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2017年158冊目『ダークサイド・スキル』

2017-07-17 19:15:49 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

生身の人間を説得し組織を動かしていくこと、強烈な慣性が働いている大きな会社を方向転換させていくためには、人に影響力を与えたり、時には意のままに操るような、もっと泥臭いヒューマンスキルが必要になってきます。

こうしたスキルは、人間としてドロドロとした自分自身の中になる闇の部分にまで手を突っ込んでいかなければ身につかないし、さらには他人の闇の部分にまで思いをはせ、それらを巧く使いこなすことが必要です。

この本では、それらの「ダークサイド・スキル」をいかにしてミドルリーダーが身につけ、5年、10年先を勝ち抜いていく会社を作っていくか、それらのヒントを提示します。

ミドルリーダーに求められる7つのダークサイド・スキルとは

1.思うように上司を操れ

2.KYな奴を優先しろ

3.「使える奴」を手なずけろ

4.堂々と嫌われろ

5.煩悩に溺れず、欲に溺れろ

6.踏み絵から逃げるな

7.部下に使われて、使いこなせ

ダークサイドというと、人の裏をかく政治力のようなイメージを持つかもしれないが、合理と情理のどちらもわかって、相手により、状況により使い分けるダークサイド・スキルは、むしろ人間に対する深い理解がなければ、うまく使いこなすことはできない。そして、そうした深い理解が、相手との絆を強くするのだ。(P.206)

論理的思考力や財務会計知識、プレゼンテーション力、資料作成スキルといった「ブライトサイド・スキル」(表のスキル)だけでは組織は動きません。古いものをやめて新しいものに変えようというときに、真のリーダーは本書のようなスキルも駆使しているのです。

【my pick-up】

◎親しみやすさと敬意は両立しない

部下から好かれることと、上司として敬意を払われることは違うのだ。近づきすぎると、好かれるかもしれないが、お互いに緊張感がなくなり、いざというときに厳しいことを言えなくなる。だからといって離れすぎても、信頼関係を築けないから、自分の手足となって動いてもらうことはできない。

これまでのやり方を見直し、改革を推進するリーダーは、みんなから好かれているだけでは責任を果たせない。嫌われても、やるべきことをやることが求められている。そして、たとえ嫌われても、相手に怖れと敬意を抱かせれば、相手を動かすことができるのだ。その人のことが「好き」だということは相手の気持ちに依拠する要素が強いが、相手に怖れを感じさせるのは自分に寄る要素が強い。つまり、自分がコントロールできない部分に頼って人を動かそうとするよりも、自分がコントロールできる部分で人を動かすほうが理にかなっている。

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