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2017年103冊目『SPRINT 最速仕事術』

2017-04-23 16:56:57 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

スプリントは、著者の一人ジェイク・ナップ氏がグーグルで開発し、のちにGV(旧グーグル・ベンチャーズ)にてスタートアップ向けに改良を加えたプロセス。GVはグーグルのベンチャーキャピタル部門から独立した会社で、世界で最も活発で成功しているコーポレート・ベンチャーキャピタルの1つです。GVのユニークなところは、ただ資金を提供するだけでなく、投資先の選定・育成・運営に積極的に携わっている点にあります。

スプリントは、今をときめく新興企業で使われています。また、グーグル内でもGmailやChromeなどのプロダクトの開発に役立てられているほか、フェイスブック、マッキンゼーなどの大企業や国際機関、非営利団体、学校などでも繰り返し用いられ、成果を上げています。

スプリントとは?(P.28、39、53)

スプリントとは、GVが活用しているプロセスで、アイデアをプロトタイプのかたちにすばやく落とし込み、それを顧客とテストすることによって、たった5日間で重要な問題に答えを出す手法をいう。

月曜日に問題を洗い出して、どの重要部分に照準を合わせるかを決める。

火曜日に多くのソリューションを紙にスケッチする。

水曜日に最高のソリューションを選ぶという困難な決定を下し、アイデアを検証可能な仮説のかたちに変える。

木曜日にリアルなプロトタイプを完成させる。

金曜日に本物の生身の人間でそれをテストする。

スプリントは特に、(1)リスクが高いとき、(2)時間が足りないとき、(3)何から手をつけていいかわからないとき、のような厄介な状況で役に立つ。

スプリントは、事業戦略やイノベーション、行動科学、デザイン思考などの手法のなかから、一番効果の高いものだけを選り抜いた「ベストヒット」集を段階的プロセスのかたちにパッケージして、どんなチームにもすぐに活用できるようにしたものと言えるでしょう。

巨額の投資をする前に、アイデアが成功するか失敗するかを今すぐ見極められる。一番大事なことに集中して、最小限の時間で最大限の成果を出す方法論を教えてくれるプロセスです。スプリントは、大きな問題を解決し、新しいアイデアを試し、より多くのことをより速く成し遂げる道筋になります。

イノベーションをものにするには、天才である必要はまったくなく、迅速が学習能力がカギになることを本書は教えてくれます。そんなスプリントのテクニックは、小さな課題や1人での作業にも役立つものがたくさんありますよ。

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