菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

2017/10/18  日記  新蕎麦

2017-10-18 19:55:00 | (2)日記

2017/10/18 (水) 旧暦:829日 祝日・節気: 統計の日 日出 :549分 日没:1702分 月出:357分 月没:1625分 月齢:27.9 干支: 戊寅 六曜: 赤口 九星: 一白水星

今日のあれこれ: 新蕎麦

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(信州八ヶ岳新そばまつりin茅野
http://chinotmo.net/soba/
より転載




『新蕎麦(しんそば) 晩秋
子季語: 走り蕎麦、秋蕎麦、初蕎麦
関連季語: 蕎麦の花、蕎麦刈
解説: 蕎麦の実が熟すより一か月ほど早く刈り取った蕎麦粉。熟す前の蕎麦ゆえに青みがありその風味を賞する。一日も早く初物を味わうことにこだわった江戸っ子に好まれた。最近では、今年取れた蕎麦という意味でも使われる。「蕎麦刈」は冬の季語。
来歴: 『滑稽雑談』(正徳3年、1713年)に所出。
実証的見解: 蕎麦には、秋蕎麦と夏蕎麦がある。秋蕎麦は夏にまいて十月ころに収穫し、夏蕎麦は春にまいて夏に収穫する。ともに生育期間が短く、痩せた土地にも強い作物なので、稲作に不向きな山間部や高原地帯などで栽培される。季語の新蕎麦は十月ころに収穫されるもののうち、まだ熟さない青みを帯びた実からできたものをいう。』
(季語と歳時記)



新蕎麦の俳句:



・石挽きの新蕎麦の香や高尾みち  小野澤ゆたか



・朴の葉に盛る新蕎麦や奥飛騨路  河本利一



・名水に練る新蕎麦や丸太椅子  向井芳子



・てのひらに新蕎麦を揉む温みかな  十川たかし



・大釜に噴く新蕎麦のうすみどり  大木茂




毎日続く秋の長雨にウンザリしていたが、今日はポッカリ太陽が出てくれた。
温かい陽射しの中にいると、心も明るく前向きになれる。虫干し、洗濯、布団干し...奥様方は大忙しだが、嬉しそうだ。



日本人は新物が好きだから、この時季は新蕎麦。

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(増田そば製粉所
https://www.masudasoba.com/blog/6236.html
より転載)


大木の句。
大釜で吹き上がる薄緑色の新蕎麦。
イメージが膨らみ、新蕎麦を求めで出かけたくなる。

茅野で新そば祭りがあるそうだ。




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2017/10/17  日記  霧

2017-10-17 19:50:00 | (2)日記

2017/10/17 (火) 旧暦:828日 祝日・節気: 貯蓄の日 日出 :548分 日没:1703分 月出:256分 月没:1551分 月齢:26.9 干支: 丁丑 六曜: 大安 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: 霧

「霧に包まれた金時山(20161022日)」

https://youtu.be/1MGFnj_Wn3Q



『霧(きり) 三秋
2011/02/21

【子季語】
朝霧、夕霧、夜霧、山霧、野霧、狭霧、霧の帳、霧襖、霧の籬、霧の海、霧の雫、霧雨、霧時雨

【関連季語】
霞、夏の霧、冬の霧

【解説】
秋、細かな水の粒子が白い煙のように立ち込める現象。同じ現象は秋ばかりではなく春にも起こるが、これは霞(春の季語)と呼ぶ。遠くのどかににたなびく「霞」に対して、「霧」は冷やかに立ちこめる。

【来歴】
『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

【文学での言及】
秋霧の晴るるときなき心には立ちゐの空も思ほえなくに 凡河内躬亘『古今集』
秋霧の立ちし隠せば紅葉ばはおぼつかなくも散りぬべらなり 紀貫之『後撰集』
秋霧の晴れぬあしたの大空を見るがごとくも見えぬ君かな よみ人しらず『拾遺集』

【実証的見解】
霧は、水蒸気を含んだ大気の温度が下がり、大気中に含まれていた水蒸気が微小な水滴となって発生する場合と、大気中に水蒸気が補給され、大気が飽和状態になって発生する場合がある。冷えてできる霧には放射霧、移流霧などがあり、水蒸気が補給されてできる霧には蒸気霧、前線霧などがある。放射霧は、地表面から熱が放射され地面が冷えて発生する。移流霧は、温かく湿った空気が冷たい地面または水面へ移流し、そこで冷やさて発生する。蒸気霧は、温かく湿った空気と冷たい空気と混ざって発生し、前線霧は、前線付近の雨粒から蒸発した水蒸気が飽和状態となって発生する。』
(季語と歳時記)



霧の俳句:



・関ヶ原霧をまとひて鎮もれる  中川濱子



・月山といへ一切の霧の中 岸風三楼



・幹消えて森消えて霧そして霧 岩垣子鹿



・山畑や葱につまずく霧のなか  金子兜太



・われの行く道のみ見えて霧深し  杉本艸舟





秋雨前線が停滞しているので、雨が降ったり止んだりが続いている。
霧はめったに出ないのだが、このところ湿度が多いせいか出ている。
朝霧の出た後、午後は晴れることが多いが、今回はそうは行かない。また、雲と雨に逆戻りだ。

霧がかかると、世の中の光景が変わる。
薄い霧の場合は雪景色とは違う白い世界に変わる。
見慣れた樹や建物が白の中から浮かび、幻想的に見える。
現実感をなくした日常はポエジーすら漂う。

しかし、濃い霧の場合は世界が包み込まれ、覆い隠されてしまう。
平地ではあまりないが山ではよくある。
闇とは違う白の世界だが見えないことでは同じだ。
闇はライトをつければ見えるが、霧はそれでも見えないので、もっと深刻だ。

関が原はまだそれでも見えるのだろう、月山は白の中に包まれればもう動くことは危険だ。
金子は山に暮らしているのだろうか。葱に躓いても危険はないが。

杉本の句は、我々の生きる道を詠んでいるように思える。
前に道はあり、どこかに続いているのだが、見通しは効かない。
どこに進んでいくのかわからない。
進むのか待つのかそれすら判らない。




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2017/10/16  日記  衣かつぎ

2017-10-16 19:27:00 | (2)日記

2017/10/16 (月) 旧暦:827日 祝日・節気:  日出 :547分 日没:1704分 月出:154分 月没:1516分 月齢:25.9 干支: 丙子 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: 衣かつぎ

