なあんおばはんの日常

日々思うことを連ねる自分の記録です

2008-04-22 21:56:39 | Weblog
実は2月に犬が家族の一員になった。

姑の同居介護でストレスが一番たまってた頃。
離婚話も一番切実やった時。

毎日ダンナの八つ当たりと姑の世話との板挟みで
私も逃げ場がどこにも無かった。

でもダンナは本当は私よりももっと傷ついていた。
母親を目にするたびに声を聞くたびに、
過去の思い出したくもない、
心の奥底にしまい込んでた記憶が次々と甦る。

救いのない日々。

そんな時、とあるペットショップで私たちは子犬に出会った。

うちには猫がいる。
人間不信のダンナだけど、その反動か生き物には惜しみなく愛情を注ぐ。
最初は観葉植物、次は金魚。

そして縁があって生まれたばかりでまだ目も見えない捨て猫の子猫がやってきた。
手のひらにすっぽり入る、その危うい小さな姿にダンナは即ノックアウト。
彼は夜中も2時間おきに起きてミルクを飲ませて大切に育てた。

すっかり大の猫好きになったダンナは
ペットショップにはいつも子猫を見に行く。
犬には殆ど興味がない。

ところがその時、私たちはある子犬の仕草に釘付けになってしまった。

その子犬はガラスケース越しに
お母さんにだっこされて子犬を見に来た2歳くらいの男の子に
一生懸命イナバウアーをしながら、しっぽを振り続けていた。

なんて暖かい瞳で子供を見てるんだろう。

なんて、いい奴なんだ。息子が思わずつぶやいた。

一目でこの子犬が小さな子供を大好きなことがわかる。

人間関係に参って心が弱り切っていると、
生き物の純粋な愛情に敏感になるのかもしれない。

ベージュのふさふさの毛に包まれた太い大きな手足と黒いつぶらな優しい目。
短い鼻に大きな垂れ耳。その愛らしい姿にも心を奪われた。
でも一番、心に触れたのはその子犬が見せた、男の子に対する一瞬の大きな愛情。

なんていう種類の犬だろう、と値札を見ると
子犬君はゴールデンレトリバーだった。

ゴールデンレトリバー。あの大きくなる犬。

あの日、あのイナバウワー君との出会いが無かったら
きっと今うちは犬と暮らしてない。
2月に犬が来てくれてなかったら、ダンナも私も今どうなってたかわからない。

それぐらい、ギリギリまで追い込まれていた。
そしてそれぐらい、犬は私とダンナを助けてくれた。

大きな大きな愛情を秘めた小さな金色の目で、
いつも私たちをじいっとまっすぐに見つめてくれる
大きなあったかい茶色の生き物。
それがうちの犬。











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価値観を変えて見ると。

2008-04-21 20:06:25 | Weblog
ものすごくいろいろあったけど、
とりあえずダンナとはもう暫く暮らしていくことにした。

新たな隠し携帯を持ってることに私が気づいてることも
何も言わんと、何も聞かんとこのまま黙って暮らしていく。
ダンナが隠してる色んなことは私には関係ないと切り捨てて
生活していく。

これってものすごく、今までの自分の考え方を捨てな
やっていかれへん。
家族観とか、夫婦観とか、そういう価値観や常識は捨てるしかない。
そう思って4月に入ってからは自分の気持ち騙しながら
なんとかやってきた。


「日々の生活で言葉にしなくても伝わるものがあるだろっ」
「俺は本音は絶対言葉になんかしない。」

とダンナは言った。
それが伝わらへんから、こうなってるんやん。

姑と同居してわかったことも多々あった。
ダンナが幼少期、少年期とどんなに心が荒むような過酷な出来事があったのかも
想像は出来る。

でもだからといって、子供の頃に親で苦労したからって
みんながみんな心が歪むわけとちゃうやん。

もう40とっくに過ぎて、まだ引きずっててもなあ。

でも、ダンナに求めるのは無理やとういうことも
さんざん痛い目に遭わされて、つくづくわかった。
私が変わるしかない。

今までどうしても諦められへんかったし、
信じてみたかった。

でもこの半年に突きつけられた現実が
結局は真実や。

どんなに私が傷ついて、毎日めまいに襲われてまっすぐ歩けなくなろうが、
ボロボロな身体にムチ打って、必死に姑の世話をしようが、
ダンナは変わらへんかった。

辛い時は逃げる、押しつける、ぶち切れる。
あげくに逃げ場を他に作る。
他人には見せかけの自分しか見せへんで、かっこつけて
絶対自分の本心は隠し続ける。

結局は人間不信やねん。
今まで彼の周りにいた人たちが、手におえへん出来事があったら
さっさと彼を捨てて逃げたんやろね。

ヤクザになってもおかしくないような育ち方したけど、
全てを隠して、普通に育った普通の人のふりをして生きてきてる。


まあ、普通に考えたら最悪やわ。

でもそうとちゃうねん、そうじゃない人もおるねんで。
本当に心からあんたのこと思ってる人間もおるねんでって。

本物の愛って過酷やけど、貴いもんやって。

いつか気がつく時が来るんちゃうか、と期待して
ここまで来た。

ダンナがわかったか、わかってないんかはまだわからへんけど
でも、ダンナは3月30日までは変わらへんかった。

人は変わらへん。
自分が変わるしかない。

私がどれだけ変われるかが勝負や。

今まではどうしても出来へんかったけど、
もう変えるしかない。

価値観を変えることで初めて見える別の真実に
これからの人生を駆けてみる、なんて大げさなこと
思ったりしてた。

けどもしかしたら、
ダンナはちょっとづつ変わってきてるんかも
しれへん。

価値観変更強化月間で、
4月はずっとがんばってきた。

とにか自分からはつっかからない。
いつも笑顔でにこにこ優しく。
胡散臭いと思っても口に出さない。
女の影が見えても目をつぶる。

ストレスでホルモンバランス崩れて体調崩して
さらに久々に喘息がやや悪化してる。
もうこれ以上身体は無理きかへん。
気持ちでがんばるしかない。

でも、このブログ書きながらふと気づいた。

ダンナ、八つ当たりが減ってきたし
時々、素直に優しい気持ちを見せるようになってきた。

「死神の精度」っていう映画で
金城武の死神が登場人物に言う台詞。
「おまえ、○○さんのこと信じてないだろ」

もしかして、否。
本当は私がダンナを信じてなかったんかも知れへん。

実は私も人間不信やったんや。
表面上のことに振り回されて
一番大事なことを見失ってたんかもしれへん。

一番信じてた、信じていたかった人間に
私も一回、徹底的に裏切られてる。

口にする言葉の方が嘘で誤魔化せる。
でも日々の態度や行動は全部が事実や。

口では「やってない」って言ったとしても
やったことは消えない。

そういうことなんかな。

何にもわかってなかったんは
本当は私の方なんかも。












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