The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1986 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ビオンディ・サンティ

2018-01-11 23:41:19 | ワイン
4人の子供のためにイロイロなヴィンテージワインもよえたけれど、いざとなると中々開ける機会はないのです。
もちろん二十歳の誕生日なぞには、それぞれ開けもしたけれど、それ以降はサッパリというのが皆さん偽らざるところなのだと思う。
で、この際帰って来たときにでも、ササッと開けてしまおう!と、最近は思うようになってきたのです。

そんなこんなで、年明けの7日に次女が帰ってくるとのことで、早速シカちゃんの所で表題のワインを開けることにしたわけだ。
『ビオンディ・サンティ』このアジェンダは説明する必要は無いでしょう。





でも少しだけ語らせてもらうことにする。
先代のフェルッチオが苦労の末、小粒でカビに強い果実をつけるクローンを分離に成功し、それから出来たサンジョベーゼ・グロッソのワインがこれまた通常のサンジョベーゼよりも濃厚で、長期熟成に耐えれるものとのことだった。

で、娘にゃ悪いがショウジキ言うと、熟成期間が31年目ときた。
そろそろいい塩梅なのでは、と睨んだわけ。

スロヴェニアンオークの大樽で発酵熟成、リリースまでその期間たるや、なんと5年の歳月を待つという。
今時のキレイなブルネッロももちろん良いけれど、わたしゃクラシックで土臭い、待てば海路的なブルネッロを欲するのだ!(笑)

実際、シカちゃんのこんな料理と合わせたけれど、もちアビナメント!





(盛岡 リストランテ・シカザワ)

芯は深めのガーネットの色合いで、エッジはマフォガニー色に染まっている。
ブーダンノワールを連想さす鮮血の香りに、焙煎珈琲と土のニュアンス。
柘榴、イチジク、干したプラムの果実香。
果実はシッカリとした強めの構成で、メリハリの利いた酸味がそれを支えている。
いうまでも無くエキスのポテンシャルは長期熟成の約束済みときた。

86年はリゼルヴァではないものの、かろうじて熟成の高原部をひた走っていた。
娘が帰って来て、いさぎよく開けてヨカッタね!
これだからワインは止められない!というのはショウジキな感想なのであ~る。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