The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

さて、ドミニオ・ド・ビベイのワインは?

2009-05-24 20:07:40 | ワイン
スペイン北西部に位置するガリシア州は、大西洋に面しているようですが、
ドメーヌ・ド・ビベイの畑のあるDOのリベイラ・サクラは内陸に位置し、
どうも大陸性気候であるようです。

リベイラ・サクラは1997年に認可されたDOで、ドミニオ・ド・ビベイの初ヴィンテージは2002年との事・・・

例の世界のトップ・レストラン『エル・ブリ』には、2003年からオン・リストされている凄まじさなんですね・・・

いかにそこのソムリエが、そのワインをかっているかが分かりますよね!

今回登場した『ララーマ』の品種構成は、
この地区の地場のメンシアを中心として、ブランチェジャーオ、
ローヌ品種のガルナチャ、それにティントレーアなどになります。

まずもって、濃厚なヴァイオレットの色合いで、これってローヌ系と連想し、
スパイシーなトップノートはそれの確認事項とも思いましたが、
フルーツのタッチが違うんですね・・・

意外にスタイリッシュで、酸度のハリが心地の良い果実を構成しています。

グラスを僅かにステアーしますと、ミルキーはママの味♪
練乳とバターの風味が立ち上がります!

続いて奥底から、カシスにブラックカラントの濃密なアローマなんですね・・・

味わいは凝縮して、迫力のあるタンニンですが、
総体的には優しいタッチで、ニュアンスは究極の面接触を感じます。

『エルブリ』のソムリエは、ナゼこれを薦めたのか?

調和は確かに見事!
そして、そこのキュイジーヌとのマリアージュでしょう・・・
そして更には、数年の熟成期間が、その事を証明してくれるはず!

ワタクシそう思います!

天使と悪魔!

2009-05-24 06:16:20 | ライフ
本当は『重力ピエロ』の初日でしたので、
ドウシテモ、それを見たいという欲求に駆られ、
家族を映画館に誘い出したわけなんです・・・

はたして、I坂K太郎のあのシュールな小説を、どのように映画に修めるのか?
もう一つは、第二の故郷仙台(全篇仙台ロケ)への郷愁でしょうか・・・

そんなことも相まって、『重量ピエロ』だったのですが、
映画館に入って、なぜかラングドン博士と目が合ってしまい、
フラフラと6号館へ吸い寄せられたって感じでしょうか!

まあ『重力・・・』はまだ時間が有りますので、
と心に言い聞かせつつ、座席に座って、開演した途端!

この『天使と悪魔』・・・
英語で言えば『Angels & Demons』・・・当たり前ジャン!
この映画が凄かった!
まるで歴史犯罪ミステリーのジェットコースターのようなんですね・・・

何がジェットコースターか?と言いますと、
まずは、舞台のローマ市では『コンクラーベ』の当日と言う設定!
(『コンクラーベ』って我慢大会じゃあないですよ!教皇選挙のこと・・・)
しかも、よりによってその日に、4人の教皇候補の枢密卿が拉致されたってんだから、サア大変!
それも、八時から一時間おきに、その枢密卿を殺害の予告があったんですね!

それに輪をかけて大変なのは、ローマ全土を一瞬のうちに破壊可能な、『反物質』(ジュネーヴの素粒子研究所から盗まれた物)の爆発時間をジャスト十二時に設定されていると言う乱暴さ・・・

トム・ハンクス演ずる宗教象徴学者が、ガリレオの暗号コードを解読しながら、
この400年の時を超えて動き出した、秘密結社『イルミナティ』(そういえば『オテル・・・』もある意味秘密結社?)によるヴァチカンへの復讐を阻止すべく、八面六臂の大活躍・・・

てのが、あらすじなんですけど・・・まあ凄いったらありゃしない!
まずは見てください、水野H郎さんの気持ちが分かります!

深夜ですと、バイ・ザ・グラスのワイン一杯の我慢で、
こんな映画見れちゃうわけですから・・・