The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2011 シュペートブルグンダー Qbaトロッケン フリードリッヒ・ベッカー

2015-11-12 19:17:25 | ワイン
さて旅のことなど、最近の話題が一段落したところで、先日のパパジイに戻るかな?(笑)
先日のパパジイったって、もう来週が11月のパパジイなので、随分前のことでゴメン。
でもこのワインは、かなり印象的だったので、触れないわけにはいかんのだ!
で、少しばかりお付き合いの程を・・・



表題のワインは、端的に言えばドイツの赤、シュペートブルグンダーなのでドイツのピノ・ノワールということになる。
その昔、ドイツでピノと言えば、アスマンズハウゼン(ラインガウ)もしくはバーデンとなるわけだけれど、このワインはファルツのワインとのことだ。
ファルツと言えば、もったりとした濃密で薫り高いリースリングを思い出すけれど、今時のファルツはこの造り手のこのピノが評判を呼んでいる。

で今回初めてご相伴に預かったわけ。
飲んでみて思うのは、かつてのドイツのピノとは違う。
その昔希薄なドイツ・ピノを見て、このピノ造ったのは何処のドイツだ?と言ったとか言わないとか(笑)
まあこれは冗談だけど、何の情報も無く、ブラインドで出されたら、さすがにニュイとは言わないけれど、優秀なシャロネーズあたりかな?位には思うかもしれない。

なにしろ、適度なタンニンと豊かな果実があり、14%のアルコールを感じさせないほどバランスが良く、加えて辛口に引き締まっている。

漏れ聞く話では、引っ張りだこの造り手とのことだが、コスパもイケテテ、ナチュールの表看板を考え合わせると、さもありなん!というところだろう。

もう少し、また別のチャンスがあればいいなあ、と思っている。