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(白ごはん.com
https://www.sirogohan.com/recipe/kinukatugi/
より転載




『きぬかつぎ
衣かつぎ(きぬかつぎ)は、サトイモの小芋を皮のまま蒸し、その皮を剥いて食べる秋の料理、酒肴。


名称
サトイモの1/3程度の位置に包丁でぐるりと切れ目を入れて蒸し、中央で皮をつまむと1/3だけを残して皮がするりと剥け、若いマツタケのような外観になる。この一部に皮のついた様子を、平安時代の女性の衣装「衣被ぎ」(きぬかづき)になぞらえて名付けたものである。後にきぬかづきが転じて「衣かつぎ」と呼ばれるようになり[1]、「絹かつぎ」と表記される場合もある。

また、石川早生(石川芋)という品種のサトイモの、特に秋口にのみ出回る子芋もきぬかつぎと呼ばれている。これは衣かつぎとして食べるのに最も適しているためである。

調理法
子芋を皮ごと蒸す、または茹でたものを、塩や味噌などの調味料で味をつけて食する。加熱した後だと皮は容易に除いて食べられるが、剥き方のひとつに皮に包丁でぐるりと切れ込みを入れた後、中身を押し出して食べる方法が良く知られ、本来これだけを衣かつぎと呼ぶが、蒸しただけのものも指す場合がある。

名物料理
千葉県市川市にある中山法華経寺参道の名物である。茹でた状態で販売されており、皮を剥いてから塩を付けて食す。

中国浙江省寧波市奉化市は「奉化芋艿頭」(フォンホワ・ユーナイトウ)と呼ばれる大型のサトイモの産地であり、浙江料理のスープなどにもされるが、子芋を皮のまま茹でたり、蒸したり、焼いたりしてたべることも多い。寧波市周辺では「蝦醤」と呼ばれるシュリンプペーストに、醤油を少し加えたり、塩などを付けて食べることも多い。
』(Wikipedia



衣被、衣かつぎの俳句:



・雨の夜は母を偲びぬ衣被 大久保ツル



・うなづいてばかりゐる母衣被  松本圭司



・老いるとは母に似ること衣被  中村洋子



・衣被教へ子すでに二児の母 松井恭子



・臨月の娘に初掘りの衣被  雨村敏子



昨日、スーパーの店頭に里芋の小芋が並んでいた。
少し肌寒くなってきた今日は、ビールよりひやおろしの方が良い。
衣かつぎならひやおろしの肴に気持ち良くなってくれると、一袋買った。

蒸し器を使うのは面倒なので、レンジを使って作ってみた。
土を洗い流すのは一寸手間だが、その後は簡単、15分もあれば出来てしまう。

恵みの秋は美味しいものが多い。
おかげさまでお酒も美味しくいただける。


衣かつぎの句を読んでいると、母を想う句が目についた。
台所で娘と話しながら、衣かつぎを作る。
娘は成長して、またその娘と一緒に台所で衣かつぎを作る...

世代を引き継いで幸せの感情は衣かつぎの中に伝えられている。




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2017/10/15  日記  蜜柑山

2017-10-15 19:10:20 | (2)日記

2017/10/15 (日) 旧暦: 826日 祝日・節気:  日出 : 547分 日没: 1706分月出: 051分 月没: 1437分 月齢: 24.9 干支: 乙亥 六曜:先負 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 蜜柑山

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(農園日記
http://world-farmers.sblo.jp/archives/201307-10.html
より転載




『蜜柑(みかん)三冬
2011/04/07

【子季語】 温州蜜柑、紀州蜜柑、紅蜜柑、蜜柑山、蜜柑畑
【解説】
柑橘類のひとつで常緑低木の果実。南あるいは西向きの暖かい斜面にみかん畑が作られる。産地は九州、四国、山陽から和歌山県、静岡県、神奈川県が北限。六月ごろ白い花を咲かせる。収穫の頃のみかん山は黄に染まる。

【科学的見解】
蜜柑は、ミカン科ミカン属の常緑樹木で、広義の意味では柑橘類を指すが、狭義の場合は一般的に温州蜜柑(ウンシュウミカン)を言う。ウンシュウミカンは、鹿児島県が原産地とされている。有用果樹であるため、他の柑橘類との交配などが行われ、多数の品種が作出されている。日本の在来柑橘類の一つにタチバナがあるが、この植物の果実は酸味が強く、一般的には食用にしない。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



蜜柑山の俳句:



・海より日出てすぐ蜜柑山照す 加倉井秋を



・どの道も海へ下れり蜜柑山 勝山京子



・穏やかな一湾迫る蜜柑山 辻恵美子




もう以前の記憶だが、伊豆に遊んだ。
民宿に泊まり、沖に出て釣りをする。
湾から外に出ると波は、それなりに高い。

釣れた人もいれば、魚が釣れる前に浮きを見ていて酔ってしまった人もいる。
船の上は、釣れた人はおにぎりをパクパク食べ、酔った人は船べりに座り込んだまま、こんなところで平気におにぎりを食べるなんて人間ではないと思ったりする。
船の上は、楽しいが悲喜交交。

釣りが終わり、船が港に戻ると、港の迫る山は黄色く色づいている。
黄色い花が咲いているのは、熟した蜜柑だった。

秋の好日。
海と山と遊ぶ人たちと...
鮮やかな記憶として残っている。

俳人たちの詠む光景も、海と蜜柑山の調和の世界だ。




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2017/10/14  日記  そぞろ寒

2017-10-14 20:53:32 | (2)日記

2017/10/14 (土) 旧暦:825日 祝日・節気: 鉄道の日 日出 :546分 日没:1707分 月出: ---- 月没:1355分 月齢:23.9 干支: 甲戌 六曜: 友引 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: そぞろ寒

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(能面展示室-能面師倉林朗能面展示室
https://www.nohmask.net/jp/tenji/onna/uba/
より転載




『そぞろ寒: すずろ寒、そぞろに寒し
晩秋
冷やかよりやや強く感ずる寒さ。「そぞろ」は「何となく」「わけもなく」の意味があり、体で感じる寒さというより、季節が移ろっていくさまを心に受け止め感ずる寒さ。』
(季語と歳時記)



そぞろ寒の俳句:



