菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
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2017/01/17  なまはげの今

2017-01-17 21:13:03 | (23)TV


秋田のなまはげはお大晦日に行われる行事だが、元々は小正月に行われたものらしい。

岩手県野田村で行われるなまはげに似た行事「なもみ」は未だに小正月の行事として行われているそうだ。



『悪いわらしはいねぇが~ 洋野で「なもみ」
デーリー東北新聞社1/16() 11:05配信

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なもみに抱かれて泣きじゃくる子ども=15日午後020分ごろ、洋野町のJR種市駅前

悪いわらしはいねぇが―。洋野町大野の林郷地区に伝わる習俗「なもみ」が15日、同町のJR種市駅前などで披露された。大きな鬼の面を着けた林郷青年会(西君治会長)のメンバーが大声で叫び、子どもらの健やかな成長を祈念した。

200年の歴史を持つなもみは、小正月に家々の厄をはらい、無病息災や家内安全、子どもの成長を願う伝統行事。2006年に旧種市町と旧大野村が合併してからは、融和の願いを込め、同じ時期に地区外でも活動している。

駅前には、会員3人が鬼の姿で登場。思わず泣き叫ぶ子どもを抱き上げ、「悪い子は山に連れてくぞ」「お母さんの言うこと聞けよ」などと呼び掛けた。

同町種市の岩脇千奈ちゃん(4)は「すごく怖かった。絶対に良い子にする」と目に涙を浮かべていた。

青年会はこの日、道の駅おおのでも披露。夜は林郷地区の家々を回った。
最終更新:1/16() 11:05
』(デーリー東北新聞社)


最近、NHKおはよう日本でなまはげの今を取り上げていた。
本来なまはげは、子供のいる家に押しかけ、悪い子はいないかと探して回る。
恐ろしい鬼にさらわれそうになった子どもたちは、泣き叫び良い子になる、親の言うことは聞くと約束して許される。
地域社会での子供の教育をする伝統行事だ。

ところが、今は、探しても子供がいない。
居るのは年寄り・老人ばかりだ。

老人は、脅しても怖がらない。
怖がらないどころか喜んでくれる。
なまはげが来てくれるのが嬉しいのだ。

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歳を越えたある老人夫婦宅では、老人たちはなまはげが来るのを待ちわびていた。
奥さんは3日前からもてなしの料理を作って、和服の着物居住まいを正して今かと待っている。
鬼たちがやってくると、用意してあった酒肴でおもてなしの始まりだ。
主人は、笑顔で「いやーよく来たな!」と迎え、奥さんは準備していた料理をさっそく振る舞う。
主人の「飲めい飲めい!」の言葉に、なまはげはお酒をごちそうになる。

鬼たちは老人には優しい言葉をかける。身体を大事にする様にと、来年また来るからと言う。

なまはげと老人たちの宴の光景は、良いものだった。
これが、地域社会、これが共同体、これが地縁だ。

なまはげの今は、老人のための行事になって立派に存続している。


『なまはげは、大晦日に秋田県の男鹿市と三種町、潟上市の一部の各家々で行われる伝統的な民俗行事。本来は小正月の行事であった。

「男鹿(おが)のナマハゲ」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。


風習の内容
「なまはげ」は怠惰や不和などの悪事を諌め、災いを祓いにやってくる使者(鬼・妖怪の類い)である。年の終わりに、大きな出刃包丁(あるいは鉈)を持ち、鬼の面、ケラミノ、ハバキをまとって、なまはげに扮した村人が家々を訪れ、「悪い子はいねがー」「泣ぐコはいねがー」と奇声を発しながら練り歩き、家に入って怠け者、子供や初嫁を探して暴れる。家人は正装をして丁重にこれを出迎え、主人が今年1年の家族のしでかした日常の悪事を釈明するなどした後に酒などをふるまって、送り返すとされている。

名称
冬に囲炉裏(いろり)にあたっていると手足に「ナモミ」 「アマ」と呼ばれる低温火傷(温熱性紅斑)ができることがある。“それを剥いで”怠け者を懲らしめ、災いをはらい祝福を与えるという意味での「ナモミ剥ぎ」から「なまはげ」 「アマハゲ」 「アマメハギ」 「ナモミハギ」などと呼ばれるようになった。したがってナマに「生」の字を当て「生剥[1]」とするのは誤り。

一般的に、赤面がジジナマハゲ、青面がババナマハゲとされているが、違う地域もある。

名称の異なる同類の風習
同様の行事は同じ秋田県秋田市のやまはげ、秋田県能代市のナゴメハギ、山形県遊佐町のアマハゲなど、主に本州北部の日本海沿岸部各地に存在し、新潟県村上市や石川県能登地方にはあまめはぎが伝えられ、福井県には語源は異なるがあっぽっしゃなどの呼び名でも分布する。太平洋側でも北東北地方の岩手県大船渡市三陸町は吉浜のスネカがある。江戸時代に東北から藩主が入った愛媛県宇和島地方では、前述の低温火傷を「あまぶら」といって、あまぶらができるような怠け者が便所に入ると、「あまぶらこさぎ」という者があまぶらを取り去るという[2]

ルーツ
妖怪などと同様に民間伝承であるため、正確な発祥などはわかっていない。秋田には、「漢の武帝が男鹿を訪れ、5匹の鬼を毎日のように使役していたが、正月15日だけは鬼たちが解き放たれて里を荒らし回った」という伝説があり、これをなまはげの起源とする説がある[3][4]

一方、なまはげは鬼とは無縁の来訪神であったが[5][6]、近代化の過程で鬼文化の一角に組み込まれ、変容してしまったという説もある[6]
...』(Wikipedia





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2 コメント

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笑山先生、今晩はなまはげですね。 (丹野知美)
2017-01-17 22:27:29
先生の老人はなまはげを楽しみに待っているとの言葉に(耳の痛い思いもしまうすが)田舎のとっしょりおぼこ、(年寄り、おぼこ)と言う言葉を思い出しています。歳をとって童子に還るということらしいのですが、童心に還るというよりも最近の限界集落等の影響があるのかと感じてしまいました。日本の歳時記もこうして変わって行くのでしょうか。
コメントありがとうございます。 (笑山)
2017-01-21 07:44:06
おはようございます。

仏様はいくつも顔を持っています、
閻魔様は怖い顔をしていますが、時と場所によって地蔵様になります。
正確には閻魔大王は地蔵菩薩の化身だそうです。
優しいお姿の観音様は、三十三の姿があり、その中には夜叉身、修羅身があるそうです。

なまはげも同じなのでしょう。
恐ろしい強面の顔は、子供向け。
悪い道の先には、恐ろしいものが待っていると身体で覚えさせるための強面。
優しい顔と情け深い言葉は、淋しい老人向け。
理念・観念ではなく、見捨てられた老人に世の優しさを体験させる和顔愛語。

なまはげは有り難い存在ですね。
少子高齢化の今、なまはげも怖い顔ばかりはしてはいられないようです。

なお、小生は学者でも政治家でもありません、
「先生」の呼称は、ご無用に願います。

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