菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。
散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

2017/04/23  日記  八重桜

2017-04-23 19:23:00 | (2)日記

2017/4/23 (日) 旧暦:327日 祝日・節気:  日出 :458分 日没:1820分 月出:257分 月没:1438分 月齢:26 干支: 庚辰 六曜: 大安 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: 八重桜

clip_image001
(八重桜 関山
兵庫と神戸の写真ブログ-2016
http://mari.cocolog-nifty.com/mari/2007/04/post_b642.html
より転載




clip_image003
(八重桜 一葉
日本の桜ガイド
http://www.asia-network.in/A2.htm
より転載




『八重桜(やえざくら)は八重咲きになるサクラの総称[1]。ヤマザクラやサトザクラより変化したものでボタン桜とも呼ばれる[2]

概要
八重桜は一つのサクラの品種ではなく、八重咲きに花を付けるサクラの総称である。多くの品種があり、日本でとりわけ多くみられる品種としてはカンザン(関山)やイチヨウ(一葉)、フゲンゾウ(普賢象)、ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)などがある[1]

花弁の枚数は300枚近くに達する例もあり、花弁が非常に多く細い菊咲きの場合には特にキクザクラという名称で呼ばれることもある。

多くはヤマザクラやソメイヨシノに比べて開花期が12週間ほど遅く、ちょうどソメイヨシノが散るのと同じ時期に開花を始める。関東や関西での見頃は4月中旬以降であり、開花から散り始めまでの期間が比較的長いのも特徴になっている。花はやや大きめで丸くふんわりとした形になり、一輪から非常に豪華に花ビラを重ねるものまで多彩である[3]

多くの園芸品種が作出されており、フゲンゾウは室町時代から存在していた事が知られており、今日では強健さと鑑賞性の高さを特徴とするカンザンとイチヨウが多く植樹されている[4][5]。関東では新宿御苑が、関西では「桜の通り抜け」として知られる大阪の造幣局がヤエザクラの名所として有名である。

和歌に詠まれた八重桜
八重桜は古くより春の風物詩として親しまれ、日本人との関わりの歴史は長い。 「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」(伊勢大輔)[1]

女房装束
平安時代に宮仕えをしていた女房の装束で五衣に桜色を用いることを「八重桜」と表現していた[2]。』
Wikipedia



八重桜の俳句:



・落ちてなほ丸々と八重桜かな  眞田忠雄



・優しくて女優のようね八重桜  志貴香里



・優しさを重ねて匂ふ八重桜 松井多美子



・八重櫻父の慈愛に触れにけり  吉野のぶ子



・亡き母に尽くす気に咲く八重桜  末 吉治子



・父ははのめでたく老いぬ八重桜  柴田佐知子




桜の歴史は山桜から始まり、それを愛でた人の手によって育てられ、様々な桜が作られてきた。
それらの新しく生まれた桜の総称が里桜らしい。染井吉野も里桜に入るそうだ。

名古屋の桜通りには八重の桜が植えられており、今が満開で豪華な花で通りを飾っている。
樹の名札を見ると里桜と書かれている。里桜は品種名ではないので、写真と照らし合わせると関山のようだ。

八重桜も品種が多く、容姿はそれぞれ違っている。
代表的な関山と一葉をくらべてもかなり違う。
寒山は妖艶・豊満な風情だが一葉は淡く軽やかで初々しい。

染井吉野は夭折が運命づけられている気品ある女性のようだ。
一方、八重桜は品種が多く一概には言えないが、俳人たちは優しさを感じているようだ。

優しさの中には、見る人を受け入れてくれる包容力を感じさせるのか、俳人たちに父・母を想い起こさせている。

目の前にいない母・父に会いたくなったら、八重桜を見に行くと会えるかもしれない。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/22  日記  山桜

2017-04-22 20:43:24 | (2)日記

2017/4/22 (土) 旧暦:326日 祝日・節気:  日出 :459分 日没:1819分 月出:220分 月没:1335分 月齢:25 干支: 己卯 六曜: 仏滅 九星: 一白水星

clip_image001

(せいいちろうのへや
http://www5b.biglobe.ne.jp/~s_mori/spring/yamazakura.htm
より転載)


「吉野山心沁みいる山桜〜日本の花旅 一目千本桜〜」

https://youtu.be/a7T1Ku7SQH4



『ヤマザクラ(山桜)

ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba, 1992(Synonym : Prunus jamasakura Sieb. ex Koidz., 1911)[1] はバラ科サクラ属の落葉高木。日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれている。サクラの仲間では寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になる。樹形は箒形で、ケヤキに似る。ヤマザクラを原種として品種改良された種も多い。多くの場合葉芽と花が同時に展開する(開く)ので、これがソメイヨシノと区別する大きな特徴となる。日本、台湾、韓国、北朝鮮に分布。開花時期は3-4月頃。

