The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

フランク・ジュイヤールのデカ瓶♪

2008-11-24 00:04:59 | ワイン
仙台で研修中の長男が久しぶりの帰省となりまして、本人がヌーヴォーを飲みたいという希望もあり、若者で大賑わいのN店に連日お邪魔をいたしました。

彼には、ここ二日間で一番バランスの良かった、『モメサン』のヌーヴォーを勧めつつ、ワタクシはまだ開けていない、次の3本にトライ!

まずはフランク・サンカン、そしてビオ系のカリーム・ヴィオネ、それから驚きのデカ瓶(おそらくジェロボワムでしょうか?)のフランク・ジュイヤールの順で頂きました。

08’のボージョレイの天候を漏れ聞くにつけ、濃密なコクのある、昨年や一昨年の作柄は望むべくもないわけですが、このデカ瓶は見事でした!

美しいヴィオレットの色合いで、トップの風味には,健全なスミレのフローラルなニュアンスが満ち溢れています。
もちろん果実系のアローマは,色の濃いカラントやカシスに集中し、
味わいは微かなタンニンと、伸びやかな酸度の抑えられたフルーツが、
まったくもって心地いいんですね・・・

まあ実は、こういった飲み方も、ヌーヴォー行脚の魅力と言えるのでしょう・・・

N店にはご馳走様でした!


ヌーヴォー行脚パート2

2008-11-22 18:44:07 | ワイン
花金でも月も半ばを過ぎますと、人通りも疎らですよね、
ましてリーマンショック以来の実態経済の停滞により、
市民の財布の紐もきつくなっているのでしょうか・・・

まあ、将来の不安感も分からないわけではないですが、
マスコミが不確実性だけを強調して、ことさら煽る論調だけは止して欲しいところ・・・

政府も政府・・・
なんか?緊張感ないですよね・・・
早く次の一手を打って欲しいものです!

さて、それはそれとてヌーヴォーを求めて、二回目の行脚であります!

今回は前回の続き♪
次の4銘柄を頂きました。

ヌーヴォー ブラン ティエリー ピュズラ

ドメーヌ・ドュ・ヴィスー

モメサン

ラピエール

さてこの中で、ビオの権化とも言われます、ラピエールはこれまた今回も普通!
チョット軽めで旨みの凝縮タイプなんですね・・・
コサールのような妖しのムードは全くございません!

意外と言っては失礼ですが、かつては水みたいなヌーヴォーを連発していた、
モメサンが素晴らしく良かった♪
フローラルな香りと、適切な酸味、ボディーもバランスよくスタイリッシュ!!
ガメイ嫌いも納得の一本ではないでしょうか?

最後にヴィスーのヌーヴォーは今回初体験!
濃密で、果実が豊満でグラマラス♪
シンプルですが、時間と共に旨み系にメタモいたします!

この季節、行脚は続く何処までも・・・という感じでしょうか?

2008 ヌーヴォー解禁です!

2008-11-20 23:33:09 | ライフ
その日は夕刻より会議がありまして、ZOO開催延期との連絡をもらい、
ひとまず自宅へ退散いたしました。

久しぶりの背広姿で肩こりをもよおし、すぐさま全て脱ぎ捨て寝床で仮眠です!
意識しているわけではないのですが、流れは全てカウントダウン参加の方向へ進んでおるわけで・・・Z Z Z Z

『どうするの~~!!』と言う、階下からの呼びかけで目が覚め、
その時点では、私は誰・・・??ここは何処・・・??状態

外は雪降り、気温も急下降↓
寝床での意識もうろう状態を考え合わせますと、普通はそのまま「オネム」ですよね・・・

でもそこから、すっくと立ち上がり、ワインの殿堂Nへ向かうところが、常人と違うところと、ワタクシなりに自覚しております!

でも、あの甘酸っぱい香りが恋しいんですね・・・
止められません!

って事で、気になるヌーヴォーをご相伴に預かりました!
その日に、トライしたボージョレー・ヌーヴォーは↓

樽ヌーヴォー ルイ・テート

ルー・デュモン

ルイ・ジャドー レギュラー

ルイ・ジャドー ジェロボワム

ドメーヌ・ルロワ

フィリップ・パカレ

フレデリック・コサール

ドメーヌ・ド・シャサーニュ

の8種類でしょうか?
これだけ過酷なヴィンテージは、やはり強い造り手のものが、美味しく飲めるのでしょうね!
ルロワのものなどは、すでにソレナリに調和を保ち、
香りも開けたてからワイド・オープン♪でした!

ビオ系はパカレがイツモどおりに、あまりに普通!で面白くな~~い!!
コサールの妖しの濁りとアニマル風味の強烈さに軍配が上がります!

ルイ・ジャドーはレギュラーで十分の濃密さ!
大瓶は3日後あたりが美味しいかも・・・

いつも楽しみな、ヌーヴォー限定のドメーヌ!
そうです、ドメーヌ・ド・シャサーニュは例年よりは大人しめ・・・
これは閉じているのか、それとも果実が寂しいのか?
やはり、2~3日後の再度の試し飲みが必要でしょう・・・

いずれ、ワインの新嘗祭は今年も楽しく飲みました!

1991 ランシュ・バージュ 激旨!

2008-11-18 22:34:57 | ワイン
今回の同窓会のホスト役を買ってでてくれた、K先生の出展ワインの中に、
ワタクシいち早く、あのポーイヤックの銘酒があるのを見逃しませんでした!

1855年格付け第5級にして、同じくポーイヤックの雄!
シャトー・ムートンに負けず劣らず見事な酒躯を見せ付ける『シャトー・ランシュ・バージュ』の事であります!

確かに1991年は難しいヴィンテージ!
そして17年の熟成期間で、そのヴィンテージの危うさは、どうなったのでしょうか?

さて、そのワイン・・・
程よいガーネットの色合いで、シッカリとした照りが見られます!
強めの焙煎コーヒーのトップに森の下草や微かなミネラル・・・
濃密なプルーンとブラックカラントの干した果実が心地よし!
ボディーはあくまでもミディアムで、余韻も中庸、
しかしながらそのヴィンテージなりの纏まりが好感を誘います!

あのシチュエーションで、熟ボルドーがササッと飲める・・・
これって、至福ですよね・・・

これが至福じゃなくて、何が至福なの?
って事ですよね・・・

安息日のベイシーで瞑想す!

2008-11-18 22:13:15 | ジャーニー
何と、大船渡線2時間半かかりました!
しかも一ノ関駅に着いたら、改札口の黒板に注意書きが・・・

え!ええ~~!!
衣川架線橋の工事にて、一関⇒前沢間はバスにて送迎だと!

って事は、何時のバスで、盛岡着はいったい何時なの?

30分後の4時半には、どうやらバスが出る事を確認♪
安堵で胸をなでおろしてみたものの、それでは何のために一関まで来たのやら・・・ですよね!

5時半であれば、アソコへ行ける・・・って事で、盛岡7時半着を確認しつつ、
地主町の方角へ歩き出しました。

そう久しぶりやの『ベイシー』行脚であります!

黒いレザーのソファーに、薄暗い店内・・・
大音響のJBLの後方を取り巻く、西洋風のレンガの壁、
天井に突き抜けるようなホーンセクション、
明解に、繊細に、正確に音を刻むリズムセクション・・・

のっけからのカウント・ベイシー・オーケストラの迫力に、
ワタクシしばし呆然!

日曜日の安息の日に、飛び込みでココに入れた事に、ただただ感謝するのみ!
そして瞑想するのみ・・・でありました!