菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

2008/08/03 渓流に涼風吹く

2008-08-03 22:10:10 | (13)散歩・お出かけ


今日の名古屋は37℃を超える猛暑であったらしい。
暑い時は涼しいところに行くに限る。街の中デパート、映画館も涼しいが、矢張り自然の中の涼しさの方がよい。


昨日のCBC-TV番組で放映していた付知峡の風景があまりにも涼しそうであったので、行ってみることにした。


場所は岐阜県恵那郡付知町にある民宿峡(はざま)
TVでは勾配のある吊り橋を渡り対岸にある民宿に行き蕎麦を食べる。
 店主は言う。「ここは自然の涼しさがあるのでクーラーは一台もない」と。
 店の前の清流は、本当の清流で川底に石まで見えている。
涼しい風景である。


こんな暑い日は、あの涼しさに身を置くべきである。


中央高速恵那ICを降り、恵那峡を抜けて、付知に入った。
目的地の近くに短い区間すれ違いの難しい山道があるが、特段問題なく目的地に到着した。


駐車場に車を止め、森の石段を少し下りると、川の対岸に渡る吊り橋が見える。
 吊り橋は勾配があるので、板が階段状に段差が付けてある。過去に渡ったことのない形式の吊り橋である。この吊り橋だけでも野趣がある。

 


民宿はざまは吊り橋を降りたところにある。
 吊り橋はそれなりに長いので、降りている内に自分の降りるリズムと橋の揺れとが共振してくる。少しスリルがある。


 民宿はざまはコンクリートの床にテーブルだが川側に桟敷を設置している。
 川風に吹かれながら、食事をすることが出来る。

 



 まずは河原に出てみる。
 吊り橋の向こう側日の当たっているところでは、子供達が水着で川に入っているのが見える。親も二人連れも入っている。

 



 水が透明でTVと同じように川底の石までくっきり見える。
 この水の中に足を入れるためにやってきたのだ。
 早速、靴と靴下を脱ぎ、ズボンの裾をまくり上げて川の中に入る。


ヒョー冷たい。
暫く川の中に立っていると次第に足が冷たくなってきた。長く入っていられる温度では無さそうだ。
川に入っている人が日の当たるところにいる理由が理解できた。


河原の石の腰を下ろし、濡れた足を干していると、左手の峡谷から風が吹いてくる。
 実に涼しく爽やかな風である。クーラーがない訳である。
冷えた足は、冷えたまま中々温かくならない、水の気化熱が冷やすのだろうが、涼しいことこの上ない。
暫く涼しさに身を任せて、水と風を楽しんだ。


気温が体温を超えるような日には、ここで一日身体を休めれば、一週間程度元気でいられそうな気がする。


 


川底まで見える透明度の水である。岩魚の世界である。
鮎には綺麗すぎる水である。

 



 浅そうに見えるが意外に深い。

 



 透明な水が太陽に反射してきらきらと輝いている。

 


 吊り橋の降り口の下には、小さな滝があり水しぶきを上げて川面に白いしぶきをあげ落ちている。

 

 滝のすぐ下は相当に深そうである。プールと違い、子供の水遊びには注意が必要だ。


涼しくなったところで、次の目的の桟敷で岩魚を食べることにする。
メニューは単品、定食、フルコースと豊富にあり自由に選択できるのが嬉しい。


先客の若者4人組み、隣の中年のおばちゃん2人組みはいずれもビールを飲んでいる。車で来ているはずなのに、大胆な。

 

TVでは蕎麦を映していたが、岩魚を食べることにする。
峡(はざま)定食と岩魚甘露煮定食を注文する。


暫くすると、木枡に蕎麦が入れられて出てきた。
サービスらしい。

 



 この蕎麦、コシがあって手打ち蕎麦らしく美味しい。
 タレはやや濃いめだが、塩辛さが無く旨みがあって美味しい。
 次は、蕎麦も良い。


 


 岩魚甘露煮定食。
 一つの盆に、色々取り混ぜて盛られて出てきた。
 見て楽しいのは女性好みである。


左上の皿がわかりにくいが、
左上から右に キンカンの砂糖煮、カボチャの煮物、蒟蒻の煮物、くぐみのお浸し、青梅のシロップ(梅酒の梅?)
その下 ワラビの煮物、なると、筍の煮物、右の緑のものは、こんてつの胡麻和え、三つ葉、芹のような癖のある香りがある。
春の山菜で一年分採り冷凍して保存しているとのことであった。
下の段は左から 三色なます、岩魚の唐揚げの甘酢漬け、子岩魚(鮎?)の甘露煮、岩魚の唐揚げ。


真ん中上のデザートは、カボチャの寒天寄せと枸杞(くこ)の実

 

川の幸、山の幸、珍しい山菜ありで楽しい。
味も美味しい。

 


峡(はざま)定食、岩魚甘露煮定食の料理に、岩魚の塩焼きとお造りが付いている。
お造りは、捌きたてで身が締まっていて快感がある。
塩焼きも焼く加減が丁度良く、岩魚の旨みが感じられた。



吊り橋は登る方がスリルがある、力を入れるせいか揺れも大きくなる。
 先程若い女性がへっぴり腰でロープを握りながら登っていたことが思い出された。この吊り橋も充分に涼しい。



川を離れ、駐車場に戻ると、其処はすでに暑かった。
川の傍は特別に涼しい事がよく判る。


車で付知の街に出て、中央高速に乗り、家に帰るに連れ暑くなったのは言うまでもない。
 が、川の中に入れた足の冷たさと風の涼しさを思い出すことで乗り越えることが出来る。

 

 ・逃げ来れば渓流に風の涼しさよ

 ・渓谷の上より寄せる風涼し

 ・岩魚住む谷より寄せる風涼し

 ・吊り橋の揺るれば風のなお涼し

 ・渓流は澄みきりわたり鮎見えず

 ・滝の水深碧の淵に白く落つ

 ・水底の足より暑さ流れけり

 ・こんてつの胡麻和えの香や岩魚飯

 


【データ】

民宿・お食事処 岩魚の里 峡(はざま)

岐阜県恵那郡付知町258-15
TEL・FAX 0573-82-2083
http://www.takenet.or.jp/~hazama.i/


 

ジャンル:
ドライブ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 2008/08/02 日記 ゆうなの花 | トップ | 2008/08/03 日記 秋田竿燈の日 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

(13)散歩・お出かけ」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事