菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
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2012/03/27 灰色・すれすれ・疑わしきは

2012-03-27 20:55:20 | (16)時事・世相


現代は法律によって裁きが行われる。
当然のことなのだが、何かおかしいことが起きている。
手の内を読んで、犯罪を計画的に行う輩が増えているようだ。

年金資産の1500億円を消失させた男が、逮捕もされずに、国会に招致され参考人として意見を述べた。

『AIJ社長「だます気なかった」=年金消失問題で謝罪―衆院財金委
2012
327日(火)12:04

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(
時事通信)

顧客から預かった巨額の年金資産を消失させたAIJ投資顧問(東京)の浅川和彦社長は27日午前、衆院財務金融委員会に参考人として出席した。浅川社長は多額の損失について「取り戻す自信はあったが、責任を痛感している」と謝罪する一方、「最初からだます気はまったくなかった」と釈明した。

2月の問題発覚後、浅川社長が公の場に姿を見せたのは初めて。質疑で、AIJとして過去9年間に顧客から合計で約27億円の報酬を得ており、浅川社長の年収は7000万円前後に達していたことを明らかにした。

浅川社長は、損失が発生していたにもかかわらず、自分が水増しした偽の運用利回りなどの数字を示して顧客向けの運用報告書を改ざんさせたと説明。ただ、「詐欺というつもりはまったくなかった」と強弁した。新規の顧客から集めた資金を解約に充てていた点には「既存客と(新規客が)入れ替わるだけで、運用はしている」と弁明。顧客を欺いて運用契約を結んでいたとの指摘を否定した。 』[時事通信社]

最初から騙す気はなかったと言っている。
言い換えれば、運用の失敗であって、詐欺ではないと主張しているのだ。

法律の世界は、証拠主義だ、証拠がなけれな罪を問われない。
弁護士を雇い、証拠を隠し、口説によって言い逃れする方針なのだろう。
このようなケースでは、詐欺の立証はかなり難しいようだ。

計画的に犯罪を行う人間は、証拠を隠すことも計画的に違いない。

この男は、日本最大の証券会社出身で、営業社員としては、トップセールスだったそうだ。
出身証券会社のみならず、証券業界の常識は、損するお客もいれば、儲けるお客もいるということだ。
つまり、証券業界とは、お客は損をしても問題はないという考えが常識の世界なのだ。
証券の世界は、ゼロサムの世界だ。誰かが浮かべば、誰かが沈む世界。皆が儲かる世界ではない。ババを引かされた人が損をする世界だ。
お客が損をしても、証券会社が儲かる仕組みなのだ。
損したお客が去っても、新たな鴨はいくらでもやってくると証券業界は考えている。

昔、今でも?、「推奨株」ということが行われていた。
「書道家の日々つれづれ」というサイトに
「昔は不正の温床・野村證券」と言う記事がある。
http://pub.ne.jp/Indianinkworld/?entry_id=1349261

証券会社は、自己部門で株を仕入れる。
次に、最重要顧客に買わせる。
次に、最重要顧客に売らせて利益を与え、2番目の重要顧客に買わせる。
次に、2番目の重要顧客に売らせて利益を与え、3番目の重要顧客に買わせる。
次に,...ある水準までこれが繰り返される。
もう値上がりが無理になった水準に推奨銘柄として、一般顧客に推奨する。
何も知らない一般顧客は、高値を掴まされて損をする。
これが推奨株制度だ。

このような仕組みはネズミ講とかわらないが、堂々と行われてきた。

証拠がなければ、お客が損をしても、それは運用の失敗なのだから、仕方が無いのだ。

証拠がなけれな、捕まらないというのは有名政治家の検察審査会による裁判でも今争われている通りだ。
また、来月判決が下りる練炭による男性3人殺人事件も同様な性格の事件だ。

灰色・すれすれ・疑わしきは罰せずという法律の世界の常識は、犯罪者の研究の的になっている。
一般の常識と異なること無く、このような事例は、立証責任を転換し、被告に無罪を立証させるべきだと思う。
それが、世間の常識と乖離しない本当の法律の世界だと思う。



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