分類
サクラの属名は日本では長いことPrunus、和名ではスモモ属とする分類が主流だったが、昨今の研究ではCerasus(サクラ属)とするものがある。日本では前者、分けてもサクラ亜属(subg. Cerasus)とするものが多かったが、近年は後者が増えてきているしかしCerasusとすることで決着した訳ではない。海外では、現在もPrunusに分類するのが主流である。
概説
ソメイヨシノのように満開を過ぎたころに葉が出るのではなく、開花と同時に赤茶けた若葉が出る
個体変異種の一つのヒロシマエバヤマザクラ。花弁の数が倍以上ある

ヤマザクラは同一地域の個体群内でも個体変異が多く、開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色、樹の形など様々な変異がある。 ヤマザクラは独立した種であるが、近代の分類記載において多くの野生桜との混同が多く、野生桜を総じて山桜と呼ぶケースやカスミザクラやエゾヤマザクラをヤマザクラと同種に見なすケースなどがあり、専門家の書いた記述についても注意が必要である。この原因には、日本の野生桜が多くの変異を引き起こしやすいこと、交雑によると見られる雑種が多く生じやすいこと、古来から花が好まれたことで広く人工的に植栽されたことで交雑個体や変異個体が広く分布する原因になっていることなどがある。

同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるため、同じサクラでもソメイヨシノと異なり、短期間の開花時期に集中して花見をする必要はなく、じっくりと観察できる。ソメイヨシノの植栽の普及する前の花見文化はむしろ、このように長期間にわたって散発的に行われるものであった。

新芽から展開しかけの若い葉の色は特に変異が大きく、赤紫色、褐色、黄緑色、緑色などがあり、裏面が白色を帯びる。 花弁は5枚で、色は一般的に白色、淡紅色だが、淡紅紫色や先端の色が濃いものなど変化も見られる。樹皮は暗褐色または暗灰色。

家具の材料としても人気が高い。樹皮は樺細工などに利用される。

「吉野の桜」とは、本来この山桜を指すものであり、日本の象徴とされた桜でもある。長寿な種であり、尾所には樹齢500年を越えるものが見られる。
』(Wikipedia



山桜の俳句:



・吉野山さくらさくらと暮れにけり  小泉貴弘



・奥千本庵がこひに山ざくら  瀧澤白絣



・越後路は今を盛りよ山桜  和智秀子



・空海の突きし杖より山桜  近藤幸三郎



・伊豆急は海に沿ひゆき山桜  嶋田一歩



・絢爛と呼ぶにはやさし山桜  ことり



・今年またかの山桜に会ひに行く  小西瑞穂




まだ、山桜は咲いている。
近くで見ると、小さな白い花びらは端正に見える。

桜の代表の染井吉野のイメージが強すぎるので、咲いたかと思えば散ってしまう、それが桜の風情になっている。
山桜は新芽と花が同時に開くので染井吉野とは風情も違う。

染井吉野が生まれたのは、江戸末期の染井村だから、江戸中期以前に桜として人々が楽しんだのは山桜になる。
江戸と京都との関係にも似て、染井吉野と山桜の関係も山桜のほうが桜としての主役の歴史が長い。

山桜のほうが樹として強いし、寿命も長い。
山には山桜を植えたほうが自然といえる。

愛する山桜に逢いに行くことは、まだできる。
花の季節はまだ終わっていない。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/21  日記  残花

2017-04-21 23:50:00 | (2)日記

2017/4/21 (金) 旧暦:325日 祝日・節気:  日出 :501分 日没:1819分 月出:140分 月没:1235分 月齢:24 干支: 戊寅 六曜: 先負 九星: 九紫火星

clip_image002

(≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢 【 日々身辺抄
http://nobu-haiku.cocolog-nifty.com/sinnpenn/2009/04/post-d2cf.html
より転載)



『残花(ざんか、ざんくわ) 晩春
子季語: 残る花、名残の花、残る桜、残桜
関連季語: 余花
解説: 散り残る桜である。花時を過ぎて旅の途中などで出会うと、思わぬ名残の桜に心がすくわれる。初花とはまた違うが、花に出会えた喜びは大きい。「余花」は、葉桜のなかに咲き残る花で、夏の季語となる。
来歴: 『俳諧通俗誌』(享保2年、1716年)に所出。』
(季語と歳時記)



残花の俳句:



・夕ぐれの水ひろびろと残花かな 川崎展宏



・大滝に雲凝る朝を残花散る 松本幹雄



・鉄舟寺雨そこそこに残花かな 杓谷多見夫





公園の桜は散ってしまった。

桜の代表が染井吉野だから已むを得ないが、季節は残花に移っている。
伸び始めた若葉により枝は緑の色を濃くしている。

だが、桜は染井吉野だけではない。
白い可憐な花を咲かせているのは山桜。
枝垂れ桜もまだ花は散っていない。
まだまだ花は盛りである。

夜9時を過ぎ、日本酒の会の宴が終わった。
桜鯛を肴に選ばれた美酒をいただいた刻は過ぎてしまった。
同好の士との日本酒談義は楽しい余韻を残している。

旬彩処かのうを出ると、店の前に夜桜が花盛りだった。
八重の里桜だ。
染井吉野が淡麗水口とすれば、里桜は重厚な無濾過生原酒といったら良いだろう。

桜通りを歩くと、此処もまた里桜の花盛りだった。

いやはや、この世も花の色香に満ちている...




