一冊目は
木之瀬 隆(首都大学健福祉学部作業療法学科準教授) 編著 中央法規出版 2008年 『これであなたも車椅子介助のプロに』を図書館で借りて読んだ。
gooは車椅子生活をリハビリ病院で3ヶ月ほど送ったことがある。病院にレンタル業者が来てくれて、ひとつき数千円で、普通型の車椅子を借りていた。左股関節の改造手術をしたのでベッド上の寝たきりから、端座位の練習をして、片足のみ軸にして車椅子に移乗していた。晴れて、ベッド上でのお便器での排泄からトイレに行けるので、本当にうれしかった。けれども1時間どころか30分も車椅子で過ごせなかった。座り心地が悪すぎたのだ。クッションやバスタオルで自分で座位姿勢が楽になるように工夫していた。目標が杖歩行だったので、さほど車椅子のシーティング調整にはリハの先生も力をいれてくれなかった。(杖歩行時の姿勢や骨盤の傾きについてはかなり厳しく矯正していただいた。謝々。)もっと障害が重度の人はオーダーメイドの車椅子でリクライニングやフット・レッグサポートの角度や高さの調整をしてもらっていた。
介護保険制度前は障害1,2級の手帳があれば、オーダーメイドの車椅子を作りやすかったそうだが、今では、障害者自立支援法は介護保険法が優先されてしまうので、オーダーメイドは高額で作りにくくなったそうだ。
木之瀬先生の本のよいところは、「高齢者車椅子シーティングのアセスメント票」、車椅子上での体操例やじょくそう予防のための除圧方法、車椅子介助者の単純な操作ミス、車椅子事故を防ぐためのチェックリストなどものせているところ。
座位に問題がある人、例えばすべり座り(仙骨座り)や斜め座り、座位が取れない人の対応について、ざっと学べる。
もう一冊のこの本は先日発売されたばかりで、早速購入して読んでみた。こちらのほうがはるかに読み使いやすいのでおすすめである。
『座位が変われば暮らしが変わる』大渕哲也著中央法規2009年
過去に偶然みつけた大渕哲也さんのホームページ。そこでの骸骨さんの写真にとりつかれた私。しかも試行錯誤の職人気質の努力家。理学療法士としての専門的な示唆。愛読していたら、急に本が出版され、即、購入。
この本で何が良かったといえば、「ギャッヂアップベッドを使うための諸注意」である。いままで、ベッドの背を上げても、ちっとも楽そうではない・・・むしろつらそうにみえるお年寄りを何人見てきたことか。どうにかならないかと思っていたところなので、本当に参考になった。
私は2冊読んでみたが、大渕哲也さんのこの本だけで充分というか、この本の方が使えると感じた。普段、うまくいかないなあと感じていた食事時の座位、排泄時の座位、入浴時の座位などなど、参考になることたくさん。すぐに実践したくなる内容である。本当にオススメである。
好意的なご紹介、どうもありがとう!拙HP内にURLとブログ内容を紹介〜保存させていただきたいのですが・・よろしくお願いします。
引用には、前半の木之瀬先生の部分は割愛しておきますね。
他にも雑誌やら業界新聞やらの反応があるのですが、個人ブログではこちらしか見つからないので・・(^^ゞ
一介のヘルパーのブログなど恥ずかしい限りですが、ファンのPT大渕さんのHPの一部に載せていただけるなんて、喜んで。
ヘルパー仲間をはじめ事業所にも本を紹介しております。シーティングという言葉も知らないヘルパーが多いですが、現場ではあれこれ悩み、自信なげにケアしていることが多いので、本当に待っていた本です。ありがとうござます。