我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

1/1000 宇宙戦艦『ゆうなぎ』を作る(宇宙戦艦ヤマト2202)

2017-04-01 22:54:47 | 宇宙戦艦ヤマト2202


さてさて、日本全国津々浦々で続々と1/1000アンドロメダが就役中の今日この頃ですが、我が家では第一章の真の主役(!!)、金剛改型宇宙戦艦『ゆうなぎ』を細々と建造し続けていましたw
第一章の先行上映を観た時から、まず発売されたらアンドロメダより『ゆうなぎ』を作るって決めてたんですよね(^o^)
とはいえ、メカコレ2199ヤマト以降まったくプラモデルを作っていなかったので、準備には十分時間をかけました。
また、丁度良いタイミングで、奥さんが子供を連れて帰省してくれましたので、普段はできない塗装も含めて、じっくり時間をかけることができました♪
本日お昼前になんとか完成しましたので、自分自身の備考録も兼ねて、製作記録をアップしようと思います。
2202第一章を見て、『お手軽に古代のゆうなぎを作ってみたい!!』という方の参考にもなれば幸いです(^o^)

ちなみに、我が家にはエアブラシもなければ、それ用の設備もありませんので、塗装はほぼ全て缶スプレーです。
この缶スプレー、お手軽ではありますが、エアブラシのような色の調合はできませんので、既存品から最も劇中カラーに近いものを購入する必要があります。
ブルーについては、本当はもう少し紫がかったものが欲しかったのですが、残念ながらこれ以上のものを見つけることができませんでした。
最終的に、缶スプレーも含めて今回用意した道具は概ね以下になります。



あ、撮り忘れましたが、これら以外にサンドペーパー(紙ヤスリ)の600番と1500番、ピンセット、艦橋窓用のエナメル塗料(スカイブルー)を使いました。
製作にあたってですが、まずは面倒でも説明書をじっくりとご覧になられた方がいいと思います。
プラモデルに限らず、工程の全体像を予め把握しておいた方が、思わぬ勘違いやイージーミスを回避することができますので。
まず、ニッパーとカッターナイフを使って部品を慎重に切り取り、600番・1500番の順でヤスリをかけて仕上げます。
ランナーから切り離す際、一度に部品の根本まで切り取らず、少し余裕をもって切り取ってから更にカッター、ヤスリで仕上げる感じです。



さて、切り取り終わりました。
このキット、殆ど接着剤を使用する必要もありませんし、部品の合せ目も殆ど出ない優れものですが、それでも二か所、合せ目を消してやった方がいい箇所があります。
一つは艦尾、もう一つは艦底部のインテーク状の部品です。
インテーク状部品は合せ目消しと一緒に、後はめ加工も行っています。
本工程の作業では、モデラース・プレス・ジャパンさんのブログ記事を参考にさせていただきました。
写真も交えてとても分かりやすく御説明いただいていますので、大変お薦めです。



合わせ目消しの接着剤が乾く間に、今回は少し背伸びをしてディティールアップの作業を行いました。
エバーグリーンのブラ材を短く切って凸モールドにし、艦体の各部に取り付けていきます。
取り付けには『流し込み接着剤』を使用しました。
通常の接着剤や瞬間接着剤に比べると、接着痕が殆ど残らないのでとても使いやすいですが、それでも多少は残ってしまうので、完全に乾いた後、ヤスリで軽く擦ってやると目立たなくなります。
また、取り付けた凸モールドも『一皮剥く』感じでサンドペーパーを当ててやると、程よく角も取れていい感じになる気がしました。



合せ目消しと、ディティールアップが終わりました。
凸モールドの取り付け途中に気がついたのですが、凸モールドはあんまり大きくしない方がいいですね。
あんまり大きな塊をペタペタと沢山貼り付けていくと、「くどく」なり過ぎますので、御注意を(^_^;)←やり直した
何事も、程々が良いかとw



塗装前に一度、中性洗剤で部品を洗ってから、塗装を開始しました。
ブルーの部分は、単調にならないよう深みを出したかったので、一度『マットブラック』で下塗りを行いました。
そうすると、上からブルーを塗っても、ブルーの隠ぺい力はそれほど強くないので、下地の黒が薄っすら残る感じになります。
これとは対照的に、他の色の部品は一発塗りで終らせました(本当は下地をちゃんと作った方がいいんでしょうけど、お手軽モデリングなので割愛ですw)。



