨らみ。ややポッチャリした肉感のある純米大吟醸。苦・辛・渋は抑えられている。後口は微かな辛味。評価9.0。


⑫ 三千盛 まる尾 純米大吟醸 平成18BY (株)三千盛 (岐阜)
 バランスの取れた酸、癖のない味。広がらず、中に固まるが、苦辛渋は無い。評価8.8。


⑬ 三千盛 まる尾 純米大吟醸 平成19BY (株)三千盛 (岐阜)
 18BYに比し、酸がまだ硬い感じ。辛口白ワインの世界。酸の押し強い。発泡感を感じる。後口はスッキリしている。評価8.5。


⑭ 手取川 吉田蔵 純米大吟醸 吉田酒造 (石川)
香りは高くはないが有る。フルーティな酸、膨らみはあるが、広がりはない。後口は辛味系。評価8.7。


⑮ 清泉 亀の翁 純米大吟醸 久須美酒造 (新潟)
 香りはない。甘い入り口。バランスの取れた味、偏りを感じない上品さ。広がりある、大吟醸の世界。癖を感じない後口。評価9.2。


⑯ 京ひな 入道虎徹 大吟醸 2006年9月瓶詰 常温熟成 酒六酒造 (愛媛)
 立ち香は軽い老香。甘い入り口。滑らかな舌触りの熟成味。後半軽い老香。京ひなは柔らかい酒が旨いが、大吟醸の常温熟成は少し厳しい様な気がする。評価8.5。


⑰ 能代 縄文吟醸 2005年9月瓶詰 低温18℃以下熟成 喜久水酒造合資 (秋田)
 N/A


⑱ 初亀 吟醸 高草山田 2004年5月瓶詰 低温18℃以下熟成 初亀酒造 (静岡)
 N/A
(⑰、⑱は、帰りの列車の都合の為、終了より前に帰ったので、利いていない。)



【料理】

今日の料理は、(株)林本店の銘酒のイメージに合わせた創作料理である。


1.榮一飲み比べの八寸
榮一の酒5種類を飲み比べる際の、創作料理である。

 



①林本店・榮一のための豆腐。
見たところ豆腐ようの様にに見えるが、そうではない。
溜まり4:榮一6の割合の付け汁に4時間漬けたもの。
彩りは、山椒、銀杏、紅玉葱だと思ったが、品書きに書かれていないので違っているかも知れない。


外側は醤油のしょっぱさと香り中は豆腐の甘さがあり、この味の幅の為に、どの酒にも合いそうであった。
先日T氏宅でご馳走になった熟成酒の会に提供されたT氏オリジナルの豆腐の味噌漬けによく似ていた。
日本酒には当然和の素材がよく似合う。

 



 八寸の続き。上段左から。
 ②茄子のクリームソース。柿の実添え。(品書きに記載がない)
 ③砂肝のひばりあん
 ④大根と蟹の和えもの
 ⑤漬け鮪と長芋の和えもの
 ⑥ゴルゴンゾーラ焼葱添え


 ②と④は大吟醸に合う。その他は特別純米・本醸造に合う。
 ⑥はどうしても一滴入魂だろう。


2.美酒鍋
 


鱈・車えび・白菜の鍋。
出汁のなかに榮一がたっぷりと仕込まれている。
鍋の具も美味しいが、最も美味しいのはこの汁である。
蓮華で救って飲んでしまったが、快く酔えそうである。
見回すと皆さんも全て飲み尽くしておられた。酒飲みである。


3.造里
 


左:秋鮭 辛味大根おろし添え
右:秋刀魚の漬け


鮭も秋刀魚も季節の魚。
鮭の脂と大根が合って、日本酒には当然に合う。
秋刀魚の漬けは、醤油に大蒜の風味、刻み葱が乗せてある。熟成酒に合う。



3.焼き物
 


左: 和牛の朴葉包み焼き
右: 里芋田楽


名古屋圏の味噌の味覚。これに合う日本酒はやはり岐阜・愛知の味のしっかりした日本酒である。
蓬莱泉・一念不動、長珍、三千盛の存在感は大きい。
三千盛は、単独で飲むより、料理と共に飲むと俄然輝きを増す、本当の食中酒である。赤味噌のこってり料理、鰻の蒲焼きには主役になる。

 



 朴葉味噌は自家製か、麦がまだしっかりと麦の味がした。
 高山の観光客向けの牛の朴葉味噌焼は美味しくないことが多いが、焦げたり煮詰まり辛すぎたりするが、楮のもの味噌が辛すぎず、牛肉の乳臭さと旨味が残り美味しい。


4.蒸し物
 



 うにと湯葉の蒸しもの
 微妙なそこはかとない味わいだ。
 関東でもなく東海でもなく、上方の味わいである。
 今日の酒で合いそうなのは、榮一 征空 本醸造だろう。


5.揚げ物
 


 左から、白子新米揚げ、青唐辛子、舞茸
 白子の揚げ物は最初なにか解らなかった。
 硬く揚げてあった為白子のイメージがなかったが、噛んでいる内に旨味がじんわりと口の中に広がった。


6.御飯
 



 零余子(むかご)ごはんに赤だし
 零余子は俳句でも秋の季語。
 山芋・自然薯の子であるが、酒の肴にも合うし、ごはんに入れても美味しい。栗と同じ秋の味覚。日本の秋は素晴らしい。



7.デザート
 



 榮一のシャンパンゼリー
 列車に間に合わせる為に中座した関係で、急いで食べたのであまり記憶していない。
 榮一の酒をホイップしたクリームとゼリー。
 果物はイチジクとブドウだったか?



