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雄鹿:酔者の本能


ダルモア蒸留所は、インヴァネス市から、
車(ツアーバス)で、40~50分ほどの移動時間。
北ハイランドのアルネス町の郊外にある。




蒸留所は、1839年にアレクサンダー・マセソン
(サー・アレクサンダー・マセソン)により建てられた。
※ジャーディン&マセソン商会の共同経営者。
その後、地元の農夫マッケンジー兄弟が、蒸留所を入手した。
マッケンジー家は、
クラン・マッケンジー(ハイランド氏族)に繋がる名家。
当時、マッケンジー兄弟は、
ホワイト&マッカイを生んだジェームズ・ホワイトと
チャールズ・マッカイの共通の友人でもあり。
その関係から、ダルモアは、
ホワイト&マッカイの重要なモルト原酒となっている。
1960年代にダルモアとホワイトマッカイ社は合併したが、
マッケンジー家との関係は途切れたわけではなく、
一家の代表が最近まで役員を務めていたとのこと。



ダルモアのギフトショップでは、
「アレキサンダー3世」というボトルが販売されていた。


ダルモアの象徴ともなっている12本の枝角をもつ雄鹿の紋章は、
1263年にスコットランド国王アレキサンダー3世が
クラン・マッケンジーに与えたもの。
これはスコットランド国王アレキサンダー3世が雄鹿に襲われ、
角で傷ついた時、クラン・マッケンジーの勇者が
命を救ったことからのもの。
以来、マッケンジー家は雄鹿の紋章を使うことが許されている。
うん?
アレグザンダー3世は、スコットランドと
ヴァイキングとの決戦となった「ラーグスの戦い」のとき、
スコットランドの軍勢を率いていた王様だったハズ。
(前々回の記事「国花:酔者の本能」を参照)




ダルモア蒸留所が所在するクロマティ湾は、北海に面した天然の良港で、
大英帝国とドイツが2度の大戦でしのぎを削った場所。
今は、北海油田の中継基地としても栄えている。
対岸には、ブラックアイル(“黒い島”の意。実際には半島)の丘陵地が
広がっていて、原料となる大麦にこと欠かなかった。
※自家製麦芽の製造は、1982年にやめているけど。
仕込水には、蒸留所の脇を流れるアルネス川が用いられている。

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