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SWEET SIXTEEN

2011年11月15日 | こんな映画見ました~(洋画)
『SWEET SIXTEEN』
---SWEET SIXTEEN---
2002年(イギリス/ドイツ/スペイン)

監督:ケン・ローチ
出演:マーティン・コムストン、 ミッシェル・クルター、 アンマリー・フルトン 、 ウィリアム・ルアン、 ゲイリー・マコーマック


社会派ケン・ローチ監督がスコットランドの田舎町を舞台に描いたホロ苦い青春物語。家族の温もりを取り戻そうとして必死にもがく主人公の姿を通して、現代の少年たちが置かれた過酷な現実を赤裸々に描きつつも、その中に一筋の希望を託した秀作。
新人マーティン・コムストンが複雑な気持ちを抱え込んだ主人公を好演。2002年カンヌ国際映画祭脚本賞受賞。

15歳の少年リアム(マーティン・コムストン)は、親友ピンボール(ウィリアム・ルアン)と学校にも行かず好き勝手な毎日を送っていた。
そんなリアムには夢があった。それは一つ屋根の下で家族揃って幸せに暮らすこと。
しかし、現在母ジーン(ミッシェル・クルター)はヤクの売人である恋人スタン(ゲイリー・マコーマック )のせいで服役中で、出所はリアムの16歳の誕生日前日。
シングルマザーの姉シャンテルは母を嫌い、離れて生活していた。
そんなある日、湖畔で理想的なコテージを目にしたリアムは、自分の夢を実現させようとその家の購入を決意する。
カネのないリアムは、仕方なくピンボールとともにスタンからヤクを盗んで、それを売り捌くのだったが…。
(allcinemaより)


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ケン・ローチ監督作品ということで見ました。
暗くて重い、でも明るさが必ず見えてくるという監督らしい作品です。
映画の話であってほしい、現実では辛すぎる。。。でも現実なんだな、と思わせる作品なんです。
母ジーンのあり方は嫌な描き方なんですが否定出来ないのです。そして姉シャンテは清涼剤のような存在で心が救われます。
リアムの大人になる直前、現実に向かい合う少年の心が痛々しかったです。
産み落とされる環境は選べないのが運命で、そこを描く監督の目の温かさを感じます。
 








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