後ろ髪を引かれる思いで駅に向かったが、明日のことを考えるとやむを得ない。
 充分に銘酒と季節の創作料理を戴いたのだから、幸せ以外に言うべき言葉は見つからないと思いながら車窓の外の岐阜の街明かりを見た。


 

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2008/10/29 菊は見るもの、食べるもの

2008-10-29 22:22:10 | (2)日記



菊の花の季節、菊は見るものであるが、口に入れる菊もある。
食用菊である。


『食用菊(しょくようぎく)とは菊の一種で、特に食用として栽培されている菊を指す。食菊とも。


料理のつまに使われるつま菊などの小輪種の他、花びらのみを食用とする大輪種がある。


観賞用の菊に比べて苦みが少なく、甘みがある。茹でてお浸しにしたり酢の物や胡桃合え、天ぷらや吸い物に用いられる。また花びらを湯がいたり蒸した後に海苔のように薄く四角い形に乾燥させた「菊海苔」「干し菊」などの加工品がある。


つま菊を除きほとんどが山形産で山形県内各地、青森県八戸市など東北地方、新潟県の中越から下越などで栽培され秋に収穫される。


大輪種にはうすむらさき色の小さな花をつける延命楽(もってのほか、かきのもとなど)や、黄色い花の阿房宮などの品種がある。』


 



(食用菊 もってのほか)


『しゃきしゃきとした歯ごたえ、ほのかな香り、ふっと甘くてほろ苦く…。きくの花びらを食べる習慣は、江戸時代から始まったとされ、日本の伝統的なエディブルフラワー(食用花)の1つである。


 山形県は食用ぎくの生産量で全国1位。東京都中央卸売市場で扱う6割以上は山形産が占める。
 数ある品種の中でも、独特の香りと風味、味の良さで『食用ぎくの横綱』と評価されるのが、淡い紫色の「もってのほか」だ。正式には「延命楽」と呼ばれる 品種だが、県内では「もってのほか」という愛称の方が広く知られている。名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」とか、「もっ てのほかおいしい」といったことから転化したらしい。近年テレビのクイズ番組で、ユニークな名前をもつ食用ぎくとして出題されてから、知名度は一気に全国 区だ。


 「もってのほか」は、食用ぎくの中では晩生で、収穫は10月下旬頃から。花びらが筒状に丸まった管弁なので、しゃきしゃきとした歯ざわりに特徴がある。
 一方、黄ぎくは比較的柔らかく、色の華やかさで安定した人気。山形県では、「寿」「岩風」などの品種を作付けしている。電照での抑制栽培、ハウス栽培などを導入、いくつもの品種を組み合わせて周年出荷を行っている。


新開発で、より充実した周年栽培化へ
 元来、中国では菊は不老長寿の霊草とされてきた。日本でも平安時代には中国に習い、天皇の御前に菊を飾り、菊の花を浸した酒を酌み交わして、長寿を願う 儀式を行ったという。実際、食用ぎくには、クロロゲン酸と2種類のイソクロロゲン酸が含まれている。これらは動脈硬化など生活習慣病の元凶である悪玉コレ ステロールを抑制するのによいとされ、特に「もってのほか」に多くの成分が含まれるそうだ。さらに先ごろは、「もってのほか」の花びらに含まれるヘリアン トリオールCとファラジオールが発ガン予防に優れるということが、山形県の衛生研究所で実証されている。


 ところで食用ぎくは、植物分類では観賞用の花と全く同じ。生け花に使われる大輪の菊も食べられないことはないが、苦味が強いものもあるらしい。苦味が少なく、香りが良く、ほのかな甘さのあるものをと選抜されてきたのが、山形県の食用ぎくというわけだ。


 山形県の試験場では、バイオテクノロジーを駆使して「寿」の早生種として「越天楽」を開発。従来より1カ月早い7月上旬からの収穫も可能になり、より充実した周年栽培を確立している。
 酢の物ばかりでなく、天ぷらやお浸しなど食べ方は色々。ゆでる際に酢をたらすと色良くゆで上がる。』(おいしい山形より転載)


勿論、日本酒と菊は切っても切れない縁で結ばれている。
日本酒の銘柄に菊の付くものの多い事よ。
数え切れない程有る。


9月9日「重陽の節句」には、菊の花びらを酒に浮かべて楽しんだのは奈良時代まで遡るという。
 酔う為の酒ならば焼酎でも良いが、季節を感じる風情があるならば、やはり日本酒でなくては。


