菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

2016/10/17  日記  刈田

2016-10-17 20:05:23 | (2)日記

2016/10/17(月)旧暦:917日 祝日・節気: 日出:549分 日没:1703分 月出:1807分 月没:634分 月齢:16.12 干支:壬申 六曜:先勝 九星:七赤金星

今日の季語: 刈田

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(「いいやま箱店屋横丁」通信
http://gazoo.com/my/sites/0001452147/yokotyou/Lists/Posts/Post.aspx?ID=303
より転載)



『刈田: 刈田原、刈田道、刈田面
晩秋
稲を刈り取ったあとの田。畦では稲が干され、籾殻の袋が詰まれていたりする。収穫を終えたあとののんびりした田園風景でもある。』
(季語と歳時記)



刈田の俳句:



・木曽谷の刈田をわたるひざしかな 加藤楸邨



・飛鳥寺の鐘鳴りわたる刈田かな 古川京子



・いちまいの刈田となりてただ日なた 長 谷川素逝



・鈍行もよし駅毎の刈田見て 若月一敬



・田の神の山へかへりし刈田かな 原 ふじ広




郊外の稲田も殆どは刈り入れを終えた。
黄金色に輝いていた田は刈田に変わっている。

散髪を終えたあとの項のようにサッパリとはしたが、何かあるものがない薄ら寒さを感じる。

オリンピックが終わった都市のように、熱狂が終わった後の静けさと寂しさと安堵感がある。
水の張られた田に植えられた稲は、根を張り、気温の上昇とともに空に向かって、勢い良く成長する。
夏の盛り、人間がへばっている頃、稲は命の限りを尽くしてエネルギーを作り出す。その周りには生命の息吹である草いきれが立ち込めている。
知らないうちに花を咲かせ、穂をつけ、実をつける。

祭典の終わった後、刈田には稲のやり遂げた豊穣の余韻が残っている。
刈田を見る人の心には、満ち足りたもので充たされている。


田の神という言葉は新鮮に響いた。
街なかに生まれ育ったものには、田の神とのお付き合いがなかった。
日本ではあらゆるところに神様がいる。

一仕事を終え山にお戻りになる田の神様に心より感謝してお送り申し上げる舞台が刈田なのだ。





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