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No.1


シャイな父親で、電話しても
「元気か?」「風邪ひくなよ」「仕事がんばれよ」と言ったら母に変わる父でした。
ですが、お酒が入ると面白い父でした。

そんな父が肺がんで、余命3ヶ月と分かった時はショックでした。
だって、自分の親は長生きすると思ってたから…。
ある日、母から父が私は帰って来ないのかと話してたと連絡があり、
何も知らないふりして父に電話しました。
わざとおどけて、私に会いたい?と聞くと「うん」と答える父。
更におどけて、一番かわいいからねと言うと「うん」と。
仕事があるから、そんな事を絶対に言わない父でした。
私は、その言葉で帰ることを決めました。

最後の入院になる前、明け方にボソボソと両親の話し声が聞こえました。
母が私に仕事があるから帰さないと言っても、うんと言わず無言だった事。
布団の中で泣きました。
父親にとってのNo.1は、私。
そんな話を兄弟でした事がありました。
初めてNo.1を聞いた時、電話での会話や、あの景色が思い出されて泣けました。

きっと、今も…No.1は、私。(笑)
馬場さん、素晴らしい曲をありがとうございます。


[50代女性]

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