・目合はせぬ街の往来そぞろ寒  松井洋子



・夜は止むといふ雨止みぬそぞろ寒  稲畑汀子



・仏飯に眼鏡のくもるそぞろ寒  服部幸



・玻璃越しの魚に睨まるそぞろ寒  大谷茂



・姨捨の細き面やそぞろ寒  船越和香





船越の句。

能「姥捨」は、更科の姨捨山に捨てられた、老いた女の霊が、中秋の名月の夜、都から来た旅の男の前に姿を現し、今夜は夜を慰めようと言う話。

老女の霊は、月を愛で、月にちなんだ仏説を語り、昔を懐かしみ、 澄みきった夜空に輝く満月の光の下で美しく舞う。

夜が白々と明けて都の人が帰ると、老女はまた独り山中に残される
能の最後、「ひとり捨てられて老女が、昔こそあらめ今もまた、姨捨山とぞなりにける、姨捨山となりにけり」と謡われる。
その謡と姥の能面から残される老女の悲哀が見るものの心を打つ。


船越自身何歳かわからないが、降り続く冷たい雨の中、明かりも見えない侭老いて行く我が身となれば、それはそぞろ寒いことだ。





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2017/10/13  日記  秋雨

2017-10-13 20:21:22 | (2)日記

2017/10/13 (金) 旧暦:824日 祝日・節気:  日出 :545分 日没:1708分 月出:2347分 月没:1307分 月齢:22.9 干支: 癸酉 六曜: 先勝 九星: 六白金星

今日のあれこれ: 秋雨

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REALWORLD
http://www.realworld.jp/contents/rec/akisame-2
より転載




『秋の雨(あきのあめ) 三秋
子季語: 秋雨、秋黴雨、秋霖、後の村雨、秋の村雨
解説: 秋に降る雨のこと。初秋に降る暑さを和らげる雨、台風がもたらす強く激しい雨、晩秋の冷たい雨といろいろあるが、秋雨前線による秋の長雨が印象深い。春の雨にくらべて寂しい風情がある。
来歴: 『滑稽雑談』(正徳3年、1713年)に所出。
文学での言及: 秋の雨にぬれつつをれば賤しけど吾妹が屋戸し念ほゆるかも 大伴利上『万葉集』

(季語と歳時記)


秋雨の俳句:



・秋雨の降りやみし儘にたそがれぬ 内田百間



・家深くゐて秋雨の音の中 石井美穂



・秋雨に土の匂ひの一間かな 岩田由美



「秋の雨」はまだ温もりの名残がある。
晩秋の冷たい雨には「秋雨」を使うのが適っている。

雨が降り始めた。
この雨は長い雨になりそうだ。

雨が降りながら、音もなく寒くなっていく。
どこからとも知らず寒くなるのは心細い。

そぞろ寒むの中で、感覚だけが鋭く研ぎ澄まされていく。
どうすることもできない力の前でジッと感覚の行方に身を任せるだけだ。





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2017/10/12  日記  紫蘇の実

2017-10-12 20:51:26 | (2)日記

2017/10/12 (木) 旧暦:823日 祝日・節気: 下弦 日出 :544分 日没:1710分 月出:2245分 月没:1213分 月齢:21.9 干支: 壬申 六曜: 赤口 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 紫蘇の実

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(麻生区 はるひ野・若葉台・黒川の生活事典
http://www.haruhino.com/archives/50743506.html
より転載




『紫蘇
...
和名の由来
伝説では後漢の末期、洛陽の若者が蟹の食べすぎで食中毒を起こし死にかけたときに、名医・華佗が紫シソの薬草を煎じ、紫の薬を作った。薬を用いたところ、若者はたちまち回復した[要出典]。もしくは、蟹を食べて食中毒にかかってしまって死にかけた子供に、紫のシソの葉を食べさせたところ蘇ったという[4]。それからこの草を「紫蘇」と呼ぶようになったと伝えられている[4]

特徴
ヒマラヤやビルマ、中国中南部などが原産で、広く栽培されている[3]。日本には中国から伝わったとされている。古名をイヌエといい、イヌは似て非なるものの意味で、エとはエゴマのことを指し、エゴマに似るがエゴマとは異なる植物という意味で呼ばれたものと考えられている[5]。葉の色によって赤ジソ・青ジソに大別され、葉のしわが多いものはチリメンジソとよんでいる[5]
一年草で、茎は四角形で直立し高さ1 m程になる。葉は対生につき、長い柄があり、広卵形で先端は尖り、縁には鋸歯があって緑色または赤みを帯びる。品種によっては葉が縮れる場合もある。花序は総状花序で、白から紫色の花を多数つける。
芳香のないエゴマは近縁種で、互いに交雑しやすい[3]
独特の香りのため本来は虫がつきにくいが、ハスモンヨトウやベニフキノメイガなどの幼虫は葉を好んで食べるため、栽培に当たっては注意が必要[6]。また、ハダニやバッタも天敵となる。
...
栄養価
カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維、カリウムなどの栄養素を非常に多く含み[4]、特にβ-カロテンの含有量は、野菜の中でトップクラスである。また、紫蘇特有の香りの元である精油成分ペリルアルデヒドは、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し[8]、食欲を増進させる他、健胃作用や食中毒の予防にも効果がある。

シソ油
シソ科シソ属のエゴマの種から得られた精油も、「シソ油」と呼ばれることがある。
種子からはシソ油が取れる。シソ油には抗酸化作用のあるα-リノレン酸を多く含む[8]。このため最近では健康食品としても注目されている。リノレン酸は酸化され易いため、同食用油の開封後は早めに消費する事が勧められる。また2004年には国民生活センターがスチロール製容器を使用するカップ麺に入れた場合、容器が溶ける事があるとして注意を呼びかけている[10]

防腐・細菌の増殖抑制・殺虫効果
シソの香り成分にもなっている精油は、ペリルアルデヒドを約55%含み、この成分が強い防腐作用と殺菌作用を持っている[9]。 防腐効果は、510%の食塩との併用によって得られると報告されている[11]。この性質を利用して梅干しが作られる。そのまま使用した場合には、防腐効果や食中毒原因細菌の増殖抑制効果は無い[12]
刺身などの生もの料理にシソが添えられているのは、昔から続いている食べ合わせの経験の知恵に基づいたものである[4]。 近年の研究で、カツオやアジなどの青魚に寄生している線虫アニサキスに対する殺虫作用があることもわかっており、昔から刺身を食べる際は青ジソの葉や穂ジソなどを薬味としてとして用いているが、アニサキスが胃壁などに絡みつくために起こる胃痛を防ぐという効果もあったことを示している[9]

