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拾い読み★2017-228≪コラム記事≫

2017年08月17日 06時45分24秒 | 千葉ロッテマリーンズ2017

【球界ここだけの話(999)】
ロッテ・伊東監督が漏らした、現場とフロントの溝を浮き彫りにした言葉


 ロッテ・伊東勤監督(55)が13日に今季限りでの辞任を表明した。同日の西武戦前の練習後、自ら切り出した。まだ、今季の戦いが40試合以上残されている中での突然の辞任表明に、驚きを禁じ得なかった。

 発端は12日に一部メディアでなされた続投報道。「間違ったことが伝わっている。迷惑を掛けたくない」とし、本意を率直に報道陣に明かした。球宴前に辞任を決断、今月5日に球団幹部に辞意を伝えて了承されていたが、シーズン終了まで公にするつもりはなかったという。しかし、今後の戦いにおいて「続投」がひとり歩きするのは許せなかったようだ。

 ロッテ監督就任5年目の今季は誤算続きだった。オープン戦では13勝2敗3分けと12球団トップの勝率を残して期待を抱かせたが、開幕から4連敗を喫すると、その後も低迷が続いた。

 パラデス、ダフィーの新外国人コンビが極度の不振。和製大砲が不在で外国人頼みの打線は機能せず、深刻な貧打にあえいだ。そのうち、自慢の投手陣も崩れ始め、歯止めが利かない状況に。借金はどんどん膨れあがっていった。

 過去4年間の成績は3、4、3、3位。決して潤沢ではない戦力を、伊東監督の手腕でどうにかやり繰りしてきたが、今季は手の施しようもなかったというのが現実だ。

 最大の要因は、昨季まで在籍したデスパイネ(現ソフトバンク)の穴を埋められなかったこと。シーズン序盤、伊東監督は「打線に軸がないから機能しない」と何度も嘆いた。

 「負け続けてファンを失望させたのは、現場の責任者である自分の責任」。低迷の責任を一身に背負ってチームを去る決断をした伊東監督だが、十分な補強をしなかった球団フロントの責任も大きい。

 シーズン途中、チームに必要な長距離打者ではなく1、2番タイプのサントスを獲得した際に伊東監督が漏らした「今絶対に欲しい選手ではない」という言葉が、現場とフロントの溝を浮き彫りにしていた。(片倉尚文)

(サンスポ)

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【佐藤春佳のスポーツブレーク】
ロッテ・伊東監督が球団に抱いた不信感…「責任」の重さにつり合わない「不自由」さ


 指揮官としての矜持(きょうじ)を見ると同時に、悔しさのにじむ突然の会見だった。ロッテ・伊東監督が、13日の西武戦(ZOZOマリン)の試合前に今季限りでの辞任を発表した。去就をめぐる一部報道の影響に配慮しての電撃会見だったが、チームが低迷するなかで、早い段階から意思を固めていたという。

 「ゲームが終わった後で“責任は俺がとる”いう言葉が出てきたときくらいから、ずっとそういう覚悟はしてきた」と胸の内を明かした。

 「責任」の語源は英語の「responsibility(応答)」だという。何かをするにあたり、本人の自由な裁量と意思に委ねられている場合、その反応に負う何らかの義務。近代的な解釈で言えば、「責任」という重荷の前提には「自由」な選択肢があってこそ、といえる。

 今季「責任」という言葉を最も発したのは日本ハム・栗山監督だろうか。敗戦後に幾度も「俺の責任」とコメントしていた。借金はロッテの「35」に対して、日本ハムも「32」。戦力が整わずに故障者が続いた両チームの状況は似ている。だが、日本ハムはすでに球団側が来季続投要請の姿勢を示し、7年目の指揮をとるかは栗山監督の意思任せになっている。

以前、日本ハムの球団幹部に「3つの目」という話を聞いたことがある。勝利をかけて、この1年を戦う視点=監督の裁量と、3年後を見通す編成や育成、10年後を見定めるスカウティングなど、それぞれの視点と構想を持つ別々の責任者が三位一体となりチーム運営と強化にあたることが大切、ということだ。

 そういえば今季開幕前、ライバル球団の編成担当者が日本ハムの戦力を眺めて「今季は“種まき”だな」と予想していた。栗山監督が優勝を目指して戦う姿は本物だろうが、フロントは「種まき」「育成」「収穫」と長いスパンの構想を持っているものだ。だからこそ、後半戦では石川直や上原を先発させるなど、3年先を見据えた起用が続いているのだろう。