 

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2008/10/28 日記 神田の古本屋は増えている

2008-10-28 23:13:56 | (2)日記


2008/10/28(火) 旧暦9月30日 日出:5時58分 日没:16時50分 月出:5時07分 月没:16時01分 月齢:28.78 辛丑(しんちゅう,かのとうし) 友引



今日の花: 鶏頭(けいとう)

 


『ケイトウ (鶏頭、学名:Celosia argentea) はヒユ科の一年生植物。狭義にはC. argentea f. cristata(シノニムC. argentea var. cristata)をいうが、本記事では特に断らない限りC. argentea をケイトウということにする。


夏から秋にかけ、赤・桃色・黄色などの花穂ができる。その形状がニワトリの鶏冠(とさか)に似ていることからこの名がついた。花期は6月から9月頃。原産地はアジア、アフリカの熱帯地方と推定され、日本には古くに渡来した。花の色は原種では赤だが、黄、ピンクなどさまざまな色の園芸品種がある。栽培にあたっては移植を嫌うので直蒔きする。花穂の形状の異なる羽毛ケイトウ、久留米ケイトウ、トサカケイトウなどの系統がある。


花と葉はアフリカと東南アジアで食用とされている。』(Wikipedia)



鶏頭の俳句:


 ・鶏頭の昼をうつすやぬり枕 丈草


 ・秋風の吹きのこしてや鶏頭花 蕪村


 ・ぼつぼつと痩せけいとうも月夜也 一茶


 ・鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡子規


 ・我去れば鶏頭も去りゆきにけり 松本たかし



神田の古本屋は増えているそうだ。
雑誌と漫画誌か置かない本屋が多い中、古本屋は文化に担い手だ。
その古本屋が増えていることは嬉しい。
東京に出張する時は、神田に寄るが、昔ながらの古本屋街は心を落ち着かせる。


古本はネットで検索できるので、古本を探すのは昔と比べて楽になった。市立・県立図書館にないものが古書のネットには大抵見つかる。
 全国の古書店にお世話になることが多い、ネットと古書店は鬼に金棒だ。


『古書店街、ネットと共存 神保町、店舗数じわり増加/“知の集積”強み
2008年10月27日(月)08:05
 読書の秋。世界一の古書店街といわれる東京・神田神保町で27日から、「第49回神田古本まつり」が開かれる。古書といえばインターネット通販サイトの普及でネットで注文する人が急増。アナログな古書店街は青息吐息かと思いきや、神保町では書店数が増えるなど活発だという。年に1度の「古本屋さんの祭典」を前に、その理由を探ってみた。(徳光一輝)

・・・


 古書の取引をめぐっては、平成12年に営業を始めた最大手「アマゾンジャパン」などネット通販が急増。わざわざ古書店まで出かけなくとも、自宅や会社でワンクリックで目当ての本を探し出せる手軽さは大きなメリットだ。


 しかし、老舗古書店の2代目である中野さんは「ネットの普及で危ないかなと思った時期もあったが、アマゾンが脅威なのはむしろ新刊書店。僕ら古書店とはすみ分けができてきた」と話す。


 「インターネットは目当ての本を検索することには適しているが、そこで終わり。古書店街には、世の中にどんな本があるかを知り尽くした専門家であるベテラン古書店主が集まっていて、読書の幅を広げる手助けをしてくれます」


 神保町の古書店のうち、東京都古書籍商業協同組合に加入する店は平成元年に130軒だったが、現在は158軒に増加。本郷、早稲田などの都内の古書店街をはじめ全国的に古書店街が縮小する中、神保町では増えているという。組合の広報課は「閉店する店がある反面、専門性を評価された地方の古書店が移転したり、支店を出したりして20年間でゆっくりと増えた」と話す。

・・・
 ブランド力と知の集積が、ネット時代の大きな強みになっているようだ。』(産経新聞)


 

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2008/10/27 日記 東証終値7162円 バブル後最安値

2008-10-27 23:00:46 | (2)日記


2008/10/27(月) 旧暦9月29日 日出:5時58分 日没:16時51分 月出:4時06分 月没:15時34分 月齢:27.78 庚子(こうし,かのえね) 先勝



今日の花: 荻(おぎ)
  季語: 風聞草(かざききぐさ)、寝覚草、荻原、浜荻


 



 (野の花が好き 山の花が好きより転載)



『荻
・稲(いね)科。                            
・学名  Miscanthus sacchariflorus           
          Miscanthus     : ススキ属         
          sacchariflorus : サトウキビ属の花の
  Miscanthus(ミスカンサス)は、ギリシャ語の
  「mischos(小花の柄)+ anthos(花)」    
  が語源。                                  
 
 

・湿地に群生する。                          
・薄(すすき)にそっくり。                  
  純白であり、花が大きいことで区別できる、と
  本には書いてあるが                        
  なかなか区別できませんね。                
  (名前の看板がないとわからない。ちなみに  
    上記写真はいずれも名前看板があったので  
    間違いはないと思います)。              
  ちなみに「荻」と「萩」は漢字は似てますが  
  全く別物です。                            
・水の中には生えない。                      
 

