菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
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2017/09/30 日本酒の会sake nagoya 特別企画 長期熟成酒の巻 (その1)

2017-09-30 23:55:00 |    日本酒の会sake nagoya


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月は雨の週末が多かった記憶だが、この週末は良い天気に恵まれた。
イベントは晴れてくれれば、半分は成功だ。

今日は日本酒の会sake nagoyaの特別企画の日。
前回は事情が許さず参加できなかったが、今回は満を持しての参加だ。

テーマは、長期熟成酒。
会の幹事I氏が、長年冷蔵庫に囲っておいた秘蔵の酒の封印を解く、またとない機会、参加する以外の選択肢はない。
会場は、お店ではなくプライベートな場所で、13時からお酒が無くなるまで。


名駅から電車に乗り、参加者と日本酒談義に花を咲かせ、どんな熟成酒が登場するか機体に胸を膨らませながら駅に到着した。


駅から歩き始めると、祭囃子が聞こえてきた。
先の方を見ると、山車が見えた。
本格的な山車で、大人たちが曳いている。


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秋晴れの日の秋祭り。

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お天気でよかった。

20170930名古屋市南区本地祭 町組山車」

https://youtu.be/fNfWlplqV2w



帰ってから調べてみると、本地祭りの町組の山車だった。
(巻末の【データ】参照。)

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空を見上げると、入道雲ではなく鰯雲が浮かんでいる。
時は、秋祭りだ。

会場につくと、もう準備はされていた。
お店ではないので、準備するのは大変なはずだが、有り難いことに多くの参加者は、会費を払えば良い。

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時になり、参加者も集まり、宴が始まった。

長期熟成酒が登場した。
先ずは、今日の柱である冷蔵保管されてきた吟醸酒6銘柄。

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定例会ではないので、利き酒とブラインド評価はない。
参加者は思いのまま愉しめば良い。

以下、個人的な印象を備忘録として記載する。
(念のため、蛇足ながら断っておきたい。
ブログに印象を書くと、苦情を言う人がいる、それは自分の思いと違ったりすると許せない人がいるからだ。
・まず、長期熟成酒は蔵元が想定している飲み方ではない。熟成させるのは飲み手の好奇心・実験精神に拠るもの。現に流通している商品の印象を書いているわけではない。あくまで此処にある熟成した酒に関しての印象だ。
・次に、印象は筆者の個人的な嗜好に拠るもので、一般性はない。
定例会のように全体評価があればある程度一般性もあるが、今日は参加者が長期熟成酒を楽しむだけのこと。


(1)
醸し人九平次 大吟醸 山田錦 精米歩合40%平成23年12月製造  萬乗醸造 (愛知)
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純米吟醸の6年熟成酒。

立香は仄かで、卓上にあるするおろし生姜にマスクされて判りにくい程度、老香系の香りはない。入り口は甘い、はっきりとした酸の後辛味が来る、味が明確であまり年月は感じない。中盤以降渋み系の軽い雑味を感じる。もう少し寝かせてもいいかもしれない。



(2)
飛露喜 純米吟醸 雄町 平成217月製造  廣木酒造本店 (福島)
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甘い入り口。酸は感じるが透明感がありこなれている。中盤、辛味の軽い芯がある。舌触りは滑らかで熟成酒らしい。




(3)
十四代 大吟醸 播州山田錦 生詰 製造年月05623  高木酒造 (山形)
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色づきが少しある。やや霞がかかっているようにみえる。甘い入り口の後、辛味の芯を感じる。酸も十分ありヘタレは感じない。中盤から切れがよく、熟成酒の味わいがある。


製造年の05は平成と考えると20年を超えるので、西暦と考えるべきだろう、それでも10年を超える長期熟成酒。
造りもよく、冷蔵管理もしっかりされていたので、生詰だが老香等の気になる香りは全くない。味も十分あり、切れも良い、大吟醸は熟成酒に適している証左だ。



(4)
純米吟醸 早瀬浦 平成139月製造  三宅彦右衛門酒造 (福井)
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純米吟醸の16年の長期熟成酒。

軽い黃味の色づきがあるが日本酒本来の色とも言える程度。香りはあまり感じない。甘い入り口、酸・辛・渋・苦の味が分離しないで、一体感のあるバランスの取れた味わいになっている。後半、味の底で軽い苦味が味を締めている。滑らかな舌触りも熟成酒らしい。長期熟成酒の期待されるひとつの姿持っていると感じた酒だった。

これが今日、最も熟成酒らしい風格を持っていたと思う。
個人的には早瀬浦はあまりタイプではない。
骨っぽくて、無骨で、硬さを感じさせるからだ、もう少し柔らかく、後半の切れが良いのがタイプなのだ。
この酒では、全くそれを感じなかった。むしろその骨っぽさが長い歳月に素晴らしいバランスを生んだのだと思われた。



 (5)
田酒 純米吟醸 平成161026日製造  西田酒造 (青森)
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純米吟醸の13年の長期熟成酒。

香りは特に特徴は感じない。甘い入り口、トロリとした舌触りで滑らか。含み香に仄かな熟香を感じる。中盤以降の切れは良い。



(6)
飛露喜 純米吟醸 山田錦 平成227月製造  廣木酒造本店 (福島)
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純米吟醸の7年冷蔵熟成酒。

色合い、立香とも特徴的な癖は感じない。甘い入り口、トロリとした舌触り、酸の膨らみの後辛味が続く。後半、軽い渋みを感じる。全般的に味にまだ勢いがあり、ヘタレとかは感じさせない。まだ寝かせても大丈夫だ。




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