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/20  日記  桜蘂

2017-04-20 20:37:48 | (2)日記

2017/4/20 (木) 旧暦:324日 祝日・節気: 穀雨、郵政記念日 日出 :502分 日没:1818分 月出:059分 月没:1137分 月齢:23 干支: 丁丑 六曜: 友引 九星: 八白土星

今日のあれこれ: 桜蘂

clip_image002

(花彩々 雪月花
http://blog.goo.ne.jp/fukunohani/e/3bd2d98563a12f06264f4772a84ac6f0
より転載)



『桜蘂降る
晩春
           .
花が散り終わったあと、こまやかな桜の蘂が降ることをいう。花蘂が降るころのひそやかさは、花の頃とは別の趣がある。』
(季語と歳時記)



桜蘂の俳句:



・一面に桜蘂敷き異人墓  久次米平



・桜蘂払ひて御所の門くぐる  藤原良子



・桜しべ踏みてあらはる郵便夫  高木伸宜



・おほかたは根に還りたる桜蘂  深澤鱶



・空席を数へて坐るさくらしべ  北川孝子



・さくら蘂あきらめ色をしてゐたり  久染康子



・言ひ過ぎしあとの寡黙の桜蘂  杉田さだ子



・桜蘂見かへる人もあらざりし  四條進




花も散る時が来て、花筏となり花の屑ともなる。
それも美しい。

花びらが散った後、蕊が残される。
残された蕊もやがて地に落ちる。
蕊は紅く、降り敷かれた地面は紅色に染まる。
桜蘂の道もまた美しい。

桜蘂降るは季語であるが、桜蕊だけでは季語にはならないという人がいる。
桜蘂が花の時期だけでなく、夏も秋も冬も枝にあれば季語にはならないのは解るが、花びらを追うように自分も落ちてしまう。
降り積もった後の紅く染まった地面も感慨を引き起こす美しさを持っている。

桜蘂だけでも季語として良いと思う。
それで、「桜蘂降る」ではない句を集めてみた。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/19  日記  禅語 「看花須具看花眼」

2017-04-19 19:25:00 | (2)日記

2017/4/19 (水) 旧暦:323日 祝日・節気: 下弦 日出 :503分 日没:1817分 月出:015分 月没:1042分 月齢:22 干支: 丙子 六曜: 先勝 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 禅語 看花須具看花眼

clip_image002

(弘前公園
http://www.hirosakipark.jp/2981.html
より転載)

clip_image003
(現身日和 【うつせみびより】
http://utusemibiyori.com/blog-entry-2647.html
より転載)




「花を看るに 須く看花の眼を具すべし」は、鎌倉時代の京都建仁寺の僧、別源円旨の『南遊東帰集』の漢詩文の一節である。

別源円旨は、臨済宗の僧で、幼少のとき出家し、円覚寺の東明慧日に師事した。 後,求道のために諸国の寺を遊歴した。 元に渡り修行の後、故郷越前に弘祥寺を創建したが、足利義詮の招請によって建仁寺の住職となった。
在元中の『南遊集』と帰国後の『東帰集』の詩文集を纏めたものが「南遊東帰集」である。

意味は、花の観方については花を看る眼を持つべしと言っている。
盛の花は勿論のこと、まだ蕾の段階の枝を見上げるのも良い。散ってしまった花びらの絨毯を眺めることも良い。
誰が見ても美しい満開の花だけではなく、まだ蕾の中にある花を見、散ってしまった花びらの中に花を見る。
花の本質を看ることができる眼を持つことが大切だ。


まだ枝垂れ桜は花盛りだが、染井吉野の花時は過ぎ、若葉が緑色に萌え始めた。
葉桜の中に看花眼は花を見る。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/18 日記  花守

2017-04-18 20:16:07 | (2)日記

2017/4/18 (火) 旧暦:322日 祝日・節気: 発明の日 日出 :504分 日没:1816分 月出:#NAME? 月没:950分 月齢:21 干支: 乙亥 六曜: 赤口 九星: 六白金星

今日のあれこれ: 季語 花守、桜守

『桜守「佐野藤右衛門」』

https://youtu.be/ztmARzHbMW0



『花守:            花の主、花のあるじ、桜守
晩春
寺や庭園、山野等の桜の木の手入れをしたり、番をしたりする人。和歌から派生した季語である。』
(季語と歳時記)



花守の俳句:



・一里はみな花守の子孫かや 松尾芭蕉



・花守の幹に掌を当てつぶやける  河崎尚子



・花守の一途の恋の一樹かな  高橋和女




世の中には、色々な仕事がある。
頭を使う仕事や、身体を使う仕事、儲かる仕事や、儲からない仕事、きれいな仕事や汚い仕事...