・風になびく姿が霊魂を招き寄せるように      
  見えることから、                          
  「おぐ」(招)が「おぎ」に変化したものと  
  いわれる。漢字の「荻」は漢名から。        
 
 

・「神風の  伊勢の浜荻  折り伏せて          
      旅寝やすらむ  荒き浜辺に」            
             万葉集  碁檀越(ごのだんをち)  』
(季節の花300より転載)



荻の俳句:


 ・豆蟹の荻の葉のぼる月夜哉 梅沢墨水


 ・鉢に植てかひなき荻のそよぎ哉 来山


 ・舟を見て女が招く荻の花 島田五空

 


急速な円高進行を嫌気し、全面安。
日経平均株価の終値は前週末比486円18銭安の7162円90銭と、03年4月28日に付けたバブル崩壊後の最安値7607円を大幅に更新。


日本でもマネーゲームが始まったらしい。
アイスランドの様な国が滅びる異常事態である。
自由な市場の幻想は止めて、空売りの規制とか値幅制限とか激変阻止の市場介入をすべきである。
事が起きてからでは遅い。


 

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2008/10/26 日記 忙しい日

2008-10-26 23:46:11 | (2)日記


2008/10/26(日) 旧暦9月28日 日出:5時57分 日没:16時52分 月出:3時05分 月没:15時08分 月齢:26.78 己亥(きがい,つちのとい) 赤口



今日の花: 狗尾草(えのころぐさ)、えのこぐさ、猫じゃらし

 


 (季節の花300より転載)


『エノコログサ(狗尾草)は、日本全土に分布するイネ科エノコログサ属の一年草。俗称は、猫じゃらし。


特徴
エノコログサ(Setaria viridis P. Beauv.)は、単子葉植物イネ科エノコログサ属の植物で、1年生草本である。ブラシのように毛の長い穂の形が独特な雑草である。


草丈は40-70cmになる。茎は細く、基部は少し地表を這い、節から根を下ろす。夏には茎が立ち上がって伸び、先端に穂をつける。葉は匍匐茎にも花茎にも多数ついており、最大20cm位、イネ科としてはやや幅広く、細長い楕円形、薄く、緑色でつやがない。茎を包む葉鞘と、葉身の境目につく葉舌は退化して、その部分に毛だけが残る。また、よく葉が裏表逆になっている。葉の付け根でねじれて、裏側が上を向くもので、そのような葉では、上を向いた裏側の方が濃い緑でつやがあり、下を向いた表側の方が、裏のような様子になる。


花序は円柱形で、一面に花がつき、多数の毛が突き出すので、外見はブラシ状になる。イヌビエなどの穂から出る毛は、小穂を包む鱗片(穎)の先端から伸びる芒であるが、エノコログサの場合、この毛は芒ではなく、小穂の柄から生じる長い突起である。


夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされ、漢字でも狗(犬)の尾の草と表記する。猫じゃらしの呼称は、花穂を猫の視界で振ると、猫がじゃれつくことから。

...


利用
現在は一般的に食用としては認識されていないが、粟の原種であるので食用に使える。若い葉と花穂は軽く火であぶり醤油などで味付けしたり(風味はポップコーンに酷似)天ぷらにしたりして食べられる。ただし終戦直後大量に食べて中毒を起こした学者がいる。近代以前の農村では酷い飢饉の際にカラスムギなどと共にこれを食用としたこともあった。オオエノコロは粟の遺伝子が流入しているので食用に供しやすい。 また、猫じゃらしの名の通り、これを用いて猫をじゃらすことができる。』(Wikipedia)



猫じゃらしの俳句:


 ・ねこじやらし雲の下ゆく一個人 桑原三郎


 ・毎日を揺れてゐるねこじやらしかな 今井杏太郎


 ・一憂も一喜も風のねこじやらし 大澤ひろし



この時期の休日は、種々イベントが重なり忙しい。
しかし、天気は朝から雨。
観光地には非情の雨。


朝は、落合宿の中山道まつり。
夕方からは名門酒会。
忙しいが楽しい日であった。


 

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2008/10/26 中山道 落合宿まつり

2008-10-26 22:53:41 | (13)散歩・お出かけ


今日は落合宿まつりと名門酒会の酒のイベントが重なってしまった。
 落合宿まつりは落合の人たちの施し・接待の気持ちが感じられて、気持ちの良い祭りであったので今年も出掛ける予定であったが、酒のイベントとぶつかってしまった。
 やむなく、車で出掛けて、早めに帰ることにして、高速道路を飛ばした。


昨年とは違い、生憎の雨である。
今年はウオーキングの参加者も少ないだろうと思っていたが、現地に着くと全天候用の服装とリュックを背負ったウオーカーが多く歩いている。此の雨の中をたいしたものである。

 



