厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2017年56冊目『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』

2017-02-15 21:27:13 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

日本在住16年でグーグルなどで勤務してきたピョートル・フェリークス・グジバチ氏が、「世界より速く動くための」神速仕事術を紹介します。

日本企業の生産性の低さの理由として、以下の3点を挙げています。

1.持ち帰って検討しすぎる

2.分析・検討しすぎる

3.打ち合わせ、会議など多くのコミュニケーションがコスト・ムダにしかならない

また本書では、こんな時代には「自分の仕事がなくなる」ことを恐れるのではなく、むしろ「どうしたら自分の仕事をITに置き換えられるか」「どうすればもっと自動化・省力化できるか」を考えてほしいと言います。

それはつまり、IT化して自分の仕事を減らすことで、もっと違う、新しい仕事を考えるべきということでしょう。

【my pick-up】

◎メールは「持ち帰り文化」、チャットは「リアルタイム文化」

メールというのは、持ち帰り文化です。いったん持ち帰って検討してから返事をする。でも、チャットというのはリアルタイム・コミュニケーションです。その場で全部解決します。このスピード感の違いが、仕事の面で生きてきます。

◎論理や分析より「ひらめき」が大事

コンサルティング業界でよく使われるSWOT分析や思考のためのフレームワークは、すでに出たアイデアについて誰かに説明するときに有効なツールであって、アイデアそのものを出すためにそうしたツールを使っても、まずうまくいきません。

◎次のステップのために「自分の仕事」をなくす

管理職にとっては、自分の仕事をなくすというのが、最大のゴールです。上司としては、自分が見なくてもメンバーが頑張って成果を上げてくれる状況が一番いいはずです。すると、自動的に管理職の仕事はなくなるわけです。

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