漢方
漢方医学では、主に夏ごろに採取して干して乾燥させた赤紫蘇の葉を蘇葉(そよう)または紫蘇葉(しそよう)といい[3]、理気薬(気が停滞している状態を改善する薬物、精神を安定させる目的もある[4])として神秘湯、半夏厚朴湯、香蘇散などに配合される。日本薬局方では、チリメンジソ(狭義のシソ、学名:P. frutescens var. crispa f. crispa)の葉及び枝先を「蘇葉」としている。
また秋に採取した花穂から採取した熟した種子だけを集めたものを紫蘇子(しそし)または蘇子(そし)といい、茎は蘇梗(そこう)という[3][9]。葉・種子・茎ともに、解熱、鎮痛、鎮静、咳、喘息、便秘、嘔吐、食欲不振などの治療に用いる[3]。紫蘇葉または紫蘇子515 gほどを500 ccの水で半量まで煎じた液を食間13回に分けて服用したり、神経痛や腰痛、冷え性には浴湯料として茎葉が用いられる[3][9]
シソの葉はロズマリン酸、葉と実にはルテオリン(フラボノイド・酵素)という成分を含み、アレルギー疾患に有用として健康食品としても利用されている。サバなどの魚によるじんましんや風邪のひき初めには、蘇葉の粉末さじ1杯または刻んだシソを、湯のみに熱湯を注いだ「しそ湯」を飲用するとよいといわれている[9][8]
...』(Wikipedia



紫蘇の実の俳句:



・紫蘇の実の匂へば遠き母のこと 伊藤伊那男



・口中に紫蘇の実一つ夜の厨 中嶋秀子



・紫蘇の実の歯応へ独りの膳もよし 宮田睦子





関東から以西は、夏の気温が続き季節感が狂ってしまった。
今日から秋雨前線が南下、雨が続くそうだ。

雨が降り、止み、また降る。
その繰り返しの都度、急に気温は下がるそうだ。

夏から晩秋へ急変するお天気。
心身がついていかない人も多いだろう。

気温が下がり、空を覆う雲の下で。
何か寂しく、寒く、心細い...

そんな時には、紫蘇の実が良いそうだ。

紫蘇の実のα-リノレン酸は、アレルギーー症状の予防、心筋梗塞のリスク低下、血中脂質の改善など幅広い効能がある。
ペリアアルデヒドは、悪玉菌が増殖するのを抑制する働きを持つ。
抗酸化作用の高いポリフェノール成分は、ストレスや疲れを素早く取り除く効能がある。
き、錆びにくい体を作ることができます。

紫蘇の実を利用するのは、人間が行きてきた歴史から生み出された生活の知恵。


俳人たちも、秋の侘しさの中で、独りで頑張っている。
口に含んだ紫蘇の実に助けられて。




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2017/10/11  日記  新酒

2017-10-11 19:33:00 | (2)日記

2017/10/11 (水) 旧暦:822日 祝日・節気:  日出 :543分 日没:1711分 月出:2145分 月没:1114分 月齢:20.9 干支: 辛未 六曜: 大安 九星: 八白土星

今日のあれこれ: 新酒

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(花の舞酒造
http://www.hananomai.co.jp/information/654.html
より転載




新酒の意味は、2つあり、使い分けが必要のは面倒だ。
酒造りの面では、醸造年度内に作られたものが新酒になる。
年度の始まる毎年7月以降に造られ、そして翌年の年度末6月までに市場に出た日本酒のことを新酒としている。


もう一つは、俳句などの伝統的な世界での新酒。
これは、その年にとれた米でつくった酒を新酒もしくは今年酒(ことしざけ)と呼ぶ。

酒造の世界でも、昭和39酒造年度まで、酒造年度は「101日から」と定められていた。
蔵元では101日を「酒造元旦」として祝日としていた。
こうした伝統から、昭和53年に日本酒造中央会が、101日を「日本酒の日」としている。
今では、「ひやおろし」のイベントが開催される。



新酒の俳句:



・「白子宿」てふ銘の新酒や佐渡生れ  柴崎甲武信



・越後より灘より新酒便りかな  稲畑廣太郎



・下戸の吾も飲める新酒の「京女」  吉本昭子



・鰻重とくれば尾張の新酒かな  益本三知子



・鬼貫や新酒の中の貧に處す 与謝蕪村




全国津々浦々にその土地の酒がある。
新酒を待ちわびている呑助がいる。

蕪村の句。
「几董と鳴瀧に遊ぶ」と添え書きがあり、俳人上島鬼貫と一緒に遊んだのだろう。

鬼貫は伊丹の造り酒屋の三男で裕福な家に生まれたのだろうが、俳諧師として清貧に暮らした。
遊び好きな蕪村は、新酒の賑やか季節にも清貧に生きている鬼貫を讃えている。





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2017/10/10  日記  柘榴

2017-10-10 19:30:41 | (2)日記

2017/10/10 (火) 旧暦:821日 祝日・節気: 目の愛護デー 日出 :542分 日没:1712分 月出:2050分 月没:1010分 月齢:19.9 干支: 庚午 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星

今日のあれこれ: 柘榴

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zaxs1 さんのページ
http://photozou.jp/photo/show/234212/91969491
より転載




『ザクロ(石榴、柘榴、若榴、学名: Punica granatum)は、ミソハギ科ザクロ属の1種の落葉小高木、また、その果実のこと[2]

庭木などの観賞用に栽培されるほか、食用になる[3]
...
分布・生育地
原産地については、トルコあるいはイランから北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説[15][16][3]、南ヨーロッパ原産とする説[15]およびカルタゴなど北アフリカ原産とする説などがある[16]

栽培
世界各地で栽培されておりトルコから中東にかけては特にポピュラーである。日本における植栽範囲は東北地方南部から沖縄までである。日当たりが良い場所を好む。若木は、果実がつくまでに10年程度要する場合もある。病虫害には強いがカイガラムシがつくとスス病を併発する場合がある[11]