名物の「きのこ千人汁」の会場に行くと、人で一杯である。
冷たい雨が降る日、あついきのこ汁はありがたいもの。
テントの休息所にそれぞれ座り小休止である。中津川駅から歩いてくると、中山道の石畳に掛かる手前の丁度良い休息地点である。
ここ落合の宿ではきのこ汁が無料サービスされ、少し先の本陣前のイベント会場では季節の「栗きんとん」が旅人にご馳走される。


あついきのこ汁を貰い、奥のテントに売られていた栗おこわのおにぎり(1個100円)をテントの中で食べる。
 栗おこわのおにぎりは薄い塩味のおこわに茹でた栗が混ぜてあり、たっぷりとした栗の調味していない自然の甘味があり、大変美味しい。おみやげにしたかったがすぐに売り切れてしまった。
来年はもっと早く来なければ、と気合いが入る。
 昨年の様に秋晴れの日も良いが冷たい雨に日には、心づくしのきのこ汁が一層あたたかく感じられて、これもまた良いものである。


ウオーカー達は一休みして、雨の中を石畳へ向かい歩き出していく。

 


祭りと言ってもイベントの祭りは、露天商の出店が多いし、地元の人たちの祭りと言っても即売会、模擬店が出されていることが多く、商売の印象が強いが、この落合宿は、旅人に親切で気持ちがよい。昨年そんな気持ちがした。


どうしてなのか、去年は気付かなかったが、今年は掲示の立て札に気がついた。

 


これによれば、1861年(文久元年)、皇女和宮が江戸へ降下された時、此の中山道を通行された。その時、四日間で延べ二万六千人が落合宿を通過し、暖かいもてなしをするために、各家の竈は引きも切らず焚き続けられたそうである。


きのこ汁を作る大釜は昔、寒天の原料を煮たものだが、今は千人きのこ汁を作る為に使用され、きのこ汁を振る舞う事に使われ、多くの人に振る舞う「ふれあい活動」は、落合宿の人々が古くから旅人に対して礼節を重んじて来たことに由来すると書かれている。
 これで、此の祭りの何とも言えない快さの理由が分かった。昔からの「振る舞いの精神」が連綿として受け継がれてきている。


 


本陣の前のイベント会場では、雨の今年はテントの中で「御殿山太鼓 男波」の太鼓演奏が行われていた。
 見ていると、旅人には「中津川名物 栗きんとん」が振る舞われている。


「きのこ汁」にしても「栗きんとん」にしてもお金を出せば口にすることは出来るものだが、落合宿のそれは、特別な味がする。 金で買う物には入っていない「振る舞い・接待のこころの味」がするのである。

 


 もう晩秋である。
 坂下でもそうであったが、所々に柿の実が取られることもなく放置されている。
 手間さえあれば、これも干し柿とか渋抜きとかして振る舞えば、都会の人には金で買えない味がするのだろうが、もったいないことである。



最終地点のごへー祭り会場は、昨年ほどではないが、人で一杯である。
 五平餅の即売会場であるが、各テントの前には行列が出来ている。

 


肌寒い雨の日には、たきぎの紅い炎の色が気持ちよい。

 


中津川の五平餅はみたらし団子風である。筆者は草鞋形に平串を刺したものの方が好きだが、此の会場には、胡桃味、胡麻味、えごま味色々な味の五平餅を楽しむことが出来る。


お腹も一杯になったところで、夕方前には帰り、今度はお酒の番である。


 

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2008/10/26 「名門酒を楽しむ会」 in 名古屋

2008-10-26 22:34:58 |    日本酒の会


忙しい日である。
夕方から、第28回「名門酒を楽しむ会」 in 名古屋に参加した。
昨年に続き2回目である。
(昨年の印象は日本酒の会sake nagoyaのサイトに報告してある。
http://www.sakenagoya.com/taiken/2007/20071104/tai20071104.htm



第28回 名門酒を楽しむ会(名古屋支部)
日時: 2008年 10月 26日 (日曜日) 18時00分
場所: 名鉄ニューグランドホテル7階 椿の間
     (JR名古屋駅前新幹線側)

 



【参加蔵】
昨年は20蔵だったが、今年は19蔵。

 


男山(おとこやま)【北海道】
新政(あらまさ)【秋田】
一ノ蔵(いちのくら)【宮城】
浦霞(うらかすみ)【宮城】
大山(おおやま)【山形】
大七(だいしち)【福島】
越の誉(こしのほまれ)【新潟】
白瀧(しらたき)【新潟】
一人娘(ひとりむすめ)【茨城】
若竹(わかたけ)【静岡】
蓬莱泉(ほうらいせん)【愛知】
久寿玉(くすだま)【岐阜】
若戎(わかえびす)【三重】
春鹿(はるしか)【奈良】
八重垣(やえがき)【兵庫】
賀茂泉(かもいずみ)【広島】
嘉美心(かみこころ)【岡山】
司牡丹(つかさぼたん)【高知】
西の関(にしのせき)【大分】


