The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2008 シャトー・レヴァンジル ポムロール

2016-09-07 05:13:55 | ワイン
先のパパジイにワタクシが持参したワインがこれだ。
『秋を感じさせるワイン』と言うテーマなので、食材に合わせてポムロールが良かろう!と考えたのだ。
このワインにもパパジイの面々はノー・リアクション!
ドコの馬の骨?てな調子で飲んでいたけれど、レヴァンジルだよ、レヴァンジル!と言い放ちたくなるような低調な反応だった。



ここのシャトーは、その昔ずいぶん飲ませてもらった。
しかも相当に古いヴィンテージをだ。
恐らく今回の2008年のような、ラフィット所有になってからのレヴァンジルは初めてだと思う。

昔よりここのシャトーの立地に関するさまざまな賛辞を漏れ聞いている。
それはペトリュスやシュヴァル・ブランに隣接していることや、土壌構成が近いということなのだけれど、かつてのレヴァンジルは風味こそ豊かではあるが、やや小柄で、繊細な味わいだと記憶している。

そして今、エリック・ド・ロートシルトの手に係り、そのスタイルは見事に変貌した。
それはヴァン・ド・ガルドであり、骨格雄雄しい、雄大なポムロールとなったのだ。

この2008年も熟成の高原部までは、まだまだ到達はしていない。
あと10年はかかるのだろう!

ほぼノー・リアクションだった皆さんには、今となっては聞けないけれど、あの昔の鋭敏で、少し微妙さも孕んでいる、古典的なレヴァンジルと比べてどうなのか?ということだ。

ワタクシにとっては、あの二丁目で飲んだレヴァンジルに郷愁を覚えるのだが、さてさて・・・

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