 入れ替えや育成方針などがフロント主導で行われる日本ハムは現場の「自由」が限定される分、「責任」も明確化される。一方で伊東監督の抱いた不信感は「責任」の重さにつり合わない「不自由」さだったのではないか。新監督人事も含めて、ロッテが3年後、10年後の構想を描けるか。ここからはフロントの「責任」になる。


佐藤 春佳(さとう・はるか)
 サッカー、アマチュアスポーツ担当として2004年アテネ五輪、10年バンクーバー冬季五輪を取材。プロ野球は05-07年に巨人を担当し、13-15年はヤクルト担当キャップ。趣味は宝塚観劇。

(サンスポ)

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【千葉魂】指揮官へ、少しでも成長を 2年目ドラ1・平沢の決意

あの日の事は忘れない。2015年のドラフト会議翌日、仙台育英高校に伊東勤監督が指名あいさつに訪れた。平沢大河内野手にとっての第一印象は「優しそうで、大きな人」。そして指揮官自らクジを引いて、引き当てた交渉権獲得の紙を手渡された。そこには直筆で「一緒に頑張ろう」と書かれていた。初めてプロ入りを実感した瞬間だった。

 「学校までわざわざお越しいただいてビックリしました。あとで関係者から『監督が新人の指名あいさつに直接、行かれることは今までない』と教えてもらいました。うれしかったです」

 振り返ってみると伊東監督が就任5年間でドラフト指名した選手の指名あいさつに向かったのはこの1回限りだった。通常は担当スカウトにその後のあいさつなどは一任するが、この時ばかりは自らがその素質に惚れ周囲を説き伏せ、競合覚悟で指名に踏み切った素材に会うために東北新幹線に飛び乗った。平沢はそんな監督がクジを引く瞬間をテレビで見ていた。そして満面の笑みで喜んでいる姿に、期待をしてもらっていることを幸せに感じた。あれから2シーズンが過ぎようとしていた8月13日。ZOZOマリンスタジアムの練習を終え、ロッカーに戻るとチームメートから伊東監督が辞任をすると聞かされた。驚きだった。

 「監督が引き寄せてくれた縁があってマリーンズに入って、この2年間でいろいろな事を教えてもらいました。ただ、監督がボクに期待されている姿、結果は今のところは残すことができていない。それは本当に申し訳ないですし、悔しいです」

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 平沢にとっては父親のような優しさと厳しさを感じる指揮官だった。プロ初安打は1年目の昨年8月17日のイーグルス戦(Koboスタ宮城)。直接、言われたことはないが地元・仙台での試合の時はチャンスを与えてくれているようにスタメン出場をすることが多かった。初ヒットはそんな気持ちに応えるべく必死に打った結果だった。その後もなにかと仙台では出場機会があり、平沢もまた結果を出してきた。

 「もっと若々しく、ハツラツとプレーをしろ!」。練習中、どこか大人しい雰囲気に、口酸っぱく言われ、若者らしくガムシャラにイキイキと行動をすることを求められ続けた。打撃ではしっかりと強く振り切る事、前に流れやすいフォームにも、軸がぶれないように打つことなどを指導された。守備面でも、ばらつきのあるスローイングの改善に取り組み、少しでも指揮官の期待に応えられるように取り組んでいる矢先に辞任を聞かされた。

 「こんな若手の自分にもよく話し掛けていただいた印象があります。これから残り試合でしっかりとやれることをしっかりとやって少しでも成長をしているところをお見せしたい。あの時、ボクを指名してよかったと言ってもらえるような活躍をいつかしたいです」

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 仙台育英高校で初めて顔を合わせ、握手を交わした指揮官は平沢と別れた後、スカウトや関係者にうれしそうに熱く語ったことがあった。「アイツは大物になるぞ! 握手をして分かった。向こうからガッチリと握手をしてきて、いい手をしていた。体は小さいかもしれないが、手はゴツくて、しっかりとしていた。久しぶりだな。握手をして、感じるものがあったのは。大物になるいい手だった。本当に将来が楽しみだ」。この事は後日、本人も耳にした。指揮官が志半ばでマリーンズのユニホームを脱ぐと聞かされた時、その事を真っ先に思い出した。「期待に応えるような大物になれていませんね」。悔しそうな表情で天を見上げた。ここまで2年間で57試合に出場し、24安打、5打点、1盗塁で本塁打はゼロ。そこまで期待をして楽しみにしてくれたにも関らず、ここまでは結果を出すことが出来ていないもどかしさをどうしても痛感してしまう。ただ、まだ時は残されている。シーズン残り41試合。共に歩める限られた時間の中で成長をした姿を少しでも見せる。そして「大物になる」とうれしそうに言ってくれたその期待に、いつの日か応えられるような存在になるべく、若者は毎日を必死に生きることを改めて決意する。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

(千葉日報)


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