厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2016年184冊目『上に行く人が早くから徹底している仕事の習慣』

2016-10-01 21:09:46 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

評価の分かれ目を解き明かし、重要なポジションを任される人の思考、行動様式の共通原則を紹介した1冊。

・仕事は頑張って当たり前。組織の中で自分の存在を認知させ、人より多くのチャンスをつかむためには、成果プラスアルファのアピールも時には必要。

・長年勤めている会社で同期の仲間や後輩が昇進していくなかで、自分は取り残されてしまい、同じ仕事を繰り返していることが本当に幸せなのか。

・早い段階から戦略的に仕事をしてきた人との間についてしまった差を逆転するのは、大変な努力をともなう。

新入社員の7割が管理職になりたくないと答える時代です。しかし、上に立つことで人の出会いが広がり、あなた自身が気づかなかった能力と出会えるかも知れません。自分の進路の幅を広げておく意味でも、昇進という選択肢を残しておくべきだと思います。

また課長になることはゴールではなく新たな出発点です。自分のことのみならず、会社のこと、部下のことを考えて仕事に取り組むことが期待されているのです。

【my pick-up】

◎自立したら、上司への報告を増やしたほうがいい理由

入社5年もすれば、報連相の意味合いはずいぶん変わってきます。それは仕事を回すためというより、上司との信頼関係の維持が目的になるからです。そこで大事なのが、意図的に「報告」を増やしていくということです。上司としては、自分の知らないところで部下に好き勝手にされては心情的に面白くないし、あまり裁量を与えないほうが業務面でも安心できます。報告というのは、上司にとってその情報が必要かどうかではなく、その情報を伝えなかったことで上司がどう思うかを基準に行うべきものと考えたほうがいいでしょう。

◎上司から見て、仕事をしづらい部下になってはいけない

実力が同じなら、嫌いな部下より、好きな部下を昇進させるのは自然なことです。それは好かれている部下がゴマをすっているというより、わざわざ嫌いな部下を選ぶ理由がないというほうが近いと思います。嫌われる部下とは、注意すると反射的に言い訳をする、上司の指示を聞き流す、報連相をしたがらない、無断欠席などの勤怠不良があるなど、あからさまに反抗するわけではないのですが、なんとなく上司への敬意が感じられない人が多いように見受けられます。上司は部下の管理が仕事のひとつなので、上司の言うことに耳を傾けようとしない部下や上下関係を軽んじる部下は、上司にとっては仕事をやりづらい存在です。昇進には、上司の部下への信頼が反映されやすく、実績に大差がなければ上司が信頼している人が上に行きます。そして、信頼の貯金は、減点の幅は大きく、加点は少しずつしかされませので、日ごろから上司の立場というものを尊重して接していくことが大切なのです。

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1 コメント

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Unknown (ホロコサン)
2017-03-26 17:34:02
おじゃまします。

すいませんが、トラックバックさせてもらいました。
宜しくお願いします。

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