最近は「パンツ」と呼ぶのが普通らしいのですが、私は今でも「ズボン」と言っています。
「お気に入りだけど、さすがに傷んできたな」と普段履きの古いズボンを処分する気になりました。思い出すとこのズボンを買ったのはまだ独身だった33年前。スポーツ用だったので縫製が頑丈だったのでしょうね。よく保ったものだと感心します。それと、大切に扱った自分の態度にも感心しておきましょう。おっと、33年間同じズボンをはける体型を維持してきたことにも自分で感心をするべきかな? もっとも、若い頃には太ももが入らないのでウエストはワンサイズ大きなズボンを買っていた、という“インチキ”のせいもあるのですが(今はこのズボンは太ももはゆるゆるでウエストはきつきつになってます)。
【ただいま読書中】『ウルトラQ(彩色版)』藤原カムイ 作、角川書店、2011年、2020円(税別)
目次:「ペギラが来た!」「地底超特急西へ」「バルンガ」「ガラダマ」「2020年の挑戦」「悪魔ッ子」
「ウルトラQ」のいくつかの話をマンガ化した本です。
私はウルトラQを放映時にリアルで見ていますが、姿が記憶に残っているのはカネゴンくらいです。あとケムール人の名前くらい。
しかしじっくり読むと、脚本が分厚いですねえ。いや、本の物理的な厚みの話ではなくて、エピソードの構成のことです。テーマが複層的に組み立てられ、そこにSF的なアイデアが斜めに挿入されている、といった感じです。
そうそう、ケムール人のところで「怪獣をやっつけるために東京中の電力を一点に集中させたため東京が真っ暗になる」アイデアは、のちにエヴァンゲリオンのヤシマ作戦で拡張再利用をされていますね。
しかし最後のおまけマンガ「がんばれユリちゃん!の巻」には笑ってしまいました。江戸川由利子とフジ隊員とが同じ役者さんだったなんて、きれいさっぱり忘れていたものですから。
たしかウルトラQはビデオソフトがあったはず。貸しビデオ屋にあるかな?(すっかり観る気になっています。でもあれを全部観ていたら読書ができなくなる。これは困りました) もしもこの日記がぱったりと消息不明になったら「ウルトラQに拉致されたか?」とでも思ってください。