My Encyclopedia
知らないことや気になることをいろいろと調べて記録していきます
 




誰もが子供の時に「隕石が落ちてたらどうしよう」とか「惑星が地球に衝突したら人類は滅亡だ」といったことを話したことがあるだろう。大きくなるうちに「そんなことを考えてもしょうがないだろう」となるのが常だ。
しかし、2013年2月15日に起きたロシア・チェリャビンスク州の隕石落下は衝撃的だった。都市部への隕石落下ということで1,491人が負傷、4,474棟の建物が損壊と大きな被害となった。車中などから多く撮影されており、その凄まじさが伝わってくる。



日本でも1992年12月10日に島根県美保関町 (現松江市美保関町) で隕石が民家に落下し、屋根を突き破って床下にまで達することがあった。その後隕石落下地に記念碑が建てられ、また隕石は地元で常設展示されている。 ひとつ間違えれば大事だったのだが、観光資源になっている。。



メテオプラザ メテオミュージアム(美保関いん石展示)
http://www.meteor-plaza.jp/museum.html

その後の調査の結果、この石ははるか46億年の昔、太陽系の誕生と共に生まれ、今の形になってから6100万年の間宇宙を旅してきた隕石であることが判明しました。また、地球上には存在しない物質が発見されるなど、多くの貴重なデータが得られ、宇宙の謎の解明に大きな期待が寄せられました。最大長25.2cm 重量6.38kg 。
隕石は流れ星の欠片ですので、あなたの希望や願いを叶えてくれるかも知れません。心静かにお願いしてみてはいかがでしょうか?

地球の歴史を遡ると、中生代白亜紀と新生代古第三紀の境目である約6600万年前に大型爬虫類の全てが絶滅したのは、メキシコのユカタン半島付近に直径約10kmの巨大隕石が落下したことが引き金になったと言われている。
このような全地球的大被害の起こり得る衝突は1万年〜10万年に1回、局所的大被害が起こり得る衝突は数百年から数千年に1回の発生確率だそうだ。一方で、とても小型の隕石は年間2〜3個の割合で地球に落下している。

それでは、惑星が地球に衝突するリスクはどの程度あるだろうか。
地球に接近する軌道を持つ天体 (彗星、小惑星、大きい流星体) は地球近傍天体 (Near Earth Object : NEO) と呼ばれる。NEOはこれまでに約10,000個発見されている。そしてこの中で、特に地球に衝突する可能性が大きく、なおかつ衝突時に地球に与える影響が大きいと考えられる小惑星として「潜在的に危険な小惑星」(Potentially Hazardous Asteroid : PHA) という分類がある。そのリストは以下のとおりで、現在約1,800個がリストされている。

Minor Planet Center List Of The Potentially Hazardous Asteroids (PHAs)
http://www.minorplanetcenter.net/iau/Dangerous.html

これらは直径が110メートル以上の小惑星で、海に落下した場合に津波など何らかの影響を地球に与える。
そして、地球に衝突する危険性はトリノスケールとパレルモスケールという2つの見積方法がある。トリノスケールが一般的で、天体の大きさと衝突確率が高さで危険度を色と数値で表している。



NASA Torino Impact Hazard Scale
https://cneos.jpl.nasa.gov/sentry/torino_scale.html

レベル8~10となると「間違いなく衝突」となるが、これまで実際に適用されたことのある最高の階級は、2004年のアポフィスのレベル4である。

アポフィス (小惑星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9_(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)

アポフィス (99942 Apophis) は、アテン群に属する地球近傍小惑星の一つ。2004年6月に発見された。地球軌道のすぐ外側から金星軌道付近までの楕円軌道を323日かけて公転している。直径は約310mから約340mであり、小惑星番号が与えられている中では小さな部類である。質量は1.26×1011kg(7200万トン)であると推定されている。
2004年12月、この小惑星が2029年に地球と衝突するかもしれないと報道され、一時話題になった。その後、少なくとも2029年の接近では衝突しないことが判明している。




2029年4月13日には、アポフィスは地表からおよそ32,500km離れたところを通過すると予測されている (画像が2029年4月13日前後のアポフィスの予想軌道図)。ヨーロッパ、アフリカ、西アジアにおいては肉眼でも容易に観測できるようになる。そして7年後の2036年には地球に再接近する。それ以降、2042年から2105年の間にわずかながら衝突の可能性がある接近が17回ほど起きると推定されているが、2036年以後の軌道に関する正確な予測は困難である。
仮にこの小惑星が衝突した場合、数千km2にわたり大きな被害が生じると考えられる。しかし、氷河期や大量絶滅を引き起こすなどの長期間にわたる地球規模の影響が出るとは考えられない。

小惑星が新たに発見されて軌道が確定していないうちは、衝突リスクが高く計算される傾向にあるため危険度が高く見積もられるが、その後の調査で問題ないことが判明してレベルが引き下げられることが一般的で、幸い現時点では全てレベル0である。
尚、地球衝突への10年程度前に発見できれば、現在の技術でも回避が可能で、人類が打ち上げた宇宙機の微小な重力による牽引や接触で軌道を変更したり、核爆発などで破砕するといった方法が提案されているそうだ。

ということで、とても小型の隕石落下に遭遇することはあるかもしれないが、惑星衝突のレベルを心配する必要はなさそうだ。日常的な身の回りのリスクの方がよほど多種多様だ。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« ローバーとビ... 日野熊蔵、徳... »