The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 シャトーヌフ・デュ・パプ レ・カイユー アンドレ・ブリュネル

2011-08-04 13:19:27 | ワイン
西麻布『Eレヴァージュ』で2本目に登場したワインがこのワイン!

『シャトーヌフ・・・』は数あれど、一番思い入れのあるワインは何?と聞かれれば、
まずは『アンドレ・ブリュネル』と答えるでしょう・・・

ところで、この『レ・カイユー』はこの造り手のスタンダード・タイプでして、
この上のクラスに『キュベ・ソントネール』があるのですが、
実はその思い入れというのも、初めて飲んだ1990物の『キュベ・ソントネール』にあるんですね!

それはワタクシがワイン駆け出しの頃、修善寺の酒販店『Yキヤ』の紹介で、
その件(くだん)のワインを飲んだのですが、濃密でエレガント極まりないそのスタイルに、
堪らず『オヨヨ!』となりまして、それ以来の思い入れなんですね・・・

なるほど、凡そ『シャトーヌフ・・・』は存分にテロワを湛えた見事な酒躯の代物が多く、
味わい深く相当なレベルの物が揃っているのも事実ではありますが、
ココの造り手ほど緻密で、ブルゴーニュ的フィネスを持ち合わせている、
ほかの『シャトーヌフ・・・』をワタクシは知りません!

敢えて探せと言われれば・・・『ラヤ』?『ペゴウ』??『アンリ・ボノー』???

そんな所でしょうか・・・

さて、今回の『06’カイユー』も素晴しく、
クリムゾンの色合いもブリリアントにして、甘い香りにアタマくらっくら!
味わいも色香漂う神秘性と気立ての良さの表裏一体が危うい感じ?

余計な事考えずにコンだけ飲みなさい!との天の声のお達しが・・・

そんな事での夜更けの西麻布での『シャトーヌフ・・・』!
切なくカラダに染み渡ります。