塗装が終わったら、次はスミ入れです。
今回はお手軽に『スミ入れ塗料(ブラック)』を使いました。
凹凸のモールドに少しずつ流し込んでは、はみ出た部分を溶剤を染み込ませた綿棒で軽く拭き取ります。
多少拭き取り残しを残す感じでも、パネルラインの陰影みたいで良いと思います。



スミ入れが終わったら、いよいよ難関のデカール貼りですね。
特に艦載機用ハッチの上に貼るUNCFのマーキングは大きい上に貼り付ける箇所も凹凸が一杯なので、難易度が高いです。
私なりのコツとしては、貼り付ける場所も予め十分濡らしておき、一度置いたデカールを動かしやすくすることでしょうか。
貼付け場所にちゃんとデカールを置けたら、先日、小林副監督に助言いただきましたマークソフターを上から優しく塗って更に馴染ませます。



デカールが完全に乾きましたら、最後に仕上げのトップコート(つや消し)を吹いて完成です。
これによって全体のツヤを整えるだけでなく、貼り付けたデカールの保護にもなります。
実はこの時、失敗しまして・・・・・・デカールを保護しなきゃってことで、デカールの貼り付け箇所に三回くらいに分けて少しずつトップコートを吹いたのですが・・・・・・吹き過ぎたようですw
スミ入れをしたモールド部分が少し白くなったり、平坦な部分にツヤが出てきたりしました。
ツヤ消しスプレーなのにツヤが出てきてしまったのは、本来は荒い粒子を表面に乗せることでツヤ消し感を出す筈が、粒子がくまなく表面を覆ってしまったことで逆に平滑になってしまった為と思われます。
この修正にかなりの時間を要してしまいました・・・・・・しかも、完全には修正し切れなかったし・・・・・・(ノ△・。)
皆さま、吹き過ぎにはくれぐれも御注意下さいm(__)m

ではでは、とにもかくにも無事に完成しましたので、完成画像をどうぞ(^0^)




さっ!次は6月の主力戦艦だ!!\(^_^)/


宇宙戦艦ヤマト2202 地球連邦 宇宙戦艦ゆうなぎ艦隊セット(仮) 1/1000スケール 色分け済みプラモデル
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宇宙戦艦ヤマト2202 地球連邦主力戦艦 ドレッドノート (仮) 1/1000スケール 色分け済みプラモデル
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宇宙戦艦ヤマト2202 地球連邦 アンドロメダ級一番艦 アンドロメダ ムービーエフェクトVer.(仮) 1/1000スケール 色分け済みプラモデル
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宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第一章(レンタル版)
小野大輔,桑島法子
メーカー情報なし
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11 コメント

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カッコイイ (宇宙戦艦ヤマト22Φ2 新たなる旅立ち)
2017-04-02 00:00:13
我が家さんの技術力はすごいと思う。でもアレコレ嚆矢編の画像を見ていると金剛改型宇宙戦艦の艦尾の下部の塗装はこれであっているのかが不安です。
Unknown (Unknown)
2017-04-02 06:13:24
おお、素晴らしい出来ですね。楽しい工作過程が伝わって来るレポートでした。私も現在ゆうなぎ建造中ですが、アンドロメダ同様成形色を活かしてトップコートとスミ入れ、ウェザリングで仕上げようと思います。そのつや消しトップコートですが、GSIクレオスのプレミアムトップコートが表面の白化を抑えられる優れものでおススメです。
アンドロメダも期待してます (ABARTH)
2017-04-02 10:12:15
素晴らしい仕上げですね。
自分は基本、素組にスミ入れで済ますので本格塗装はしません。どうも塗装は時間と手間かかる上に苦手ですね。特にスプレーは。メカコレのゼルグートは色違い三隻を塗りましたが、全て刷毛塗装でした。
製作、ご苦労様です。 (エインセル)
2017-04-02 12:01:10
塗料の臭気が、模型を制作するときの一番のネックですね。
自分も、換気には気を使ってるんですが、塗装の後は、同居してる親から、「塗料臭い」といわれますね(苦笑)

ツヤの問題は、もともとツヤ消しトップコート自体、ツヤ消しクリアーなので、吹きすぎると、クリアー塗料の特性で、ツヤが出てしまうので難しいです。
自分でも、スプレーでのツヤ消しコートは、上手く仕上げる自信は無い(苦笑)です。


