The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2007 シャンボール・ミュジニ レ・シャルム ユドロ・バイエ

2011-02-27 19:29:35 | ワイン

一方が、2007年のバイエで、もう一方が2005年のクレルジェなので、
ヴィンテージと造りの相乗効果で、同じシャンボール・ミュジニの最大畑の『レ・クラ』であっても、
その違いたるや、正しく対角の位置関係なんですね・・・

正しくシャンボール・ミュジニでは、こんな事が間々アルことでして、
しかしながら、どちらも『シャンボール・ミュジニ』の姿であることは間違いなし!
確かな『シャンボール・ミュジニ』のテロワを見つけられるでしょう。

このドメーヌの嫁婿である『ドミニク・ル・グエン』氏が、完全に独立したのが2004年!
その年から、少ずつではありますが、その造りに磨きがかかってきた、
と思うのはワタクシだけではないでしょう・・・

正にそれは、ヴィンテージが強いとか、弱いとかは関係なく、
2007年のように、控えめであれば、ソレナリに内実を確保し、
薫り高く、しかも品格を残し、優雅なワインを造ってくれるわけです。

『シャルム』はシャンボール・ミュジニの最大のプルミエですが、
その名の通り、シャンボールの一方の姿、すなわちエレガントなティピシテを体現させてくれます。
ココの造りは、平均樹齢40年のヴィエ・ヴィーニュに加えて、リュット・レゾネ農法、
それを天然酵母のみの醸造で、新樽は50%にとどめ、残りは一年樽による仕込みとのこと・・・

甘く切ないシャンボールのアロマは、ほどなく立ち昇り、
シナヤカで流麗な甘い果実が、舌先を喜ばせます♪

そいで持って、『低温で茹でた豚肉に4種のナッツと乾燥させた味噌を絡めた一品』との相性は上々!

この日の、一つのメインストリームになった次第です!

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