戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。

世界のヒロシゲ

2017年04月04日 | 想うこと

光ミュージアムに行ってきました。

広重江戸百景展を鑑賞しに。

光記念館は、完成した直後に訪れたことがあったのですが、あらためて中に入ると、そのだだっ広さに驚いてしまいます。

石造りの建物の中は、広い空間に長いエスカレーターがいくつもあり、人の気配が極端に少なく、訪れている人が少ないせいもあるでしょうが、その無機質感が強い印象に残ります。

これはひょっとして、ピラミッドの中をイメージしているのかと思ったくらいですが、歩いていて、清涼感もありますけれど、寂寞感もありました。

なんとも表現しづらい建物です。

さて、肝心の広重ですが、思ったよりも薄い色合いの印象でした。

ただ、構図の大胆さが印象深いです。

手前に大きなものがあって後景を遮り、中景をしっかり描き、遠景である富士山までしっかり納めているという、お馴染みのものですが、実物を見ると改めて驚きます。

世界の絵画に影響を与えたというのがよくわかります。

例えば、題名は忘れましたが、手前に船の帆柱が二本でんと描かれていて、その後ろに、橋と商船が何艘も描かれている絵がありましたが……

手前の帆柱が、ある意味、うるさく感じられて、いかにも商売で賑わっているという感じが得られました。

こういうのは、例えば、映画の出だしなどでよく使われるカットとしてみることもできます。

商船が行き交う猥雑な港町を、最初のカットで表わしてしまうとか。

それと、画面の端にちょっとだけ描かれる小物などで、その部屋の生活感が表わされるとか。

絵画表現は、版画ですけれど、けっして客観描写に徹していないのに、雨に降られた感じとか、リアルに感じられるというのが、やはり凄いなと感心しました。

今更ながらですが、シロートの見立てです、お許しください。

 

 

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