花守という仕事は、良い仕事だ。
それで生活をしていけるかという点を除けば魅力的な仕事だ。

桜が毎年花を咲かせてくれるように見守って処置をするのが花守の仕事だ。

一本一本の桜の木の状態を常に把握していることが必要だが、具体的には、
・成長状況
・蕾の数、付き具合
・開花時期
・葉の時期・茂り具合
・落葉時期
などを常時確認し、樹の元気さを把握する。
その上で、問題が在れば対策を講じる事になる。
・土壌の改良
・枝の剪定
・防虫処理
など

有名な弘前城の桜は、独特な桜の管理をしている。
生きた枝でも大胆に剪定し、花芽の多い若い枝を伸ばすというのが弘前城の花守のやり方だそうだ。

芭蕉が見た里の桜は、村人一人ひとりが面倒をよく見たのだろう。
村ごと地域が桜を愛すれは、毎年桜は美しい花を咲かせ、地域の人の眼を楽しませてくれる。
花守村があれば、そこの住人になりたいものだ。

花の時期だけでなく、夏も秋も冬も愛する恋人のように世話をするのが花守だ。

花守の眼は、今だけではなく去年も一昨年も来年も再来年も樹の成長を愛おしく見ている。


佐野藤右衛門氏は、現存する有名な花守だが、亡くなった花守には笹部新太郎氏がいる。
こうした一生を桜に尽くした花守が居るから、日本の桜は今も美しい。


笹部新太郎
Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%B9%E9%83%A8%E6%96%B0%E5%A4%AA%E9%83%8E




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/17  日記  花筏

2017-04-17 20:04:50 | (2)日記

2017/4/17 (月) 旧暦:321日 祝日・節気: 土用 日出 :506分 日没:1815分 月出:2328分 月没:902分 月齢:20 干支: 甲戌 六曜: 大安 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: 季語 花筏


clip_image002
(北斗星〜仕事も遊びも一生懸命
https://twitter.com/big_dipper2015/status/717670221557792768/photo/1
より転載)


『花筏
晩春
           .
水面に散った桜がかたまりとなって、優雅に流れるさまをいう。流れる様子を筏に見立てての言葉。花の散りかかる筏を言う場合もある。』
(季語と歳時記)


花筏の俳句:



・木曽谷の奥戸に澄めり花筏  松崎鉄之介



・水門を抜ければ浜離宮花筏  保坂加津夫



・北上川の渦に解かるる花筏 菅原修子



・風の詩乗せて静かに花筏  稲辺美津



・道草を食ふ子追ひ越し花筏  神谷文子




蕾が膨らみ、花が咲いて、時が来て散る。
桜はその転変が速い。
少し雨が降ったり、風が吹いたりして、花から目を離していると、眼を戻したときには、もう花びらが無かったりする。

桜の花は目が離せない。

散った後も、美しいから、見届ける注意も大切だ。

木曽も浜離宮も北上川も花筏は浮き、流れていた。
花筏を見つめる目には、花びらの最後が愛おしい。


花筏は、一瞬の静止画も良いが、筏だから流れる姿も良い。

2017 04 12 石神井川の花筏」


https://youtu.be/lnERhqRtV8c




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/16  藤井四段  炎の七番勝負6戦目も勝つ

2017-04-16 23:35:00 | (16)時事・世相


6
戦目の相手は、佐藤康光九段。
現役最強クラスの実力者だ。
この人にも勝ってしまった。
誰も予想しなかったことが歴史のある真剣勝負の世界で起きている。

事実というものは認めるより仕方がない。
勝負の世界で絶対はないが、平野美宇が丁寧に勝ち優勝も藤井四段の6勝も起こり得ないことが、眼の前で起きている。

不思議だ。

佐藤九段は新しい手で指したそうだが藤井四段は動ぜず、読み切って圧勝した。
将棋は素人なので判らないが、藤井四段は今までにない将棋に滅法強いようだ。
公式戦と違って、時間が短く、速い読みと指し手が要求される、個々の能力がずば抜けてあるのだろう。