【利いた酒】
各蔵3,4銘柄出品しているので、昨年の経験を踏まえて、今年は吟醸酒中心に回ることにして、興味のある酒を途中利くことにした。
 ゆっくり回ったので、その蔵に着いた頃には無くなっていた蔵もあり、利いた銘柄は昨年に比べ少なくなった。
 (評点は、筆者の個人的嗜好の反映であり、勿論、客観的なものではないことを予め申し上げる。)


① 一人娘 吟醸 山中酒造 (茨城)
 メロンの香り。スッキリとした酸。辛口の吟醸酒。評価8.8。


② 女泣かせ 純米大吟醸 大村屋酒造 (静岡)
 フルーティな入り口。バランスの取れた味。酸の膨らみあり。後口も癖が無くスッキリしている。評価9.5。


③ 白瀧 純米大吟醸 白瀧酒造 (新潟)
 香り高い吟醸香あり。バランスの取れた味。広がりがあり吟醸酒らしい世界。評価9.2。


④ 大山 大吟醸 金賞受賞酒 加藤嘉八郎酒造 (山形)
 吟醸香高い。味のバランスは酸味系中盤から辛味が来る。後口も辛味系。評価9.0。


⑤ 浦霞 純米大吟醸 (株)佐浦 (宮城)
 香りは高くない。バランスの取れた味で偏りはない。穏やかな世界で控え目な印象。評価9.0。

 

⑥ 一ノ蔵 ひめぜん (株)一ノ蔵 (宮城)
 カルメラの香り。サワーの舌触り。酸がフルーティ。 評価8.8。


⑦ 新政 大吟醸 新政酒造(株) (秋田)
 吟醸香あり。入り口は甘いが、たっぷりとした酸の膨らみと厚みがある。濃い印象。後口は辛味系。評価9.5。


⑧ 西の関 大吟醸 萱島酒造 (大分)
吟醸香は高くない。スッキリとした落ち着いた酸。後口も癖がない。穏やかな印象。評価8.8。


⑨ 司牡丹 純米大吟醸 司牡丹酒造 (高知)
 吟醸香は高くない。甘い入り口の後フルーティな酸が広がる。活発な印象。後口はピリ辛。評価9.3。

 

⑩ 嘉美心 純米大吟醸 嘉美心酒造 (岡山)
 吟醸香高い。甘い入り口の後、広がりがあり、まったりとした濃い味。フルーティな酸である。柔らかな穏やかな世界。後口は癖はないが、敢えて言えばピリ辛。評価9.5。

 

⑪ 賀茂泉 純米大吟醸 賀茂泉酒造 (広島)
 香りはない。入り口は甘い。スピードのある酸。後口は癖はないが、味は早く終わる。評価8.8。

 

⑫ 八重垣 青乃無 純米大吟醸 ヤヱガキ酒造
 (兵庫) 甘い入り口。まったりと膨らみ、酸の厚みがある。甘味が最後まで続く。後口は癖無いが、敢えて言えば微かなピリ辛。評価9.2。


⑬ 八重垣 露風 ヤヱガキ酒造 (兵庫)
 紫黒米「むらさきの舞」で醸した紅い酒。特定名称は使えないとのことで表示がないが、純米酒のスペックで、無添加とのこと。甘い入り口の後フルーティな酸、ポートワインの世界である。日本酒でもワインが造る事が可能であることを証明する1本。オリジナリティがある。評価8.8。

 

⑭ 春鹿 純米大吟醸 槽掛け雫 (株)今西精兵衛商店 (奈良)
香り高い。甘い入り口の後、厚みのあるバランスの取れた味。ふくらみながら透明感のある酸である。軽味が有る、穏やかな上品さが有る。評価9.6。

 



⑮ 久寿玉  純米吟醸 (有)平瀬商店 (岐阜)
 柔らかな穏やかな世界。評価8.5。


⑯ 越の誉 大吟醸 原田酒造 (新潟)
 吟醸香あり。酸の広がりあるが、味が早く終わる。奥行きのある広がり厚みがない。後口は辛い。評価8.5。


⑰ 大七 冷やおろし 大七酒造(株) (福島)
 仄かなカラメル香。酸の活発さがあり、活気はあるが、まだ若い印象。評価8.0。純米に対する拘りがあるのだろうが、来年は吟醸酒も出して欲しいものだ。



【感想】

1.吟醸酒
秋の酒のイベントは多いが、時節柄「冷やおろし」を中心としたものが多く。最近のイベントは「冷やおろし」ばかりである。
吟醸酒の好きな筆者にとっては、名門酒会の秋のイベントは吟醸酒もあるのでありがたい。
 昨年の経験で、時間が足りないことは解っていたので、蔵ラリーも参加せず、吟醸酒のみゆっくり利くことにした。
 飲み逃がした物もあったが、計画通りに運んだといえる。


2.会の運営
参加者は300人位だろうか、会場はあまり広くないので、場内は騒然とした感じになる。
 参加者の評価もまちまちである。
蔵人と会話がしたい人、ゆっくり酒を味わいたい人には、運営について不満がある様だ。
 会場が狭く、机一つに蔵が二つであり、ラリーが行われて居り、参加者がスタンプを求めて動き回るので落ち着かないのである。
 蔵の人に酒の話を聞きながら、ゆっくりとは利けない雰囲気である。


