子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

見たこともない映像のような歌

2010年03月07日 | 音楽

♪♪♪♪♪

ひとつひとつの音の色、濃さを意識して歌ってみてください

♪♪♪♪♪

曲全体の緩急、言葉やその場面のイメージ、語るような部分と歌う部分、ささやき、色調、香り、自然の風景・・・

ブルグに書いたかどうか、忘れましたが、今自由曲で歌っている「千と千尋の神隠し」の歌、「いつも何度でも」と「いのちの名前」は、いっちゃんを産んだときの出産のテーマソング。

なぜか、お腹にいっちゃんがいるとき、この曲をよく聞いて歌っていました。
特に冬の北陸で臨月に寒空を散歩して歌ったのがこの2曲。
そして、出産の感動体験もこの曲とイメージが重なり、思い入れの深い歌です。
田んぼの真ん中から見える広く大きい青空、出産の神秘的な喜び・・・

だから、一度はこの曲をしっかり先生に教わりたかったのです、母として・・・。

そんな経緯もあって、この曲が大好きで、自分なりのイメージも強く持っているつもりでしたが、どれだけこの曲が好きなのかという思いがまだ伝わって来ないということでした。

私としては感情も込めて歌っているつもりでいましたが、

先生:「音楽ってどこにあると思います?」

私:「音楽は空のものだと思っています」
先生:「近いですね。音楽はこころの中にあると指さす人  
     が多いですが、実は、心の中にあるうちは音
     楽ではないんです。自分の外に出して初めて音
     楽は成立します。」

・・・そんなことで、音楽は自分の中だけで歌っていても伝わらないということですね。
歌に言葉があるということは、言葉を誰かに伝えるつもりで歌わないと外に響いてこない。

「私(先生)は感情を出す方なので、感情が前に出やすいし、だから言葉のある歌というものを歌っているんだと思います。」
・・・う~ん。確かに、私は感情があまり表面に出ないと言われるし、楽器をずっとやっていたから、感情とか言葉とかはあまり前に出せていないかもしれない・・・。

そして、青くて広い空のイメージが強くある曲なので、そのひとつのイメージに頼りすぎて、細部の違いにあまり意識が回っていなかったかも。

私の歌は今はカーキ色とか、紫が少し入っているけど、落ち着いた色でおさまっている。
ときにはゴールドになることもあるだろうし、明るい色調の部分もあるだろう。
花が散る、風が舞う・・・自分なりのイメージを考えて歌ってみてください、と。

ほんとうだ。
歌は目には見えないけれど、いい歌を聞くと、いろんな風景やイメージが広がって、移り変わるきれいな景色が脳裏に現れてくる。
見たことがあるようでない、自分だけの頭の中、こころの中のイメージが繰り広げられる。
色や温度だって感じることがある。
アーティストのニュアンスから自分しかわからない感覚、イメージができる。
それが音楽や絵画の素晴らしさ。
芸術に限らず、感動したときの特別な体験。
そんなイメージを持てる、人という存在の不思議さ、素晴らしさ・・・

生きるために、生活するために必要な行いも大切だ。
誰かが生産して下さった食材を買い求め、料理を作り、食べて生きる。
材料を仕入れて生活に必要な製品を作る。
いろんな活動がある。
そんな毎日の中にあって、目に見えない歌というもののイメージ、色や形、そんなものについて考えられる時間が持てること。
本当にしあわさだと今日も感じました

大人数のクラスにいらっしゃったとき、音に言葉を乗せて歌うのが好きな方なんだなあと思っていました、と先生に言われ、そうだったのか、と。

音楽は「空」のものだと思っています。
大気圏とその外の宇宙の間には実は無限に広がる時限が隠れていて、物とこころを越えた、生物の種も越えた、生死も越えた域があり、そこに音楽もあるんだと思っています。
でも、音楽の中でも「歌」は、もう少し地球の人々が暮らす地表近いところにあるのかもしれませんね。

何だか考えていなかった課題の前に、
「へえ~・・・(ポカーン)」という感じもありますが、声に感情は一番表れやすく、声色を変える、七色の声、などと言うように、声は人の気持ちを表す鏡なんだと改めて思いました。

よい絵は音楽のようであり、よい音楽は絵画のようである、というような言葉を聞いたことがあります。
宮崎アニメのような美しい風景を表現するのは難しいですが、自分なりにそんなイメージを持って言葉を大切に歌ってみようと思いました。

そんなことが、私という人間が一番好きでやりたいことなんだと改めて思います。
いつか、ボランティアで誰かの前で歌を歌って役に立ちたいと思います。
それが夢です。

いろんな瞬間に「生きてるなあ。生きてるっていいなあ。」と思うことはありますね。
おいしいものを食べたとき、きれいな景色を見たとき、人のやさしさに触れたとき・・・
人それぞれ、違うと思います。
私もいろいろありますが、自分が生まれてきて自分が感動することはやっぱり音楽だとこのごろ思います。
その中でも、ものごころつくかつかないかというときに好きになった「歌」はやっぱり一番気持ちがよくて好きなことです。
歌うと体が楽になってすっきりして、全身が元気になり、気持ちがいいのです。
きっと、声を出す、体を使うということで血の巡りもよくなり、自分の中にある気持ちも外に出せてすべてが循環よくなるのでしょうね。

そんな時間の持てる今に感謝する今日このごろです

写真は、生まれたばかりというより、3か月ほど経ってるいっちゃんです。


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