七番勝負最後の試合は、羽生三冠との勝負。
大番狂わせも無いとはいえない状況だ。
時間制限ありの短時間勝負の利が藤井四段にあれば、勝機もあるはずだ。

この試合は423日午後7時から下記インターネットTV(将棋チャンネル)で放送される。
https://abema.tv/



『将棋・藤井聡太四段「炎の七番勝負」佐藤康光九段に快勝 最終戦は羽生善治三冠
4/16(
) 21:50配信

clip_image002
5
1敗の好成績で最終戦を迎える藤井聡太四段

大先輩の独特な仕掛けを、真正面からぶち破った。史上最年少プロ棋士の藤井聡太四段(14)が、7人の先輩プロ棋士と対決する「藤井聡太四段 炎の七番勝負~New Generation Story~」の第六局に挑み、タイトル獲得13期、永世棋聖の称号を持つ佐藤康光九段(47)を95手で破った。序盤は角交換からダイレクト向かい飛車で進んだが、藤井四段は惑わされることなく、徐々に戦況を整え快勝。将棋ファンも想像しなかった51敗の好成績で、最終戦となる羽生善治三冠(46)との一戦に臨むことになった。

見慣れない盤面の様子にも、しっかりと落ち着いて指し回した。数々の新手を作っていた佐藤九段を相手に「序盤の構想がとても難しかった」としながらも、少しずつ有利な形勢を作り上げた。「最後の寄せが見えた時に、はっきり勝ちになったかなと。本当に勉強になりましたし、勝ったことで自信にもなりました」と話すと、少し表情を緩めた。

戦前は「先輩の意地を見せたい」と話していた佐藤九段も、想定外の完敗に脱帽だ。「藤井四段とは練習将棋も1回も指したことがなかったので、初めて対局した。一方的にやられてしまった。非常に攻守バランスが取れていて、終盤力はさすが。期待の新人ですので、これからも活躍を見守っていきたい」と、その実力を認めた。
将棋・藤井聡太四段「炎の七番勝負」佐藤康光九段に快勝 最終戦は羽生善治三冠

clip_image004
敗れた佐藤康光九段

第二局こそ敗れたものの、その他の対局はすべて快勝と言っていい内容での51敗。最終戦となる第七局は、言わずと知れた将棋界のレジェンド、羽生三冠と対戦する。藤井四段は「僕が言うまでもなくスーパースター。恐れ多いところもあるが、せっかくの機会ですので、全力で自分の力を出し切りたい」と、同じく中学生でプロデビューした羽生三冠への思いを語った。

七冠独占、タイトル通算97期、竜王を除く永世六冠など、名誉を並べればきりがないほどの羽生三冠に、破竹の勢いの藤井四段はどう戦うのか。新旧の天才棋士同士による対局は423日午後7時から放送される。』
AbemaTIMES
https://abematimes.com/posts/2261249




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/16  日記  落花

2017-04-16 19:37:10 | (2)日記

2017/4/16 (日) 旧暦:320日 祝日・節気: イースター 日出 :507分 日没:1814分 月出:2239分 月没:818分 月齢:19 干支: 癸酉 六曜: 仏滅 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 季語 落花

「桜散る2017」

https://youtu.be/gKE-47jsEbM



『落花(らっか、らくくわ) 晩春
子季語: 花散る、散る桜、花吹雪、桜吹雪、飛花、花屑、花の塵、花埃、散る花、花の滝
関連季語: 花
解説: 桜の花が盛りを過ぎて散ること。花吹雪、桜吹雪といえば、吹雪のように花びらがいっせいに舞い散ること。散り果てたあとも、花の塵、花屑といって愛でる。
来歴: 『増山の井』(寛文7年、1667年)に所出。』
(季語と歳時記)



落花の俳句:



・一山の落花の行方峡に追ふ  安田晃子



・みよし野の落花ただよふ日の別れ  稲岡長



・一陣の風や落花のしきりなる  高原純徳



・人恋し灯ともしごろをさくらちる  加舎白雄



・渦巻いて空駆け昇る落花かな  宮川迪夫




今日は、グンと気温が上がり、初夏のようなお天気になった。
多くの人は浮かれて外に出たらしい。
幹線道路も高速道路も車が溢れていた。

雨の週末が多かった花の時期。
今日は屋台の業者にも笑顔が戻ったはずだ。

花に盛りは短い。
もう花は散り始めている。
緑がかかった樹もちらほら見える。
三日見ぬ間の桜かな。
この週末に花を見る機会ができてよかった。

桜の花は散り方に趣がある。
特に染井吉野は、花びらが一輪ごとに風に舞いながら落ちていく。
強い風が吹けば、手を出して声を掛けたくなる花吹雪にもなる。

花は永遠の美ではない美しさを愛でる日本人のこころを育んできた。



・風誘い散るもまたよし花の舞う




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/15  17歳平野美宇が卓球アジア女王!!!