筆者の運営に関する感想は、概ね肯定的である。
便利な場所で20蔵の全国の酒が利けて、吟醸酒もあり、ホテルの料理もあり、会費5000円を考えると、納得できるのでは無いかと思う。


今後改善して欲しい点を、以下の通り挙げておく。
①ホテルの料理
 


 昨年も日本酒の会の報告に書いたが、ホテルの立食形式の料理だが、開始と同時に料理卓に人が殺到して、料理の争奪戦になる。
 食べもしない料理を皿に取ってテーブルに置いている人が散見される。
 酒を利いていて、昨年は何も食べることが出来なかったので、今回は利き酒の前だが、食べることにしたので、去年の様に食いっぱぐれる事はなかったが、この方式は問題が多い。改善すべきである。


 量は少しでよいから、各人別にテーブルに用意するとか、チケット制にして無くならない様にするとかの工夫が必要だ。
 極論すれば、去年も書いたが、ホテルの会場では難しいだろうが、立食の料理は要らないのだ。
 各蔵が地方の肴を用意してくれているので、会費をそちらに回した方が酒にあった肴を楽しむことが出来る。


②時間と企画内容
90分では時間が足りない。
この会は、企画が多い。
参加者は、利き酒・料理に集中できない。
ラリーがある。燗酒コーナーがある。占いコーナーがある(?)。お気に入り投票コーナーがある。
各蔵の挨拶、抽選会も行われ、マイクが鳴りっぱなしである。


筆者は、昨年は利き酒のみ、今年は料理と利き酒。殆どの企画は、無用である。次回参加しても変わらないだろう。
 もう少し、企画を整理して、本来の利き酒に力を注いだ方がよい。
 テーブル一つに一つの蔵にすれば余裕が出来るだろうし、ゆっくり出来る。蔵持参の肴も楽しむことが出来る。


③参加蔵
昨年より1蔵減り19蔵になった。今回参加の無かった白嶺酒造,(京都)は、昨年の印象が良く楽しみにしていたので不参加は残念だった。
 19蔵は昨年と同じである。良い酒を持参していただけるのでありがたいが、毎年全く同じ蔵では新鮮みがないこともあり、5蔵くらいは入れ替えがあった方が良いと思う。


色々注文はあるが、安い会費で全国の銘酒を利くことが出来るこの会は貴重であるし、来年も参加したいと思っている。


 

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2008/10/25 日記 何もない日

2008-10-25 22:22:10 | (2)日記


2008/10/25(土) 旧暦9月27日 日出:5時56分日 没:16時53分 月出:2時03分 月没:14時42分 月齢:25.78 戊戌(ぼじゅつ,つちのえいぬ) 大安



今日の花: 吾亦紅(われもこう)、吾木香、我毛香

 


 (花の手帖より転載)



『ワレモコウ(吾亦紅/吾木香)は、バラ科・ワレモコウ属の植物。学名はSanguisorba officinalis。


草地に生える多年生草本。地下茎は太くて短い。根出葉は長い柄があり、羽状複葉、小葉は細長い楕円形、細かい鋸歯がある。秋に茎を伸ばし、その先に穂状の花をつける。穂は短く楕円形につまり、赤黒く色づく。


「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。暗紅色の可憐な花をつける。根は地楡(ちゆ)という生薬でタンニンを含み、止血剤として用いられる。漢方では清肺湯(せいはいとう)、槐角丸(かいかくがん)などに配合されている。


仲間のオランダワレモコウ(サラダバーネット、学名S. minor Scop.)は観賞用だけでなく若葉を食用とする。


「ワレモコウ」の漢字表記には他に我吾紅、吾亦紅、吾木香、我毛紅などがある。このようになったのは諸説があるが、一説によると、命名するときに、この花はなに色だろうか、と論議があり、その時みなそれぞれに茶色、こげ茶、紫などと言い張った。そのとき、選者に、どこからか「いや、私は断じて紅ですよ」と言うのが聞こえた。選者は「花が自分で言っているのだから間違いない」→「私は赤です」→吾亦紅となったといわれている。』
(Wikipedia)



吾亦紅の俳句:


 ・日を吸へる吾亦紅あり山静か 清原枴童


 ・吾亦紅風のなき野の風のなか 阿部誠文


 ・吾亦紅うらわかければまだ青し 飴山實


 ・遠山の晴間みじかし吾亦紅 上田五千石



天気が良い方にずれたが、今日は何もない日。
家にいて溜まっているブログの記事を書く。
内容のある記事を書きたいと思うのだが、それには時間が掛かる。
内容は、時間との綱引きだ。
心が動いたことは少なくとも止めておきたい。


先週の土曜日の松尾大社・齊籐酒造の記事が漸くUP出来た。


 

 

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2008/10/24 日記 戦艦大和が浮上 ?