伝播
新王国時代にエジプトに伝わり、ギリシア時代にはヨーロッパに広く伝わったとされる[15]。東方への伝来は、前漢の武帝の命を受けた張騫が西域から帰国した際に、パルティアからザクロ(安石榴あるいは塗林)を持ち帰ったとする記述が『証類本草』(1091-1093年)以降の書物に見られるため、紀元前2世紀の伝来であるとの説があるが[15][16][3][17]、今日では3世紀頃の伝来であると考えられている[16]。日本には923年(延長元年)に中国から渡来した[15]9世紀の伝来説、朝鮮半島経由の伝来説もある[16][3])。
...
薬用
古くから以下のような部位が薬用に供されてきた。なお、以下の利用方法・治療方法は特記しない場合、過去の歴史的な治療法であり、科学的に効果が証明されたものであることを示すものではない。

樹皮・根皮
乾燥させた樹皮または根皮は、生薬名として「石榴皮」(ザクロヒ[16][9][23]またはセキリュウヒ[2][10]Granati Cortex)または「石榴根皮」(セキリュウコンピ[16][24])といい、古くから条虫(特に有鉤条虫[4])の駆虫薬として用いられてきた。ディオスコリデスの『薬物誌』でも樹皮が駆虫薬として用いられている記述が見られる[25]。近代になり、1884Schröder によって駆虫薬としての有効性が科学的に証明され[26]、過去にはイギリスやアメリカ合衆国の薬局方にも収載されていた。日本薬局方には初版より「石榴根皮」として収載され(後にザクロヒ)、第7改正まで収載されていた[16][9]。石榴皮の主な成分は、0.3 - 1 % 程度の揮発性アルカロイド(ペレチエリン(pelletierine)、イソペレチエリン(isopelletierine)、プソイドペレチエリン(pseudopelletierine) など)と23 - 28 % 程度のタンニン(プニカラギン(英語版) など)である[3][9][4][24][27]。通常、駆虫には乾燥させた樹皮または根皮30 - 60g 300 mL の水に5 - 6 時間に浸したものあるいは煎じたものを服用する。多量に服用すると中毒を起こす場合がある[2][9][10][27][28]

また、『和漢三才図会』では下痢、下血、脱肛、崩漏、帯下を止めるのに用いるとの記述がある[15]。更に、口内炎や扁桃炎のうがい薬にも用いられたという[3]

漢方薬としては、石榴根皮、苦楝皮(クレンピ)、檳榔子からなる「石榴根湯」(せきりゅうこんとう)があり、駆虫に用いられる[24][29][30]

果皮
果皮を乾燥させたもの(石榴果皮:せきりゅうかひ)も樹皮や根皮と同様の目的で用いられることが多く、中国やヨーロッパでは駆虫薬として用いた[9][23]。ただし、根皮に比べ揮発性アルカロイドの含有量は低く効果も劣る[24]。また、回虫の駆除に用いられたこともあった[30][28]、犬回虫を用いた実験では強い活性はみられなかった[31]。日本や中国では、下痢、下血に対して果皮の煎剤を内服し、口内炎や扁桃炎のうがい薬にも用いられた[15][9]。プリニウスは、果皮を利尿に用いるとしている[19]


粉末にした花(石榴花)は、出血性の傷に用いられた[3][25]

種子
1964
Sharaf らが種子油(酸石榴[3])にエストロゲン活性があることをマウスを用いた実験で見出し[32]1966Hefumann らによってこの活性がエストロンによることが示され[33]、乾燥種子100g 中に1mg のエストロンが含まれることが1988Moneam らによって報告され[34]、更年期障害や乳癌などに対する効果が期待された[15][35]が、エストロンの含有量が微量であること、経口摂取ではエストロンは肝臓で速やかに代謝されること、また、エストロンの生理活性はエストラジオールの1⁄10程度であることなどから実質的な効果は疑問視されている[15][3]

果汁
果汁にエストロゲンが含まれるとして1999年から2000年頃にブームとなったが、流通しているザクロジュースやエキス錠剤等10 銘柄を用いた国民生活センターの分析では、いずれもエストロゲンは検出されなかった[13][36]

その他の利用
石榴口つき銭湯
ザクロの実は、銅鏡の曇りを防止するために磨く材料として用いられた。江戸時代の銭湯には湯船の手前に「石榴口」という背の低い出入り口があったが、これは「屈み入る」と「鏡鋳る」(鏡を磨くこと)とを掛けたものともいう[15]

古代ローマでは、ザクロの果皮は皮革をなめすのに用いられた[19]

木質は硬く、床柱や装飾用の柱に用いられる[2]
...』
Wikipedia



柘榴の俳句:



・過ぎし日は追はず陽の恩ざくろ熟る  鈴鹿仁



・画材にと選びつ柘榴もぎにけり  五十嵐満里子



・一粒一粒柘榴の赤い実をたべる 臼田亞浪



・過去苦く柘榴一粒づつ甘し 鷹羽狩行



・会席の終りに柘榴三粒ほど  須賀敏子





今日も、太陽が出て真夏のように暑い昼下がりだった。
明日もまた暑くなるそうだ。
暑いが気温の高低差が10度あるので、身体はエレベーターに乗っているようなもの。
水分の補給には注意する必要がある。

しかし、週末には気温がガクンと下がり、最高気温が20度周辺まで下がる予想だ。
もう秋も終盤戦なのだ。

柘榴が実っている。
実が爆ぜずに外皮に包まっている時は、美しくはなく、寧ろ汚れた感じの姿だ。
それでも一旦爆ぜると様子が変わる。

ぱっくりと裂けたところは、口のように見え、中の朱い果肉は口のように見える。
人気のない薄暗い場所では、何か魔物が笑っているように見えてしまう人もいる。

果物としての柘榴は、スイカやオレンジと違いかぶりつく訳にはいかない。
1粒1粒取り出して食べることになる。面倒といえば面倒だが、良いこともある。
1粒取り出して、まじまじ見ると、柘榴の1粒はルビーのように輝いて見える。深紅色の透明な果肉は宝石のような輝きを持っている。
1粒のルビーを口に放り込んでも美味しくはないが、柘榴の1粒は甘く、酸っぱく、自分を主張する。

須賀の眼は、会席料理の最後に登場した三粒の朱いルビーの輝きを見つめている。

勿論、食べなければいけないのだが、いつまでも見ていたいような自分がいるのも間違いない。






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2017/10/09 日記 体育の日

2017-10-09 20:07:33 | (2)日記

2017/10/9 (月) 旧暦:820日 祝日・節気: 体育の日 日出 :542分 日没:1714分 月出:2000分 月没:903分 月齢:18.9 干支: 己巳 六曜: 先負 九星: 一白水星

