菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

2017/10/17  日記  霧

2017-10-17 19:50:00 | (2)日記

2017/10/17 (火) 旧暦:828日 祝日・節気: 貯蓄の日 日出 :548分 日没:1703分 月出:256分 月没:1551分 月齢:26.9 干支: 丁丑 六曜: 大安 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: 霧

「霧に包まれた金時山(20161022日)」

https://youtu.be/1MGFnj_Wn3Q



『霧(きり) 三秋
2011/02/21

【子季語】
朝霧、夕霧、夜霧、山霧、野霧、狭霧、霧の帳、霧襖、霧の籬、霧の海、霧の雫、霧雨、霧時雨

【関連季語】
霞、夏の霧、冬の霧

【解説】
秋、細かな水の粒子が白い煙のように立ち込める現象。同じ現象は秋ばかりではなく春にも起こるが、これは霞(春の季語)と呼ぶ。遠くのどかににたなびく「霞」に対して、「霧」は冷やかに立ちこめる。

【来歴】
『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

【文学での言及】
秋霧の晴るるときなき心には立ちゐの空も思ほえなくに 凡河内躬亘『古今集』
秋霧の立ちし隠せば紅葉ばはおぼつかなくも散りぬべらなり 紀貫之『後撰集』
秋霧の晴れぬあしたの大空を見るがごとくも見えぬ君かな よみ人しらず『拾遺集』

【実証的見解】
霧は、水蒸気を含んだ大気の温度が下がり、大気中に含まれていた水蒸気が微小な水滴となって発生する場合と、大気中に水蒸気が補給され、大気が飽和状態になって発生する場合がある。冷えてできる霧には放射霧、移流霧などがあり、水蒸気が補給されてできる霧には蒸気霧、前線霧などがある。放射霧は、地表面から熱が放射され地面が冷えて発生する。移流霧は、温かく湿った空気が冷たい地面または水面へ移流し、そこで冷やさて発生する。蒸気霧は、温かく湿った空気と冷たい空気と混ざって発生し、前線霧は、前線付近の雨粒から蒸発した水蒸気が飽和状態となって発生する。』
(季語と歳時記)



霧の俳句:



・関ヶ原霧をまとひて鎮もれる  中川濱子



・月山といへ一切の霧の中 岸風三楼



・幹消えて森消えて霧そして霧 岩垣子鹿



・山畑や葱につまずく霧のなか  金子兜太



・われの行く道のみ見えて霧深し  杉本艸舟





秋雨前線が停滞しているので、雨が降ったり止んだりが続いている。
霧はめったに出ないのだが、このところ湿度が多いせいか出ている。
朝霧の出た後、午後は晴れることが多いが、今回はそうは行かない。また、雲と雨に逆戻りだ。

霧がかかると、世の中の光景が変わる。
薄い霧の場合は雪景色とは違う白い世界に変わる。
見慣れた樹や建物が白の中から浮かび、幻想的に見える。
現実感をなくした日常はポエジーすら漂う。

しかし、濃い霧の場合は世界が包み込まれ、覆い隠されてしまう。
平地ではあまりないが山ではよくある。
闇とは違う白の世界だが見えないことでは同じだ。
闇はライトをつければ見えるが、霧はそれでも見えないので、もっと深刻だ。

関が原はまだそれでも見えるのだろう、月山は白の中に包まれればもう動くことは危険だ。
金子は山に暮らしているのだろうか。葱に躓いても危険はないが。

杉本の句は、我々の生きる道を詠んでいるように思える。
前に道はあり、どこかに続いているのだが、見通しは効かない。
どこに進んでいくのかわからない。
進むのか待つのかそれすら判らない。




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