2017-04-15 23:39:49 | (22)格闘技・スポーツ


今日は、平野美宇の快挙を讃えなければならない。
卓球の歴史に新しいページを書いた日になった。

アジア選手権で、中国勢を撃破し優勝した。
準々決勝で世界の女王丁寧に競り勝つと、その勢いのまま準決勝、
決勝と格上の中国選手に圧勝して優勝した。

これには、中国人民も顔色を失ったはずだ。

平野は、リオ五輪に出場できなかった悔しさをバネにして、スタイルを変え飛躍した。
去年、ワールドカップに優勝、日本選手権では石川に勝った。

そして今回のアジア選手権での優勝。
実力は本物だ。


「卓球アジア選手権・決勝 平野美宇×陳夢(中国)サタデースポーツ4/15

https://youtu.be/UhKoqtbo_zY


準々決勝の丁寧との戦いが、今回の山場だった。

「大金星!平野美宇が世界ランキング1位の丁寧に勝つ!」

https://youtu.be/1cuFaochfNc


至近距離で機関銃を撃つような攻撃的スタイルは、従来の日本人選手にはなかったスタイルだ。
これから研究されるだろうが、このスピードが武器になる。

野球で言えば160km台の速球派だ。
後、変化球が投げられるようになれば、平野の時代を造ることができる。

丁寧との試合をすべて見たい人は、以下でどうぞ。

2017 Asian Championships WS QF HIRANO Miu - DING Ning(CHN)

https://youtu.be/j28GFpihbGU


【データ】

平野美宇
Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E9%87%8E%E7%BE%8E%E5%AE%87



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/15  日記  花月夜 若しくは 桜月夜

2017-04-15 21:33:45 | (2)日記

2017/4/15 (土) 旧暦:319日 祝日・節気:  日出 :508分 日没:1814分 月出:2148分 月没:738分 月齢:18 干支: 壬申 六曜: 先負 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: 花月夜 若しくは 桜月夜

clip_image002
(ジャパノート
http://idea1616.com/haru-tanka/
より転載)



花月夜と言う語は、季語としてはっきりとした扱いは受けていない。国語辞典にも見つからない。
だが、句は見つかる。
桜月夜も同じだが、桜月夜のほうが使いやすそうだ。
こちらは、与謝野晶子の有名な歌にも詠われている。

花月夜と書けば、当然桜月夜の意味だが、俳句では花は桜だけではないこともあるだろう。

花月夜の句を探すと、色々な花月夜が見つかる。

菜の花月夜、梨の花月夜、芋の花月夜、大根の花月夜、山茶花月夜、尾花月夜なんていうのもある。
月夜に咲く花の数だけ花月夜はあるだろう。



花月夜の俳句:



・鎌倉の空紫に花月夜 松本たかし



・花月夜死後もあひたきひとひとり 福田甲子雄



・逢ふもまた別るるも花月夜かな 小林康治



・逢ふことのもうなくなりし花月夜 金久美智子



・亡き母のいつか来て在す花月夜 沼尻巳津子




今日は、お天気が良くて、お花日和だった。
気温も上がったので、夜桜見物にも良い日だった。

花と月を一緒に楽しめた場所もあっただろうし、星も見えたところもあっただろう。

雪月花は季節の主役、そのうちの2つが同時にある光景は、この上ない夜だ。

そんな特別の夜には特別なことが起こりやすい。
そんな特別な夜は特別な人と居たい。
人の想いは同じだ。

福田は幸せだ、あひたき人は眼の前に居るに違いない。

浮世はままならぬもの、小林は花月夜に逢い花月夜に別れたという。
逢うは別れの始めは定めなのだが、逢わないより幸せだ。

金井がなくした人は誰だろう、恋人か両親か、親友か...
花月夜にも足りない人がある、それはその通り。

沼尻は明確だ、特別な花と月の夜には確りと母に会っている。

花月夜を見逃す手はない。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/14  日記  花盛

2017-04-14 20:26:43 | (2)日記

2017/4/14 (金) 旧暦:318日 祝日・節気:  日出 :510分 日没:1813分 月出:2055分 月没:700分 月齢:17 干支: 辛未 六曜: 友引 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: 花盛

clip_image002


『はな‐ざかり【花盛り】

㋐花が咲きそろっていること。また、その季節。
㋑特に、桜の花の盛り。《季 春》「観音で雨に逢ひけり―/子規」
2 女性の最も美しい年ごろ。
「二十歳の―だから」〈魯庵・社会百面相〉
3 物事が非常に盛んであること。また、その時期。「今やサッカーが花盛りだ」「クイズ番組が花盛りだ」

(小学館デジタル大辞泉)



花盛の俳句:



・花盛り山は日ごろの朝ぼらけ 松尾芭蕉



・花盛桜に狂ふひぢりあれ 加藤暁台



・花盛六波羅禿見ぬ日なき 与謝蕪村



・花盛知らぬ男のいだきつく 正岡子規



・雨ながら今此の時の花盛り 高浜虚子




東海地方は、花盛りだ。
場所によっては多少違うだろうが、今頃が花のピークだ。

桜前線は南から北上して北海道まで到達する。
常識的にはそうなのだが、今年は東京の満開が全国一だったから話は解りにくい。

大きく言えば、今は東海地方が花盛りで、これから関東より北が花盛りの季節を迎えることだろう。

俳句・俳諧の有名人たちも花盛りを浮いた気分で詠んでいる。
日本人なのだから桜の花の短さには浮かれることが一番なことは解っている。

先ずは満開の花盛り。





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/13  日記  花冷え

2017-04-13 22:30:21 | (2)日記

2017/4/13 (木) 旧暦:317日 祝日・節気:  日出 :511分 日没:1812分 月出:2001分 月没:625分 月齢:16 干支: 庚午 六曜: 先勝 九星: 一白水星

今日のあれこれ: 季語 花冷え


clip_image002
(雪景色に変わった道庁前では歩行者が先を急いでいた=札幌市中央区で2017年4月13日午後、梅村直承撮影
毎日新聞
https://mainichi.jp/graphs/20170413/hpj/00m/040/003000g/1
より転載)




『花冷え(はなびえ) 晩春
子季語: 花の冷え
関連季語: 桜、花
解説: 桜の咲くころ、急に冷え込むことがある。そのひえびえとした感じを花冷えという。早春の春寒とは違い、すっかり暖かくなってからの冷え込みである。』
(季語と歳時記)



花冷の俳句:



・一枝だに揺れず花冷つのる闇  安原葉



・花冷えの門に置かれし浄め塩  林美智



・花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく 真鍋呉夫




花の時期に、冷えることはよくあること。
季語にもあるくらいだから、珍しいことではない。

ただ、413日花も遅れて満開になったこの春。
雪も大遅れでやってきた。
今日の北海道は大雪だった。

明日は南から暖かい空気が入り、一挙に暖かくなるという。
世の中の出来事も荒っぽいが、気候も同じように荒っぽい。
もう少し穏やかに、もう少し和やかにできないものか...

花冷えという季語の語感には、花と冷えの対立があり不安定がある。
花は穏やかな明るい日和のイメージだが、冷えは閉ざされた冬の刺々しさがある。

安原と林の句は、花冷えのイメージに沿ったイメージだ。
真鍋の句に出逢った、句意が取れない。

この句を調べてみた。
ロマンだ、エロスだ、不倫だ...
様々な解釈がある。

この句は真鍋の第2句集「雪女」に収録されている。

「雪女」収録の句は、ネット上に下記のものがある。



・雪女見しより瘧おさまらず



・雪女ちょっと眇であったといふ



・雪女溶けて光の蜜となり



・唇吸へば花は光を曵いて墜ち



・密会の髪の根青く発光す



・恋の汗つめたくなりし御身(おみ)拭ふ



・夜干して男を刺しにゆく女



・望(もち)の夜のめくれて薄き桃の皮



・春あかつき醒めても動悸をさまらず



・花よりもくれなゐうすき乳暈(ちがさ)かな



・口紅のあるかなきなに雪女



・雪 櫻 螢 白桃 汝が乳房

・春深くケサランパサラン増殖す
ケサランパサランは白粉を食ふ虫なりといふ




舞台は不倫だったのか、風俗だったのかそれはどうでも良い。
現身の女がいることは確かで空想の女ではない。

だが、これは不倫の句でもエロスの句でもない。
雪女の句だと思う。
花冷えに花と冷えの対立・葛藤があるように、この句の花冷えと乳房の間にも対立・葛藤がある。

交わっても通じることのない、触れても熱くならない雪女。
その妖怪のような雪女との男との危ない世界を描き出した句だと思う。

真鍋には「ソラキガエシ」という短編小説があるそうだ。
ソラキガエシと言うのは、空木倒しで、
柳田国男の論文「妖怪名彙」に記載のある          福島県に伝わる妖怪だそうだ。
「田村郡では天狗倒のことをソラキガエシという。斧で木を切る音や、木が倒れる音がするが、倒れた木が地面に着く音はしない」
これを読んだら、句意が理解できるかもしれない。


この句に出逢ったお陰で、ブログのUPがとんでもなく遅れてしまった。

これも花冷え・雪女の所為だ。


【データ】

真鍋呉夫Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E9%8D%8B%E5%91%89%E5%A4%AB


現代俳句コラム 前川弘明
http://www.gendaihaiku.gr.jp/column/view.php?act=detail&id=180


雪女と月光 高山れおな
http://haiku-space-ani.blogspot.jp/2009/03/blog-post_29.html


俳句の山河
http://www.ac.auone-net.jp/~s.suisei/tanshikei/hara/haikunosanga/8-haikunosanga-1.htm


