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2017年121冊目『「中だるみ社員」の罠』

2017-05-14 22:46:25 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

なぜ新人エースが凡庸な中堅になるのか?

新入社員のときに「できる」と噂されていた人が、30~40代で平凡な人材になってしまうことがあるといわれます。1つには、それまで戦略的な思考やそれに沿った行動をとる習慣がなかったからでしょう。すなわち、山あり谷ありの長い社会人生活の中で、キャリアレジリエンスを鍛えられなかったからだと考えられます。その結果、昇進や異動などのキャリアの節目で停滞に陥った際、抜け出すことができなかったり、時間がかかったりしたからだと思われます。(P.166~167)

この本では、国や組織や部署を越えて、働く人にさまざまな形で見られるキャリアの停滞を、多くの事例を通してみていきます。そして、そうした停滞にどんな人が陥りやすいのか、また陥った結果どうなるのかを知ることができます。

それだけでなく、停滞から抜け出すにはどうしたらよいのか、また上司や会社は、部下や社員が停滞したとき、どんなことができるのかも考えます。

キャリアの停滞とは、昇進の停滞のように抜け出すのは難しいものもありますが、仕事の停滞のように自分の工夫や周りの人々の協力で緩和しやすいものもあることが、本書から分かります。

また、副業などの新しい働き方が、停滞を抜け出すためにも注目されるべきでしょう。

【my pick-up】

◎塩漬けだから、昇進しないから、やる気がなくなるわけではない

昇進の停滞は愛社心など組織へのコミットやこれまでのキャリアへの満足感など、本人のさまざまな意識にマイナスに影響しています。しかし、本人が主観的に感じる停滞と現在の職位に長く留まっていることで客観的にわかる停滞とで、影響に大きな違いがみられました。主観的に感じる停滞は、働くことに関するほとんどの意識にマイナスに作用していました。それに対して、客観的に明らかな停滞は組織に対するコミットにはマイナスに働きましたが、その他の意識には必ずしもマイナスに影響しませんでした。

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