 

今日のあれこれ: 体育の日

 

「“運動能力”20、70代後半女性で最高に201710819:19

https://youtu.be/481fiIg63JQ

 

 

『体育の日

 体育の日(たいいくのひ)は、日本の国民の祝日の一つである。日付は10月の第2月曜日(2000年(平成12年)より)。一年のうちハッピーマンデー法及び移動祝日で定められた祝日では最後の祝日に当たる[1]

 

なお、アメリカ合衆国では「コロンブス・デー」を由来としておなじ10月の第2月曜日に多くの州で祝日となっている[2]

 

概要

体育の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23720日法律第178号)第2条によれば「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としている。

 

スポーツ施設の中にはこの日に施設の使用料を割り引きや無料にしたり、様々な催し物を開催する所もある。モータースポーツの最高峰フォーミュラ1の日本グランプリもこの時期に行われることが多い。島根県の出雲市では三大大学駅伝の開幕戦・出雲全日本大学選抜駅伝が行われる。 全国の幼稚園、小学校などでは父兄参加型の運動会を体育の日前後に行うところも未だ多く見られる。

 

由来

1964年(昭和39年)の東京オリンピックの開会式が行われた1010日を、1966年(昭和41年)から国民の祝日とした。

 

1964年東京オリンピックの開会日が夏季オリンピック開催日としては異例に遅い1010日となったのは、秋雨前線が去った後の東京地方の「晴れの特異日」だった事による、と言われることがあるが、1010日は特異日ではない。「特異日」とはその前後の日に比して特定の天気が集中する日のことであり、10月の中で10日が特段に晴れの日が多いというデータは存在していない。昭和34年発行の『気象学ハンドブック』によれば、10月の晴れの特異日は14日とされている。

 

最初の体育の日は月曜日だった。2000年(平成12年)からは「ハッピーマンデー制度」の適用により、10月の第2月曜日となっている。

 

「スポーツの日」への名称変更案

超党派の国会議員でつくるスポーツ議員連盟では「体育の日」を「スポーツの日」に変更する改正法案を国会に提出することを検討している。[3][4]

...』(Wikipedia

 

 

 

体育の日の俳句:

 

・山襞がどこまでも見え体育の日  佐瀬晶子

 

・体育の日の公園に人溢れ  椋本一子

 

・体育の日の町ジーンズの闊歩 岩崎照子

 

 

 

今日は体育の日。

西日本では晴れて、気温が急上昇、30度近くまで行ったとこともある。

体育の日に因んで、各種イベントが行われ、たくさん汗を流すことができれば良い日だった。

 

20代と70代の女性の運動能力は過去最高だそうだ。

3040代は男女とも運動能力は高くない。

仕事をしている世代は、運動どころではないのが現実だ。

共働きが多い今、仕事と家事に使われる時間を引いたら、自由にできる時間は殆ど無い。

スポーツをするには、まとまった時間が必要だから、なかなか身体を動かす生活習慣にならないのが現実だ。

 

家でも外でも、一人で短い空き時間を利用して身体を動かす体育を考える必要がある。

 

「体育の日」を「スポーツの日」に名称変更する議員立法など不要だ。言い換えをすればこと足りが最近多すぎる。

それより、古い法律を変える作業が行われないまま放置されているものがいっぱいある。

それらを焙り出して改正をするほうが先だ。

 

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2017/10/08  日記  寒露

2017-10-08 20:13:29 | (2)日記

2017/10/8 (日) 旧暦:819日 祝日・節気: 寒露 日出 :541分 日没:1715分 月出:1914分 月没:755分 月齢:17.9 干支: 戊辰 六曜: 友引 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: 寒露

clip_image002

(諏訪湖ドライブ旅
https://4travel.jp/travelogue/10913108
より転載




『寒露(かんろ)は、二十四節気の第17。九月節(旧暦8月後半から9月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が195度のときで108日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から19/24年(約289.15日)後で107日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の霜降前日までである。

季節
露が冷気によって凍りそうになるころ[1]。雁などの冬鳥が渡ってきて、菊が咲き始め、蟋蟀(こおろぎ)などが鳴き始めるころ。『暦便覧』では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と説明している。
...』
Wikipedia



寒露の俳句:



・みづうみの光れるけふを寒露かな 伊藤敬子



・湖深く見えすぎる日の寒露かな 鷲谷七菜子





暦では今日は寒露だが、どうも季節は暦を無視している。
冷たい雨が降り、寒さを持ってきたと思ったら違った。
今日は各地で夏日・真夏日にになり、季節が後戻り。

全国的に晴れて、気温がぐんぐん上がったそうだ。
沖縄が、30℃を超えたのは兎も角、宮崎も鹿児島県も30℃を超えた。

今日は身体を動かしたら汗をかいた。
この暑さの原因は、暖かく湿った空気に包まれていることだ。
夏の太平洋高気圧が、本州に近づき、南から湿った蒸し暑い空気を連れてきたからだ。
この暑さの戻りは、来週半ば続きそうだ。





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2017/10/07  日記  ノーベル文学賞カズオ・イシグロと「もののあわれ」

2017-10-07 22:45:41 | (2)日記

2017/10/7 (土) 旧暦:818日 祝日・節気:  日出 :540分 日没:1716分 月出:1832分 月没:648分 月齢:16.9 干支: 丁卯 六曜: 先勝 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: ノーベル文学賞カズオ・イシグロと「もののあわれ」


昨年、ノーベル文学賞は、意表をついてボブ・ディランに与えられ、受ける受けないで世界的話題になった。
今年もまた意表をついて、予想候補者には名前が出ていなかった日系英国人のカズオ・イシグロ氏に与えられた。

日本としては、今年もまた村上春樹が選ばれなかったのは残念だったが、両親とも日本人で日本生まれの日系人が受賞したのは嬉しいことだ。

カズオ・イシグロの小説は、読んだことはないが、映画「日の名残り」は見た。
と言っても、個性的俳優アンソニー・ホプキンスの主演作を見たかったからで、原作を意識した訳ではなかった。
英国の貴族社会の格式張った生活の中で、執事を演じるホプキンスが執事としての責務・矜持と自分の想いとの間で揺れ動く心を好演していた。
原作者が日系英国人とは、その時は知らなかった。

