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2017年161冊目『動機づけのマネジメント』

2017-07-23 17:50:20 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

ひと昔前は、組織は「2-6-2」と言われてきました。組織は優秀な人が2割、普通の人が6割、デキない人が2割で構成されるという意味です。しかし近ごろは「1-6-3」、本当に優秀なのは1割の人だけで、残りの6割が普通、組織の足を引っ張る人が3割に増えていると著者は言います。

その背景には、状況をよくしようという意欲に欠けた、現状維持の志向が強くなっていることがあります。

この本では、働くことに意義を見出せない部下や、最初は燃えていたのに仕事をしていくうちに迷い始めた部下、さらに頭では意義を理解していても行動がついてこない部下の心に火をつけるためには、どのようなマネジメントが効果的なのか、そのノウハウを科学的なアプローチで分析します。

一人ひとりの底上げが求められる時代においては、成果を出すよりもっと前の段階、つまり動機にさかのぼってマネジメントする必要があることが、本書から分かります。

さらに、部下世代が働くのは、周りに認めてもらいたいからで、自分の主体的な思いより、人にどのように受けとめられるかということのほうが、やる気につながることも、マネジメントしていく上で注意すべき点です。

【my pick-up】

◎職業観の違いが、上司と部下のすれ違いを生む

部下世代が仕事に求めているのは、自分の思いや出世、お金よりも、他者からの「承認」です。それに対して、上司世代はあくまでも「自分」が主体です。上司世代は、自己中心的な動機で働いていると言いたいわけではなく、自分の目標が達成されているかという、結果で判断しているのです。その意味で、上司世代は自己中心的というより、自律的です。承認欲求に基づいて、評価を他者に委ねている部下世代とは異なります。

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