戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。

君の名は・・・観ました

2016年10月18日 | 想うこと

『君の名は』を観てきました。

シネックス・マーゴで。

関にあります。

車で、高速道路に乗り、1時間30分ほどのところです。

高山市民は、映画を観るために、最短でも関まで行かなければなりません。

富山に行く方も多いのですが、映画だけ観るのなら、マーゴの方が得かもしれません。

君の名は、まだまだ見に行く人が多いようで、12時45分の回で、30人ほど入っていました。

平日の昼間ということもあり、ほとんどが、中高年です。

おどろいたことに、高齢の方も多かったのです。

普段アニメ映画など観ないと思われる方々が来られていたのです。

どういう理由からでしょうか。

なかには明らかに、私たちと同じ、飛騨からの人も見受けられましたが、年配の方々ばかりでした。

ニュースでも度々取り上げられるからでしょうか。

仲間内の会話で、この映画の話題が出るからでしょうか。

あきらかに、社会現象になっています。

ですから、上映中は静かなものでした。

お菓子を食べる音が響くので、困ってしまいましたが・・・。

私も映画館で観るつもりはなかったのですが、どこへ行っても、誰と話していても、特に飲んでいるときには、この映画の話題が出るため、観なければと行ったのです。

こちらの地方が映っていると話題の映像は、後半少し流れます。

ある事情により。

そこで私が驚いたのは、古川の映像ではなく、名古屋駅でした。

映った瞬間、 あっ!名古屋駅だ! とわかりました。

正確には地下の連絡通路なのですが、在来線から新幹線のホームへ、わたしも何度も急いで行きましたから、その空気が感じられのです。

というようなわけで、映像は見応えがありました。

ここぞという場面では、細部にわたり描かれていて、立体的にも見えるのです。

実写では得られない、気持ちが乗った”リアル”な映像が見られるのです。

そこが、40代、50代の観客に受ける映画かもしれません。

物語ではなく、描かれる絵に惹かれるのです。

田舎に住んでいる、住んでいた人たちに共感を得られる映像です。

そういう点では、都会人にはそれほど響かない映画かもしれません。

ただし、失ってしまったものへの郷愁という点では、普遍的かもしれませんが。

または、終わってしまうかもしれないという、諦念感もあるかもしれません。

そう考えると、最後のシーンはおまけかもしれません。

ずいぶん前に鑑賞した息子は、逢わないまま終わるのではと思ったそうです。

そのほうが自然ですし、テーマ的にも合っているような気がします。

ストーリー自体は、ネタばれ注意とかつきますが、私からみると、珍しいことはありません。

この手の話は、よくとまではいわなくても、あります。

それよりなにより、描かれた世界が、忘れていたものに触れるような感触があるのです。

それほど切なくなくて、センチでもなくて、そこらへんのさじ加減は絶妙だと思うのですが、感情が流されないのです。

それだからこそ、何か大切なものを忘れているのではないかと、作中、何度も名前をいいますが、触れそうで触れられないものを感じるのです。

ここ何年かで、悲惨な災害を経験しているため、それは地方で起こったことなのに、日本人全員がうちひしがれる感があるので、そのことを思い起こさずにはいられない、ものもあるのです。

失ったものは絶対に還ってこない、ことが逆に思い知らされる作品でもあります。

ですから、時間のずれがテーマになっていて、それが後半わかるのですが、あれほどリアルなものがどうであったかと気がついたときに、大げさですが、既視感に襲われました。

感じ方は観た方それぞれだと思いますが、私的には、『鎮魂歌』、でした。

勝手な解釈として、この作品は、「(宮崎アニメ+エヴァンゲリオン)÷2」、でもあります。

 

 

 

 

 

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 背番号 | トップ | あとを引く映画 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。