自分の想いと社会の軛の間で葛藤する姿は、浄瑠璃や歌舞伎で常時描かれ、日本人の涙を絞ってきた。


カズオ・イシグロ氏の報道番組の中で、平成23年の来日時のインタビューを放映していた。
その時語った言葉が、印象的だった。

“改めて思ったのは私の書く物語が日本的感性に裏打ちされていること。『命のはかなさ』や『もののあはれ』といった言葉はいつも私の頭にあるのです”

5
歳までしかいなかった日本の痕跡を常に意識していた彼は、その記憶をとどめるために処女作「遠い山なみの光(A Pale View of Hills)」を書いたそうだ。

日本的な世界観・美意識である「もののあわれ」が好きな言葉と語る彼は、矢張り日本人と言える。

「命のはかなさ」と言うのは無常のことだろう。
無常という観念は日本人は中学生時代に『平家物語』の勉強でまず出逢う。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」は、諳んじている人も多い筈だ。

鴨長明の『方丈記』の「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」も日本人の心の底にあり、無常の観念は常に心に潜んでいる。

無常の漆黒の闇に浮かぶものこそ、美しい。

中秋の名月は、闇を照らしてみせるからこそ美しい。
桜の花は、すぐ散ってしまうからこそ、切なく美しい。
日本人は、移ろいゆくものにこそ美を感じる心を持っている。

文学賞を選定するスウェーデン・アカデミーは、受賞理由を「力強い感情の小説により私たちが世界とつながっているという幻想に隠されている深い闇を明らかにした」としている。
この「深い闇」は無もしくは無常と言えるだろう。

そこにカズオ・イシグロの文学世界と日本の美意識が通じている道がある。



カズオ・イシグロ氏は、若い頃文学の道に進む前は、音楽の道に関心があったそうだ。
そのため、音楽の世界にも通じているようだ。

彼の履歴を見ていると、歌詞も書いている。

2005
年に、「わたしを離さないで(Never Let Me Go)」を書いた後、イギリスを拠点としているジャズ歌手Stacey Kentのアルバムのために4曲の歌詞を提供している。

2007
年リリースされたALBUMBreakfast on the Morning Tram

 
The Ice Hotel (Jim Tomlinson, Kazuo Ishiguro)
 
I Wish I Could Go Travelling Again (Tomlinson/Ishiguro)
 
Breakfast on the Morning Tram (Tomlinson/Ishiguro)
 
So Romantic (Tomlinson/Ishiguro)


この内So Romanticyoutubeで聴いてみよう。


So Romantic - Stacey Kent

https://youtu.be/R_zA7ffjYwc


Stacey Kent
は、スイングするジャズやボサノバも数多く歌っているが、シャンソンのように、この曲はしみじみとした調べで大人の心を歌っている。
それは、カズオ・イシグロの言葉の世界がそうだからだろう。


<歌詞>
So Romantic

you always had a taste for those movies
Like Casablanca and Song o' My Heart
Where a complicated world
Or the call of adventure
Forces true lovers to part
When the hero turns his back so stoically
On all the happiness they might have had

You always considered it
So romantic
But I just considered it sad

It was so like you to choose such a moment
The sun setting over the square
A pavement cafe, the local children at play
The sound of an accordion somewhere
You suddenly said Fate was pulling us apart
Then you shrugged, like there was nothing more to add

I suppose you considered that
So romantic
Well, I just considered it sad

Perhaps you're living in America now
Perhaps you're in Timbuktu
A small part of me, even after this time
Has never stopped waiting for you
To live in this state of hoping
When hoping seems so utterly mad
I can't help but consider that so romantic
Though I know I should consider it sad


この歌には、カズオ・イシグロのメッセージが込められている。

混乱する世界や冒険が愛する二人を別れさせる
ヒーローは幸せに背を向けて、去る
それがロマンチックと思う

目に見えるものに満足しないで
何かを求めて遠く離れたところに行く
それが定め、それがロマンチック
とあなたは考える
だけど、私は悲しいことと思う

あなたを待つ私がまだいる
それは希望に生きること
それはロマンチックと考えてしまう
けど、私はそれは悲しいことだと知っている


この歌が生まれた背景は、Stacey Kentと夫のJimと友人関係にあるカズオ・イシグロが昼食を食べている時、Staceyのために記憶、旅行、愛のテーマで一連の歌を書く事が決まったそうだ。

下記の受賞後のインタビューでも、新しい曲をStacey Kentのために書いたと話している。
Bullet Train」という曲だそうだが、新幹線よりリニヤのイメージだろうか。

Stacey Kent
の動く姿も見てみよう。

Stacey Kent - One Note Samba (Lisbon, Oct. 2013)

https://youtu.be/PYdrhTL3VBk



カズオ・イシグロは、「もののあわれ」「無常」の目を持って世界を見る人だが、一方諦念の人ではない。
寧ろ、歌でも書いているように希望の人だ。

インタビューでも言っている。
“自由民主主義が揺らぐような出来事が増えている。作家として私の役割は、一歩引いて、普通の人々と権力の関係、個人間の責任などについて考察することだ。
...
誰もが忙しい日常を送っている。自分の小さな生活における責任がどう始まり、どう終わるのか。考えることを全くしなくなれば、いつか大きな事故が起きてしまう“

彼は、まだ現実への関心を失っていない。
現実に対してまだ何かできると考えている。

東洋的なもののあわれ・無常の目を持ちながら、世界の現実への関心を失っていない、東洋と西洋の融合の世界をスウェーデン・アカデミーは評価したのだ。


最後に、ノーベル賞受賞後の日本のTVインタビューを見て終わりにしよう。

「ノーベル賞イシグロ氏 インタビュー ノーカット1(17/10/06)

https://youtu.be/nrdDyf-UBQk



「ノーベル賞イシグロ氏 インタビュー ノーカット2(17/10/06)

https://youtu.be/y980lk9yGQs



「ノーベル賞イシグロ氏 インタビュー ノーカット3(17/10/06)

https://youtu.be/lnOta3-KJYs



【データ】

カズオ・イシグロ Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%AD



Stacey Kent
Official Site
http://www.staceykent.com/




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2017/10/06  日記  秋時雨

2017-10-06 19:25:00 | (2)日記

2017/10/6 (金) 旧暦:817日 祝日・節気: 望 日出 :539分 日没:1718分 月出:1754分 月没:542分 月齢:15.9 干支: 丙寅 六曜: 赤口 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 秋時雨

