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青空


2年前、立っているのもしんどくなり病院に、そして入院手術。
病室から見えるのは、隣の建物の屋上と空だけ、
手術後3日間は麻酔をしているため寝たきりで、
ベッドは窓際だったため朝になるとカーテンを開けてもらい
空を見上げるのが楽しみでした。

暑さ、寒さも感じず、雨の音もほとんどしない。
濡れることはなかったけれど心は不安と寂しさで、
空を見るたび青空が馬場さんの声が聴こえてくるような。

青空だったら青いペンで、曇りだったら白いペンで
頑張れ、頑張れと書かれているような 励ましてくれているような気がしていました。

歩けるようになったら「歩くの早いですね」って看護婦さんに言われ、
聞いたらそんなに早く歩けないそうです。
青空のおかげだったと思います。

今も「青空」を聴くとベッドの上からの青空を思い出します。




[50代女性]


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