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拾い読み★2017-111≪コラム記事≫

2017年04月21日 08時12分28秒 | 千葉ロッテマリーンズ2017
ロッテ指揮官がドラ1佐々木の足を引っ張った新外国人に堪忍袋の緒が切れた

ロッテのドラフト1位の佐々木千隼(22)が20日、ZOZOマリンのソフトバンク戦でプロ2度目の先発マウンドを踏んだが、新外国人、ジミー・パラデス(22)のまさかの“バンザイ拙守”に足を引っ張られ7回5安打5奪三振1失点で負け投手となった。不振のパラデスを我慢して起用してきた伊東監督も、ついに堪忍袋の緒が切れて、2軍落ちを決断した。佐々木という明るい材料が見つかったが、チーム打率が.185まで落ちた打線は、25イニング無得点。泥沼の4連敗となった。

「ああー」とも「ええー」ともなんとも言えぬ声がZOZOマリンを包む。
 5回二死一塁から中村のレフトを襲った打球を、一瞬、余裕を持って待ち受けたパラデスが目測を誤って、まさかのバンザイ。伸ばしたグローブの上をかするようにして打球が超えていったのだ。
 記録はタイムリー二塁打となったが、完全なボーンヘッド。プロ2度目の先発となった佐々木は、ここまでバンデンハークと堂々と渡りあって無失点ピッチングを続けていたが、味方の痛恨のミスで0-1と均衡を破られることになったのである。

 試合後、伊東監督も「久しぶりなのにいいピッチングをした。何とか勝ちをつけてあげたかったが、ひとつのプレーでこんな形になってしまう」と、佐々木をかばった。

 ドラフト1位は、気落ちすることなく、続く今宮をカーブでスイングアウト。6回、7回も走者を出しながらも、粘り強く無失点で切り抜けていくが、打線の援護は最後までなかった。

「前回の登板よりストレートの質、スピードなどは良かったと思うのですが、まだまだ修正、反省、課題があるので、しっかり次の登板までに直していきたい」
 
 佐々木はそうコメントを残したが、伊東監督は「スライダーの曲がりもよかった。けん制なども含めてゲームの中で対応力、違う一面を見せてくれた。次回が楽しみ」と絶賛した。

 途中、カーブかスライダーが抜ける場面もあったが、基本的にリリースポイントが打者に近く、ボールが安定していた。キレのいいスライダー、シンカーという変化球が、ほとんど低めに集まった。左打者へのシュート回転のボールが課題だったが、それも目立たなかった。クイックができないのが欠点で、3回に本多、4回には柳田に盗塁を許すが、柳田のそれはタイミングはアウトだった。伊東監督の言うように徐々に修正できるようになっている。

 またサイドからリリースするために、ボールの軌道が独特で、あの球界屈指のバットコントロール力を持つ内川でさえ3打席ノーヒット。初顔合わせでは戸惑った。まだ日ハム戦に続いて2試合目だが、ひと回りするまでは、対戦相手は間違いなく苦労しそう。外れ1位で5球団が競合した大物だけのことはある。

 先発陣に一人頼りとなる右腕が加わるという明るいニュースがあった一方で、打線はもうどうしようもなく、先発が外国人のバンデンハークということで、「ひょっとしたらの期待感があった」と、伊東監督は打率1割台の2人の新外国人を我慢してスタメンで起用した。ダフィーの方は右中間二塁打を1本打ったが、パラデスは、この日も3打席連続三振に加えて、守りの方でも佐々木の足を引っ張った。7回に喫した三振は、ミットにボールが入ってから中途半端なスイングをするという失笑が漏れるような“着払い”だった。

 インサイドに速いボールを見せられ、ボールを落とされると、まるで対応できないというワンパターン。どの球団にもそれを徹底され、今は失投さえ芯で打つことができなくなっている。

 17試合、我慢の起用を続けてきた伊東監督も、さすがに堪忍袋の緒が切れた。

「今の状態では厳しい。迷いながら、あれだけ当たっていないと本人も楽しくないだろう」
 極めて冷静にパラデスの2軍落ちを決断した。

「かといって代わりの選手も見当たらないないんだけどね。2軍に生きのいい選手もいない。今いる選手でぶつかっていくしかない」
 
 すでに可能な限りの1、2軍入れ替えも行っていて、2軍に温存した秘密兵器もない。この日は、3番に鈴木、4番に井上を入れるなど数少ない好調選手を軸に打線を組み替えたが効果はなかった。

 だが、まだ17試合である。

 会見の最後に伊東監督は、「なんか(会見が)暗いよ。まだ4月。絶対に立て直しますから」と、ジョークを誘って、反撃を宣言した。そして室内練習場に移動して2日連続で若手の居残り練習を敢行した。

 今やるべきことに最善は尽くしているが、デスパイネが抜けた穴を埋めるはずの補強が、これでは先行きは苦しい。パラデスに約1億3000万円、ダフィーに約8000万円という大きなお金が動いただけでに、簡単に次に踏み出せない球団の事情も理解できるが、現場が我慢している間にフロントは失敗を認めて、新外国人探しに手をつけなければ、ファンは納得しないのではないか。
 
(THE PAGE)









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