2008-10-24 23:17:44 | (2)日記


2008/10/24(金) 旧暦9月26日 日出:5時55分 日没:16時54分 月出:0時59分 月没:14時16分 月齢:24.78 丁酉(ていゆう,ひのととり) 仏滅 一粒万倍日



今日の花: 辣韮(らっきょう)の花

 


 (辣韮の花 フォト・ココより転載)

 
 

 (辣韮の花畑 フォト・ココより転載)


『ラッキョウ(辣韮、薤、辣韭、学名 Allium chinense syn. Allium bakeri)は、ユリ科(ネギ科とする場合もある。)の多年草・野菜。別名は「オオニラ」、「サトニラ」。


特徴
中国、ヒマラヤ地方が原産。白色または紫色を帯びた白色の鱗茎を食用とする。


特有の強い匂いと辛味を持つ。この匂いはニンニクやニラと同じアリル硫化物である。


主に塩漬け、甘酢漬け、醤油漬けで食べる。カレーライスのつけあわせとして、福神漬とならんでポピュラーな存在である。また薬効も多いとされている。


鳥取県(鳥取砂丘)・福井県(三里浜)の特産品である。また沖縄県では「島らっきょう」または「ダッチョウ」と呼ばれる、一般的ならっきょうより小型で細いものがある。一般的なラッキョウよりもネギに似た辛みが強く、主に塩漬けして鰹節をかけて食べる。


鱗茎は、薤白(がいはく)という生薬名がある。漢方では胸痺(きょうひ、胸のつかえ・痛みなど)に効果があるとされる。


薤白が配合される方剤
楼薤白白酒湯(かろがいはくはくしゅとう)
薤白半夏湯(かろがいはくはんげとう)
枳実薤白桂枝湯(きじつがいはくけいしとう)』(Wikipedia)



辣韮の花の俳句:


 ・辣韮の花咲く土や農奴葬 飯田蛇笏


 ・佐久山やらっきょの花に蝶がつく 細見綾子


 ・辣韮の花のさざなみ空に顕つ 石原八束

 


時代錯誤の巨艦大砲主義の象徴である大和に対する日本人のノスタルジーは強い、時代錯誤の計画がもちあがっているらしい。


『大和引き揚げ計画が呉で浮上
2008年10月22日(水)17:00

 東シナ海に沈む戦艦「大和」の主砲などを引き揚げる計画が、呉市の経済界などで浮上している。呉商工会議所を中心に来春にも、引き揚げに向けた準備委員会を設立する見通しになった。
』(中国新聞)



中日対巨人のクライマックス戦。
延長12回の熱戦の末、引き分け、これで情勢は厳しくなった。
これから3連勝しなければ、優勝は出来ない。
3連敗の後4連勝も歴史が証明している。決着が付くまでは可能性がある。


 

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2008/10/23 日記 今日は節気 霜降

2008-10-23 23:10:13 | (2)日記


2008/10/23(木) 旧暦9月25日 霜降 日出:5時54分 日没:16時55分 月出:---- 月没:13時47分 月齢:23.78 丙申(へいしん,ひのえさる) 先負 不成就日



今日の花: みせばや、見せばや、玉の尾(たまのお)、


 



 (北の森工房より転載)


『ミセバヤ ベンケイソウ科 別名 たまのお
 ミセバヤの名は、吉野山の法師が和歌の師にこの花をおくり「君にみせばや」と詠んだことからついたと言われる。
 原産地は日本や中国。19世紀末にヨーロッパに伝わった。ヨーロッパでは「シーボルトのベンケイソウ」と呼ばれている。
 香川県小豆島の寒霞渓では野生の状態で見ることができる。同じ仲間では北海道十勝・日高のヒダカミセバヤ、青森県のツガルミセバヤ、北陸のエッチュウミセバヤなどがある。』



みせばやの俳句:


 ・みせばやの花に扇を捨てやらず 後藤夜半


 ・みせばやのむらさき深く葉も花も 山口邨


 ・たまのをの花を消したる湖のいろ 森澄雄

 


『霜降(そうこう)は、二十四節気の1つ。10月23日ごろ。および、この日から立冬までの期間。


太陽黄経が210度のときで、露が冷気によって霜となって降り始めるころ。九月中。『暦便覧』では、「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と説明している。


楓や蔦が紅葉し始めるころ。この日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼ぶ。


七十二候
霜降の期間の七十二候は以下の通り。


初候
霜始降(しも はじめて ふる):霜が降り始める(日本)
豺乃祭獣(さい すなわち けものをまつる):山犬が捕らえた獣を並べて食べる(中国)豺は{豸才}
次候
霎時施(こさめ ときどき ふる):小雨がしとしと降る(日本)
草木黄落(そうもく こうらくす):草木の葉が黄ばんで落ち始める(中国)
末候
楓蔦黄(もみじ つた きばむ):もみじや蔦が黄葉する(日本)
蟄虫咸俯(ちっちゅう ことごとく ふす):虫がみな穴に潜って動かなくなる(中国)


前後の節気
寒露 → 霜降 → 立冬』(Wikipedia)


 

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