「三千院の紅葉(大原) (SONY NEX-5n + Nikkor 16-85mm F3.5-5.6 + Nikkor 135mm F2)」

https://youtu.be/0mm9dlgcVHU



『秋時雨
晩秋
           .
秋も終わりの頃に、降ってはすぐにやむ雨のことで、どこか侘しい感じを残す。『古今集』以来用いられている。時雨は冬。』
(季語と歳時記)



秋時雨の俳句:



・繭倉を残す丸子の秋時雨 松崎鉄之介



・秋時雨三千院にやり過す  鈴木とおる



・瓦斯灯に秋時雨くる北野坂  田中重子



・秋時雨また降りいづる柳生越え  熊岡俊子



・秋時雨返さぬままの男傘 谷口桂子





秋時雨は、場所それぞれに情趣を感じさせる。
丸子の宿、三千院、北野坂、柳生...

秋時雨に遭うのなら静かな処が良い。
騒がしい処は趣がない。

しっとりとした空気には沈黙の音がよく似合う。
一人でいるのも良し、二人でただ景色に溶けているのも良い。


秋時雨の句を読んでいて、気になった。
谷口の句。
貸してくれた男。
まだ、想いが残っているのかな。





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2017/10/05  日記  栗飯

2017-10-05 19:32:00 | (2)日記

2017/10/5 (木) 旧暦:816日 祝日・節気:  日出 :538分 日没:1719分 月出:1717分 月没:438分 月齢:14.9 干支: 乙丑 六曜: 大安 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: 栗飯

「クリの「ぽろたんp」の渋皮を、ポロっとむいちゃいました。」

https://youtu.be/oeKdS1_mRBA



『栗飯: 栗おこわ
晩秋
          
鬼皮、渋皮をむいた栗を米とあわせ、塩、酒を加えて炊いたごはんのこと。むいた栗を焼いてから炊く場合もある。もち米を使って、おこわに炊くこともある。』
(季語と歳時記)



栗飯の俳句:



・栗飯によんでもらひし月夜かな 島田青峰



・帰る客とどめ栗飯持たせけり  小泉豊流



・遠き日の母の栗飯偲び炊く  松村富子



・栗ごはん父愛用の曲げわつぱ  大海いつ子



・何といふ日にはあらねど栗ご飯  鷹羽狩行





今日は十六夜、関東は昨日より今日のほうがお月様はよく見えるとの予報っだたが、どうだったろう。

島田の句はもう何度も紹介している。
今日はお月様と一緒に詠まれているからまた一番に取り上げた。

月夜に栗ご飯に呼ばれた島田は幸せな男だ。
両手に花と言える。
呼んでくれたのが男であっても十分に嬉しい。

小泉はご馳走する側だ、自分で作るのか奥さんが作るのかわからないが、人を喜ばせるのは良い趣味だ。


人が栗ご飯に幸せになれるのは、心の奥に母・父の面影が見えるからだろう。

昔、誕生日やら合格祝いやらで栗ご飯を炊いてもらった人には、何は無くとも栗ご飯だ。


栗ご飯を自分で作ろうとすると、厄介なのはクリの皮むき。
これが億劫で実行できない人が多いはずだ。

クリの皮をむく方法は、色々あるようだ。
24
時間水に漬ける、フライパン、圧力鍋、網、電子レンジ、専用栗剥き器などなど。

掲載したyoutubeの動画が、簡単で綺麗に剥けているので感心した。
今度試してみよう。





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2017/10/04  日記  名月

2017-10-04 20:54:06 | (2)日記

2017/10/4 (水) 旧暦:815日 祝日・節気: 中秋の名月 日出 :537分 日没:1721分 月出:1642分 月没:335分 月齢:13.9 干支: 甲子 六曜: 仏滅 九星: 六白金星

今日のあれこれ: 名月

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2017/10/04 中秋の名月)



『名月(めいげつ) 仲秋
子季語: 明月、満月、望月、望の月、今日の月、月今宵、今宵の月、三五の月、三五夜、十五夜、芋名月、中秋節
関連季語: 月、待宵、十六夜、立待月、居待月、臥待月、更待月、良夜
解説: 旧暦八月十五日の月のこと。「名月をとつてくれろと泣く子かな」と一茶の句にもあるように、手を伸ばせば届きそうな大きな月である。団子、栗、芋などを三方に盛り、薄の穂を活けてこの月を祭る。
来歴:『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。
文学での言及: 水の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のも中なりける 源順『拾遺集』
実証的見解: 中秋の名月は旧暦が日本に伝わる前からあった年中行事である。太古、日本は里芋を重要な食料としてをり、中秋の名月はその里芋の収穫祭であった。中秋の名月を芋名月ともい
うのはその名残である。また、中秋の名月は必ずしも満月とはかぎらない。確率的には満月でないほうが多い。これは旧暦と月齢がぴったり一致しないためであり、新月から満月までの時間にぶれが生じるためである。ちなみに今年(二〇〇九年)の中秋の名月は新暦の十月三日であるが、満月になるのはそれより一日遅い十月四日である。』
(季語と歳時記)



名月の俳句:



・名月や北国日和定めなき 松尾芭蕉



・名月や夜は人住ぬ峰の茶屋 与謝蕪村



・名月や僅かの闇を山の端に 上島鬼貫



・名月や竹を定むるむら雀 榎本其角



・名月や車きしらす辻番屋 内藤丈草




今日は十五夜、中秋の名月。

古式ゆかしく、三方にお団子を飾り、薄の花をたてればよいのだが、そこまでできない気ぜわしさ。
心のなかでイメージするのみだ。

例句は、古人の句を纏めた。
昔の人は月を愛した。
名月の句を沢山詠んでいる。

今日は雲一つない空。
月の光に浮かぶ雲の無い空は、漆黒の闇だ。



掲載の写真は、コンデジを持ち出してベランダから手持ちで撮影した。
F2.01/10秒位だろう。

望遠レンズに三脚で長時間露光をやれば、精細な月面写真も撮れるだろうが、それでは月の痘痕顔が写ってしまう。

闇を照らす満月の姿は、この写し方の方が美しい。





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