>宇宙戦艦ヤマト22Φ2 新たなる旅立ちさん
キットの金剛改型、艦尾下部の塗り分けですが、ぶっちゃけ、間違ってます。
多色成型のパーツ分割のしやすさ優先になってて、アニメの塗装指定と違うんですよね。
これは、1/1000のキットだけではなくて、メカコレのキリシマも同じ間違いをしてるので、無塗装、あるいは、キットを信じて塗装をすると、アニメと違う塗り分けになってしまうという・・・・・
2199当時の模型誌の作例でも、間違いに気づかず、仕上げられてるのが結構、多かったです(苦笑)
コンパチキット (mars)
2017-04-08 10:48:13
買ってきました。艦首砲の口径が違う筈ですがランナー追加や修正は無いですね。いっそ長砲身砲化や艦首回転式波動衝角の魔改造でメダ子の存在意義を奪うか。地味に巡洋艦が病院船なのはグッド!
「ゆうなぎ」のカラーリング (権兵衛)
2017-04-09 11:42:14
羨ましいです。悲しいかな技量も飾るスペースも無いので画像を見る以外に楽しみがないです(T_T)。

それはさておき、カラーリングが変わっただけなのに「きりしま」と比べて精悍さがありますね。正に生まれ変わった金剛型という感じで。

このカラーリング、さらば~のパト艦「ゆうなぎ」のものを引き継いでいるようにも思えるのですが。

あの作品では「ゆうなぎ」という艦名ではなく、「第11艦隊の旗艦じゃないのか」というセリフだったんです。後付けの考えですが、一目で見て分かる以上、パト艦も旗艦と一般艦ではカラーリングが違うのではないかと推測するようになりました。

ヤマトⅢに登場したケンタウロス駐留艦(警備艇となっていましたが、今にして思えば警備艦の表記ミスなのかもしれません。)の塗装が一般艦とするなら、「ゆうなぎ」と「タイコンデロガ」と丁度対応したものになりますので。
羨ましい (siniri)
2017-04-10 21:28:12
昨今、塗装による溶媒の大気開放(拡散は、どう?)が出来かねる住宅事情にて、模型は筆塗りしか出来ません・・・。ORZ
Unknown (MJ)
2017-04-14 22:52:09
こんばんは~♪
溜めに溜めんこんでしまった御返事ををまとめていってみますm(__)m

> 金剛改型宇宙戦艦の艦尾の下部の塗装

間違ってますよねw
既にエインセルさんから丁寧に御説明いただいている通りなのですが、私の技量と根気では、そこまで修正するのも面倒で・・・・・・(汗)

> GSIクレオスのプレミアムトップコートが

ほうほう。。。φ(.. )メモメモ
情報ありがとうございますm(__)m
次にトップコートを買い足すときに、候補として考えます(^o^)

> どうも塗装は時間と手間かかる上に苦手ですね。

いやまぁ、住居や家族事情もあって、私も普段はなかなか塗装まではできないのですが、それでも久しぶりやってみますと、完成時の感慨は一塩なので、やめられないんですよ(^^;)

> 「塗料臭い」といわれますね(苦笑)

ウチでも言われます(^_^;)
なので、次回の主力戦艦の時はどうするか、絶賛お悩み中ですw
究極的には、万全の段取りを整えておいてから、75km彼方の実家に持って帰って一気に塗装する・・・・・・とかまで考えてます(^^;)

> 艦首砲の口径が違う筈ですが

私もやっぱりキリシマのストックと艦首砲の口径を比較してしまいましたw

> さらば~のパト艦「ゆうなぎ」のものを引き継いでいる

たぶん、そこから来てると思うのですが・・・・・・ただ、はっきりとそう書いてある書籍もそういえば見てないかも。

> パト艦も旗艦と一般艦ではカラーリングが違う

なるほど、それは考えつかなかったですが、妥当性はありますね。
同じ金剛改型のタイコンデロガのカラーとか、オリジナル版巡洋艦のグレーカラーほぼそのままですし。
何らかのルールに則って、使い分けされているのかもしれませんね。

> (拡散は、どう?)

翌日、別室に置いておいたスーツが、どこかシンナー臭かったので、換気には注意しましたが、家の中で充満しきっていたかもしれません(^^;)
Unknown (Unknown)
2017-05-12 02:42:31
メカコレのガイデロール級ちっちゃくて満足いく出来になる気がしねえ…w(泣き言)
金剛型の色違い (ABARTH)
2017-05-13 14:37:50
金剛型の色違いは出す予定なしとのことです。ゆうなぎを買って塗り替えるしかないようです。

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