アリャリャな人生旅行記
http://ameblo.jp/brmedit/entry-12014431089.html


かささぎの旗
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_2e3f.html


閑人亭日録

http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20140406




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/12  日記  花衣

2017-04-12 19:37:00 | (2)日記

2017/4/12 (水) 旧暦:316日 祝日・節気:  日出 :512分 日没:1811分 月出:1905分 月没:551分 月齢:15 干支: 己巳 六曜: 赤口 九星: 九紫火星

今日のあれこれ: 季語 花衣

clip_image001

(桜襲
プリンセスミネンコ
http://mbp-shizuoka.com/princees-minenko/column/4149/
より転載



『花衣(はなごろも) 晩春

【子季語】: 花見衣、花の袖、花見小袖、花の袂、花見衣装
【解説】 お花見に行く時に女性が着る晴れ着のこと。古くは「桜がさね」という襲の色目を「花衣」といった。また、元禄期には花見小袖が流行した。現在では特定のものをさしては言わないが、散りゆく花の中の着物姿などは実に華やかである。』
(季語と歳時記)



花衣の俳句:



・ひとひらをうなじにとめて花衣  柳葉繁



・ぬぎすてし人の温みや花衣 飯田蛇笏



・花衣たたむ座敷に風入れて 上住和子



・花衣脱ぎてもさめず身のほてり 田村登代子



・雨合羽重ねて今日の花衣  高橋道子




花衣というと、やんごとなき奥の方がお召しになるもので、広いお屋敷の庭に植えられた桜を座敷の中から楽しむイメージだろう。

今時のお花見は、樹の下に花ござを敷いて、お酒を飲んだりお弁当をいただいたりするから、とても桜襲の花衣など来てはいけない。
戸外の花見は、風も冷たく、変化の激しい花の時期だから雨も降るかもしれない。
勢い、防寒・防風・防水の服装になる。

先の日曜日も、雨の心配もゼロではなかったし、冷たい北風も吹いていた。
ダウンジャケットを着ている人は多かったし、午後の晴れに浮かれて出た人は、上着無しで寒いと話していた。

飯田、上住、田村は高級な花衣のようだ。
高橋は今風の戸外のお花見に雨合羽を重ねている。

お座敷は無理としても、ホテルの一室から花を見ながら時を過ごす花見なら、一帳羅の花衣に心弾ませ、身体を火照らすこともできそうだ。

そんなお花見ができれば、幸せなのだが...





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2017/04/11 日記 花散らし

2017-04-11 20:20:22 | (2)日記

2017/4/11 (火) 旧暦:315日 祝日・節気: 望 日出 :514分 日没:1810分 月出:1810分 月没:519分 月齢:14 干支: 戊辰 六曜: 大安 九星: 八白土星

今日のあれこれ: 花散らし


「【臼杵市】雨の桜 臼杵城20170410 usukijyo sakura

https://youtu.be/N0uiTeMLh7E


東海地方は、桜が満開なのだが、生憎冷たい雨が朝から晩まで降り続いている。
これを「花散らしの雨」と言ってはいけないと書いている記事が散見される。

その理由は、「花散らし」は、桜の花を言うのではなく、昔からの伝統行事を意味するからだそうだ。
広辞苑では、「花散らし」の説明を『旧暦の三月三日に花見をした翌日、若い男女が集い飲食すること』としていることを根拠としている。
「磯遊び」などの風習も同じだが、若い男女が出会いを楽しむ習慣は当然にある。
沖縄でも「毛遊び(もうあしび)」という風習は、最近まで行われており、現代でも毛遊びと名付けられたお祭りが行われている。

そのような行事を「花散らし」と呼ぶから、「花散らしの雨」は誤用だと決めつけるのは、知ったかぶりと言える。

「花散らし」は確かに季語ではないが、「花」は季語である。
季語の「花」を散らす雨という表現は、俳句の表現として認められる表現で、「花散らしの風」も同様だ。

「花を散らす」「花散らす」という表現は古くから使われている。
歌の世界では、

古今和歌集(巻二)、素性法師の歌
 
さくらの花の散り侍りけるを見てよみける     
「花ちらす風の宿りはたれかしるわれに教へよ行きて恨みむ」(春下・七六)


西行の歌に
「春風の花を散らすと見る夢は覚めても胸のさわぐなりけり」


「花散らしの雨」という表現を、俳句で使うのは問題無いのだが、作例はあまり多くないようだ。
多くはないが、ゼロではない。



花散らしの俳句:



・みくまりの水を送りて花散らふ 佐藤美恵子



・花散らし遊ぶ雀や奥信濃 橋本榮治



・花散らす雨となりゐし透析日 朝倉和江



・花散らす雨の吉野に別れけり  大久保白村



・花散らす夜叉を彫られし姐御かな 筑紫磐井



・花散らふ夕風寒し山を前 臼田亞浪



・敦盛塚浪音聞かず花散らず 岡部六弥太




臆することなく、「花散らしの雨」を使っていきたい。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加